「ホームアローン」は、「ピクセル」や「ナイトミュージアム」を手掛けたクリス・コロンバス監督。
第63回アカデミー賞や第48回ゴールデングローブ賞にも輝いているコメディ映画です。
クリスマスの休暇を海外で過ごすマカリスター一家だが、一番末っ子のケヴィンを家に忘れてきてしまう。
そんな休暇を狙って泥棒がマカリスター家にやって来ます。
さて、ケヴィンはこの危機をどう乗り切るのか。
観ているだけで、おかしくなりお腹を抱えて笑いたくなるそんなコメディ映画。
そこで今回は映画「ホームアローン」のネタバレあらすじと感想考察や評価などをご紹介します。
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目次
映画「ホームアローン」の作品情報
【公開日】
1990年(アメリカ)
1991年6月22日(日本)
【上映時間】
103分
【監督】
クリス・コロンバス
【脚本】
ジョン・ヒューズ
【キャスト】
ケビン:マコーレー・カルキン
ハリー:ジョー・ペシ
マーヴ:ダニエル・スターン
ピーター:ジョン・ハード
ケイト:キャスリン・オハラ
バス:デヴィン・ラトレイ
映画「ホームアローン」のネタバレあらすじとラスト結末
マカリスター一家の冬休み
アメリカのシカゴに住む、マカリスター一家の子供達は冬休みの真っ最中でもう直ぐ楽しいクリスマスがやって来ます。
今年のクリスマスは、家族や親戚みんなでパリに行く事になっており準備で大忙しです。
末っ子のケビンは、意地悪な兄達にいつもいじめられていました。
それを、両親に相談しようとしてもいつもちゃんと聞いてはくれません。
その度に、ケビンは悪戯をして両親や兄妹たちを困らせます。
旅行前日
パリに行く予定の前日に、家族みんな、荷造りに大忙し。
そこに、インターホンの音がしました。
ケビンが出ると、警官がいてクリスマス前の防犯対策についての見廻りをしていると言っています。
その警官は、この一家がクリスマスにパリに旅行に行く事を知ります。
そして最後に警官は笑って去っていきましたが、ケビンはその警官の歯が金色に光っているのを見過ごしませんでした。
そして、末っ子のケビンはまだ荷造りをしなくて両親に急かされてようやく始めます。
上の兄、バスがいつも調子でケビンに意地悪を始めます。
ケビンは、両親にバスを叱ってほしくて相談しますが、まともに取り合ってくれません。
ケビンの悪戯で家の中はめちゃくちゃになり、何故か怒られるのはいつもケビンだけ。
すっかり機嫌を悪くしたケビンは屋根裏で一晩過ごす事になりました。
母親が、機嫌を直してもらおうとしますが一向に聞く耳をもちませんでした。
旅行当日
パリに行く当日、目覚ましをかけたにも関わらず全員が寝坊してしまう。
タクシーの迎えを頼んでいた一家は、子供の人数を数えるも間違えて行くはずもない親戚の子を数えたため、全員が揃っていると間違えをしてしまう。
そして、空港内ではチェックインギリギリで走るはめに。
機内で何か忘れていると思う母親のケイトですが、父親のピーターに大丈夫だと言われて信じてしまい、そのまま離陸してしまう。
その頃、マカリスター家では屋根裏で寝ていたケビンが起きてきて、皆んなの名前を呼ぶが誰も家にはいない事に不思議に思います。
庭に出で車がある事を確認して旅行には行っていないと思い、前日に「みんなが、いなくなればいいのに」と願っていたケビンのなので願いが叶ったと思い大喜びになります。
ケビンがいない
マカリスター一家がケビンがいなくなったのが気付いたのが、パリの空港で荷物を受け取った時でした。
慌てて帰りの航空券を買おうとしますが、クリスマス時期と言うこともあり空席がなく途方に暮れます。
一先ず、予約したホテルに移動しますが母親のケイトはケビンの事が気が気ではなくそのまま空港内に暫く留まることにします。
一方、ケビンは誰もいない事をいいことにやりたい放題。
いないはずの家に
この時期は、泥棒にとっては格好の餌食です。
ハリーとマーヴの2人組の泥棒は、予め下調べをしていてどの家がいつから旅行に行くのか調査済みです。
何故かと言うと、誰にも怪しまれないように、警察の格好をして家の内情を調べていたからです。
そして、ケビンの住む住宅街は金品があるとふんだ2人は、夜になるのを見計らい侵入する事にしました。
その頃、ケビンは明かりを消して寝ようとしていましたが、外の不審な車と近づいてくる足音に気づいて明かりを付けてTVもつけて人がいるように装いました。
すると、泥棒はおかしいと思いながらも人がいる家に侵入は出来ないので断念する事に。
母の想い
一方、パリにいる家族一同は近所に電話をしてケビンの様子を見てきてほしいと頼むも、みんな留守で繋がりませんでした。
警察にも連絡しても、家庭の事情などでとあしらわれる始末。
