かつての連邦刑務所であるアルカトラズ島、別名ザ・ロック。

この小さな島を舞台に、男たちの熱き思いを掛けた壮大な戦いが始まります。

戦死した軍人に対する処置に不満を抱いた准将(エド・ハリス)が、化学兵器を積載したミサイルを盗み、アルカトラズに人質を取って立てこもる。

FBIは若手の化学兵器専門家(ニコラス・ケイジ)と、アルカトラズから脱獄した経験を持つ囚人(ショーン・コネリー)と一緒に、特殊部隊を送り込みいよいよザ・ロックに潜入。

ニコラス・ケイジとショーコネリーがタッグを組む痛快なアクション映画の名作。

豪華俳優陣を迎えたアクション映画「ザ・ロック」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。

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映画「ザ・ロック」の作品情報

【公開日】
1996年9月14日(日本)

【上映時間】
135分

【監督】
マイケル・ベイ

【脚本】
デヴィッド・ウェイスバーグ

【出演者】
スタンリー・グッドスピード:ニコラス・ケイジ
ジョン・パトリック・メイソン:ショーン・コネリー
フランシス・X・ハメル准将:エド・ハリス
ジェームズ・ウォマックFBI長官:ジョン・スペンサー
トム・バクスター少佐:デヴィッド・モース

 映画「ザ・ロック」のあらすじとネタバレ

アメリカ合衆国のために命を懸け、数々の戦争を戦い抜いてきた英雄ハメル准将率いる軍隊が、海軍武器庫から15其の猛毒VXガス弾頭を盗み出した。

占領されたアルカトラズ

VXガス弾頭を手に、軍隊はアルカトラズ島刑務所(通称ザ・ロック)のツアーを乗っ取る。ツアー客81名を監房に人質として収容し、ハメルは政府に電話を掛ける。

「数多くの私の部下たちは戦争で命を落とした。国のために命を懸けたのにも関わらず、国は彼らの栄誉を隠蔽し勲章の一つも与えず、遺族には慰謝料すら払わなかった。これは到底許されがたいことだ。

48時間以内に指定の口座に1億ドルを振り込め。その大半は亡くなった同志の遺族に受け渡す。残りは私の判断で活用する。振り込みが無かった場合、VXガスをサンフランシスコ市内に撃ち込む。」

そう言いハメルは電話を切った。政府は、軍や政府を知り尽くしているハメルを阻止するため、慎重に作戦を練る。

その頃、婚約者と休暇を楽しんでいたFBI化学兵器チームの天才科学者グッドスピードのもとに、政府から協力要請の電話が鳴る。

アルカトラズ奪還作戦

サンフランシスコに到着したグッドスピードは、アルカトラズへ潜り込み、VXガスを無力化するという任務を任されることとなる。

しかし、問題はどうやって島に入るかだ。

海に孤立したアルカトラズへ気づかれずに侵入するには、海の中から侵入するしかなかった。

海からの入り口の内部は複雑な迷路となっており、その迷路の抜け道を知る者はいない。

そこでFBIのウォマック長官はつぶやいた。「あの男を連れていくしかない。」

ウォマックは、役人とグッドスピードを引き連れ、連邦刑務所へ行く。

そして、狭い独房から連れ出されてきたのは、白髪の長髪を垂らした60半ばくらいの男だった。

「奴の名はジョン・メイソン。イギリスの元諜報員で、スパイ容疑でアルカトラズに収容されていたが、30年前に脱走。再び捕えられ、その存在は世間から抹消されている。」

ウォマックは史上唯一アルカトラズからの脱走に成功したメイソンに、釈放することを交換条件に、協力を持ちかける。

しかし、ウォマックはメイソンが署名した誓約書を受け取ると、それを破り捨ててしまった。

潜入開始

グッドスピードとメイソンを迎えたSEALS部隊は、ヘリから海へ飛び込み、潜水して入口に突入した。

入口を抜けると貯水室へ繋がっており、そこからは複雑にのびる通路や仕掛けを、メイソンの古い記憶を頼りに進んでいった。

洗礼された諜報員であったメイソンは、30年以上も前の記憶にもかかわらず正確に建物の構造を記憶していた。

メイソンは、でたらめに火を噴くボイラーをタイミングよくすり抜け、何手にも分かれている道にも迷うことなく進んでいく。

そして地下の下水道を進み、一行はシャワールームにたどり着く。

SEALSはグッドスピードとメイソンを残し、シャワールームへと上がる。だがそこで仕掛けてあったセンサーが作動し、敵の軍隊が押し寄せる。

隊長は必至でハメルを説得するも折り合いがつかず激しい銃撃戦となり、SEALSは全滅してしまう。

メイソンは作戦を放棄しようとするも、グッドスピードの説得を受け協力することに。2人は下水を進み、いくつかの弾頭を発見する。

一発で街一つの生物を死滅させる威力を持つ弾頭から、グッドスピードは慎重に誘導チップを外していく。

仲間割れ

グッドスピードらは首尾よく弾頭を処理し、残るは2其となる。

しかし相手はプロの軍隊。幾度の激しい交戦から逃れるも、ついに2人は捕まってしまう。

2人は独房に入れられたが、元々この独房からの脱獄経験があるメイソンは、いとも簡単に扉を開けてしまった。

2人が残りの弾頭を探し始めて間もなく、とうとうハメルの指定したタイムリミットを迎えてしまう。

2人が空を見上げると、1発のミサイルが上昇してサンフランシスコ市内に向かうのが見えた。

グッドスピードとメイソン、政府関係者が絶望のまなざしでミサイルの行き先を見つめるも、ミサイルは着弾寸前で突如進路を変え、そのまま海に落ちた。

グッドスピードとメイソンは胸をなでおろし、最後の弾頭を探す。

敵が管制塔を構える建物を捜索していると、一室から怒鳴り合いが聞こえた。

「ミサイルの進路を変えるとは、一体どういうつもりだ、ハメル准将!これで政府は、我々が腰抜けだと思うだろう!」

「私が罪のない市民を殺すと本気で思ったか。VXはあくまで脅しの道具だ。我々の作戦は失敗した。今より直ちに、ヘリでこの島から脱出する!」

「ふざけるな!俺らの金はどうするつもりだ!」

「金のことは忘れろ。」

2人が中を覗くと、4人の男たちの激しい撃ち合いが始まった。

ハメルは何度も銃弾を受け、地面に倒れこむ。メイソンは咄嗟に援護射撃を行い、ハメルを救出する。

救出されたハメルは、細い声で呟いた。「私はなんてことを。」

「最後の弾頭はどこだ!」

「灯台だ…。」

ハメルはそのまま床に倒れ、息を引き取る。

グッドスピードは急いで灯台へ向かった。

そしてとうとう最後の弾頭のチップを抜き取り、VXガスの入ったガラス瓶をポケットに入れる。

最後の戦い

その頃、大統領からアルカトラズ島爆撃の許可が下り、戦闘機が離陸する。

指揮官を失った敵の傭兵たちは、血眼になってグッドスピードを追い、銃弾を浴びせる。グッドスピードも応戦し、メイソンの助けもあって残り1人まで追い詰める。

グッドスピードは最後の傭兵と取っ組み合いになり、首を押さえつけられ窮地に立たされてしまう。

薄れゆく意識の中、グッドスピードはポケットからガラス瓶を取り出し、傭兵の口に押し込み叩き割った。

傭兵は激しく痙攣しだし、みるみる皮膚がただれていく。

自らも猛毒のガスを浴び激痛に悶えながら、グッドスピードは最後の力を振り絞り解毒用の注射を自らの心臓に突き刺した。

すると体は大きく痙攣し始め、次第に収まっていく。

グッドスピードは意識がもうろうとする中、発煙筒を炊き、迫りくる戦闘機に事態の収束を伝える。

しかし、パイロットが気づくのが遅れ、ミサイルを1発発射してしまう。少しそれたミサイルは、岩礁に当たり爆発し、グッドスピードは爆風で海に吹き飛ばされた。

エンディング

海に沈んでいくグッドスピードをメイソンが救出する。

意識を取り戻したグッドスピードは政府と無線で交信し、弾頭はすべて無力化され、人質も無事であると伝える。

政府内は歓喜に包まれる。続いてウォマックが問う。「メイソンは生きているのか?」

グッドスピードとメイソンは見つめ合う。

「爆発で死にました。早く救出に来てください。」そう言い無線を切った。

「ウォマックは君との誓約書を破り捨てたよ。」

「長らく人に感謝をしたことがないが、でもありがとう。」メイソンはそう言うと、グッドスピードに一枚のメモを渡し、どこかへ消えていった。

数日後、グッドスピードはフィアンセとメモに書かれた場所に行き、あるフィルムを発見する。

フィルムを覗いたグッドスピードは、フィアンセに向かって言った。

「なあ、JFK殺害の真犯人を知りたいかい?」

 映画「ザ・ロック」を見た感想や考察

強い責任感で任務を全うする科学者グッドスピードと自由奔放で心の読めない元凄腕諜報員メイソン。

時には怒鳴り合いをして決別しながらも、なんだかんだ互いを憎めず協力しあっていく個性派タッグの活躍から一瞬も目が離せない内容でした!

ハリウッド屈指の豪華俳優陣の共演

007シリーズのショーン・コネリーをはじめ、ハリウッドを代表するアクション俳優ニコラス・ケイジ、「アポロ13」のエド・ハリスなど超豪華キャストを迎えた今作品は、どのキャラクターからも目が離せない作品となっています。

特に元スパイであるメイソンのあの自分勝手だけど父親のような優しさもあり、渋さ満点の演技は、個人的にはショーン・コネリー以外は考えられなかったです!

この映画の魅力は何と言ってもそのストーリーにあると思います。

特に映画の舞台であるアメリカの人々にとっては身近な内容となっており、悪役のハメル准将の行動に共感する人も多いのではないでしょうか。

ハリウッドの名アクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガーは当初この映画の主演の依頼を受け断ったそうですが、後に公開された今作品を観てそのストーリーの素晴らしさから、出演を断ったことを後悔したという裏話もあります。

でも、ニコラス・ケイジとショーコネリーの素晴らしい演技を見るだけでも十分すぎると思いますよ!

映画「ザ・ロック」の評価とまとめ

派手なアクションだけでなく、登場人物一人一人の苦悩や感情を繊細に描いた作品であり、私の大のお気に入りの映画の一つでもあります。

特に、ニコラス・ケイジとショーコネリーの会話のやり取りには、名言や心に残るセリフなどが散りばめられているので、アクションばかりを見ていると見逃してしまうかもしれませんね。

元スパイと化学兵器のスペシャリストのタッグでテロリストに立ち向かうという設定だけでもワクワクしてしまうのに、ストーリー的にもしっかりしており、アクション映画が苦手な方でも楽しめるような構成にもなっています。

是非、キャストそれぞれの演技と作品全体で社会に訴えかけるその思いを感じながらご覧になってみてくださいね!

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