一度、様子を見に行くも変わった所がないと直ぐに引き返す事に。
気が気じゃない母は、空港である夫婦からダラス行きのチケットをようやくゲットするものの、そこから先のチケットがなく困っていると、シカゴに行くという音楽隊のバスに乗り込むことに成功。
車内では、陽気に歌う人と一緒にシカゴへ。
気付くケビン
次の日、街に買い物にきたケビンは帰り道に向かえのお爺さんと出会います。
そのお爺さんは無口で人付き合いもなく、よくシャベルを持って雪かきをするものだから周囲から恐れられていて変な噂ばかりたっていました。
その周囲の噂をケビンも真に受けて恐れていたのです。
恐れていたケビンは道路に飛び出して危うく轢かれそうになります。
その車こそ、泥棒2人組の車でした。
その時にケビンは泥棒の歯が金色に光っているのを見て、あの時に家に見回りにきた警察官だと気付いてしまいます。
留守番電話
その夜、泥棒はと言いますとケビンのご近所に盗みに入っていました。
そこで、マーヴが何気無しに電話機の留守電が点滅しているのに気付き再生をしてみると、ケビンの父親の声が出て聴こえてきました。
その内容は、ケビンが家に1人なので様子を見て来て欲しいとの事。
それを聞いた泥棒達は、あの家にはケビン1人しかいない事を知り明日の晩もう一度盗みに入る計画を練るのでした。
願い
次の日、ケビンがお出掛けしていると、盗みの計画を練っていた例の泥棒達に遭遇して追いかけ回される事になります。
何とか振り切って教会に逃げ込んだケビンは、向かいのお爺さんがお祈りしている姿をみかけて声を掛けます。
お爺さんには、息子さんがいて大喧嘩をして家を飛び出したきり会っていないということ。
本当は、会いたいんだと言う事を知ります。
その時、ケビンは本当はお爺さんにはいい人なんだと言うことを知り、自分も家族に会いたいと言い2人でお祈りをします。
勝負
ケビンは、決心します。
泥棒からお家を守るためにだと戦う事を。
教会を出たケビンは急いで家に帰り、泥棒をむかいいれる準備を始めました。
いつも、兄妹達と喧嘩をして悪戯しているケビンにとって、その相手が泥棒に変わっただけで楽勝でした。
まずは、侵入口の玄関と地下室のドアを固めます。
家中に沢山の仕掛けをして夜9時を待ちます。
そして、決戦の9時になりました。案の定、泥棒がやってきて玄関と地下室に回った2人は家の中に入るだけで悪戦苦闘。
そして、ようやく入れたかと思うとバーナで頭を焼かれたり、接着剤とラップで顔が引っ付いたり、ペンキまみれになったりと。
惨めな格好になった2人だが余計にケビンを捕まえる事に躍起になります。
危機一髪
そして、ついにケビンを追い詰めた2人は悪巧みを始めようとします。
子がおかしいと思った向かいのお爺さんがケビンを助けようと、シャベルを持って2人の頭を思いっきり殴り気絶させて間一髪でケビンを助け出しました。
お爺さんが警察を呼び、その間縄で縛り付けられた泥棒達。警察が家の前にきて捕まった時と同時にお母さんが戻ってきました。
一瞬、焦ったお母さんでしたがケビンの無事な姿を見て安心して思いっきり抱きしめました。
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映画「ホームアローン」の感想考察と評価まとめ
泥棒が侵入するまでの経緯。
泥棒が家には入るまでの経緯やケビンの悪戯の仕掛けなどは、とてもよく出来ていると思いました。
そして、その中にも家族の想いや絆、家族の団結などが見られました。
観ているお客さんを退屈させない。
終わった後で、疑問を持たせない映画に出来ています。何回も観ても飽きない映画だと思います。
何度でも観たくなる
子供の頃に1度観て、冬になるとまた観たくなる。
そして、大きくなり自分の子供と一緒に観たくなるそんな映画です。
特に今の現代において、コミニケーションが少なくなっています。
この映画を観て、近所の付き合い方や親子の会話について、再確認出来ていかに大切かが分かるんじゃないかと感じました。
評価とまとめ
映画の設定がクリスマスという事もあり、街にはクリスマスイルミネーションで飾られていてとても綺麗で参考になる部分もあると思いました。
ケビンの無邪気さや泥棒に立ち向かう勇敢さは、観ていて勇気づけられます。
また、面白いぐらいに泥棒2人組が、ケビンの罠にハマっていくのでお腹をかかえて笑いたくなります。
ストレスが溜まった時とか何も考えたくない時とかに観るといいかもしれません。
素直な気持ちで笑えて終わった時に、気持ちがスッキリしていることでしょう。
ただ、真似をしてはいけません。
映画の中では、大火傷ぐらいで済んでいますが実際はそうはいきませんから。
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