「ラストベガス」は、2014年に公開された作品で子供の頃から友人だった4人が繰り広げる友情のストーリーになっています。
この作品では、友情や死や愛などがストーリーで描かれていて、男女関係なく幅広い年代が楽しめる作品です。
子供の頃から仲良しの4人組。
楽しい事ばかりではありませんでしたが、何よりも大切な仲間たち。
しかし、50年の時が流れそれぞれの人生は終盤に差し掛かっていました。
ずっと独身を貫いてきたビリーは、ある日知人の葬儀で決心をして……。
この作品では、4人の幼馴染を中心にそれぞれの苦悩や人生が描かれています。
ラスベガスが舞台になっているストーリーで、パーティーやカジノなどが楽しめる作品です。
それでは、映画「ラストベガス」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
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目次
映画「ラストベガス」の作品情報
【公開日】
2014年5月24日(日本)
【上映時間】
105分
【監督】
ジョン・タートルトープ
【脚本】
ダン・フォーゲルマン
【出演者】
マイケル・ダグラス
ロバート・デ・ニーロ
モーガン・フリーマン
ケヴィン・クライン
映画「ラストベガス」のネタバレあらすじ
子供の頃から仲良しの4人組、サムとパディとビリーとアーチ―。
パディとビリーは、親友でライバル。
2人は、ソフィを好きになり彼女はパディと付き合い結婚しました。
一緒に年を取り、ソフィは他界してしまいます。
時が流れ、サムは妻と健康の為にエクササイズを。
アーチ―は、孫ができましたが、発作を起こしたことがあり息子から過保護に心配される日々にうんざりしていました。
パディは、ソフィを亡くし無気力でしたが、お隣さんのアプローチがしつこく断り続けます。
ビリーは、ウォール街で成功しとても若い女性と付き合っていました。
彼は、知人の葬式に出席することになり孤独に死ぬのが嫌になって恋人と結婚することに。
ビリーは、アーチーとサムに電話をかけて結婚の報告をしました。
アーチーとサムは、豪華にベガスでバチュラ―パーティーをしようと言い出します。
2人は、一番気難しいパディの説得を引き受けビリーに「絶対4人で集まるんだ」と約束をしました。
パディは、ビリーがソフィの葬儀に出席しなかったことで怒っていたのです。
ラスベガスへ
サムは、妻に見送られラスベガスで隠し通す事を条件に1回だけ浮気をする許可を得て大喜び。
アーチーは、過保護な息子から逃げる為にウソをつき窓から逃亡しサムと合流。
パディの元へ向かったサムは「3人でベガスへ行って楽しもう」とウソをつきます。
ビリーが来ないと聞いて、「幼馴染よりも大事な用があるのか?」と怒っていたパディでしたが、アーチーがしんどそうに迎えに来たことで渋々同行します。
いざ空港でビリーと会ったパディは、「帰る」と言い出しましたが、サムとアーチーに「仲良くしなければ許さない」と言われ、4人でベガスを楽しむことに。
しかし、ホテルの予約がとれておらず、最初から問題にぶつかってしまいます。
サムとアーチーが、他のホテルを手配している間ラウンジへ行ったビリー。
するとそこで歌っているダイアナに目を奪われます。
ビリーの後を追いかけてきたみんなもダイアナのことを気に入り、一緒に飲むことに。
一緒にカジノに向かうことになり、ダイアナとパディは親しくなります。
しかし、ビリーが挙式の下見をする為にダイアナが道案内をすることに。
その間アーチーは、貯金の半分をブラックジャックで賭けて遊びはじめました。
サムは、妻から浮気の許可をもらったので遊んでくれる女性を探しに行きましたが、モーリスという女装家に出会い仲良くなります。
違和感
ダイアナと挙式を下見したビリーは、お互いのことを話し仲良くなりました。
彼女は、会社でリストラされたことがきっかけでラスベガスに来て歌手として歌うことにしたと明かします。
ビリーは、ダイアナと過ごす時間が楽しくタクシーで送り出した後も少し彼女のすがたを眺めていました。
すっかり女装家たちと仲良くなっていたサムは、パディに呼ばれアーチーの元へ。
アーチーが負けているのかと思っていた2人でしたが、8万5千ドルも勝っていたのです。
見ていたカジノの従業員は、少しでもお金を取り戻す為にVIPルームを用意しそこに泊まることに。
コンシェルジュになったロニーは、アーティストのフィディの担当をする予定だったのでがっかりします。
部屋が豪華で喜ぶ4人。
しかし、パディはビリーと2人になった時に葬儀に来なかった話をしました。
ソフィは、自分の葬儀の湿っぽい雰囲気をビリーに笑い飛ばしてもらう為に弔辞を言って欲しいと願っていたのです。
謝るビリーでしたが、パディはどうしても許すことができませんでした。
パディは、部屋を出て行きます。
仲間
ナイトクラブに向かった3人は、なかなか順番が来なかったので直接ボディーガードと話しVIP席に入りました。
そのころパディは、部屋で1人夕食を食べていましたが、アーチーの携帯に息子からの電話が何度もかかり気になってナイトクラブへ向かいます。
サムとビリーが女性と話していると、若い女性に絡んでくる男性が。
年寄りは黙ってろと言いサムを突き飛ばし、ビリーにくってかかります。
すると、駆けつけたパディが男性を殴り「侮辱は許さない」と言い放ちました。
その様子を見ていたロニーは、「あんたたち最高。」と言って男性をクラブの外へ追い出します。
翌日パディは、みんなが寝ている間に1人でダイアナに会いに行きました。
彼は、ダイアナに昔の話をして「ソフィは、ビリーじゃなくて俺を選んだ」と言います。
ダイアナは、「ソフィのことは知らないけれど、いつまでも落ち込むのは良くない」と助言しました。
そして、パディは今夜のパーティーにソフィを誘います。
仲直りと助言
プールサイドのビリーに会いに行ったパディは「ソフィを忘れ前に進む」と言いました。
そのあと「友として1つ聞くが、婚約者を愛してるか?」とビリーに尋ねます。
パディは、葬儀で70歳の男が若い子に求婚なんて死に直面し怖くなったとしか思えないとビリーに言い「明日までよく考えろ」と助言をしました。
アーチーとサムもやって来たあとに、昨日の男性がロニーに連れられ謝罪しに来ます。
ロニーは、4人がマフィアの幹部だと嘘をつき、ビリーたちも話しを合わせてからかいました。
しかし男性は気づかず、自らパシリをするから許してくれと言います。
サムたちは、ロニーと一緒にパーティーの計画を練りパシリになったディーンと一緒にチラシを配りました。
クールなスーツを用意し、パーティーの準備が着々と整うなか、ビリーはダイアナのもとへ。
本心
ビリーと一緒に過ごしたダイアナは、「なぜ今まで結婚しなかったの?」と尋ねました。
そうゆうタイプではないと答えはぐらかしたビリーでしたが、「1人だけ愛した人がいる。でも逃したんだ」と笑います。
そして2人は、ビルの上になる絶叫マシンに乗りました。
ダイアナは、一つだけ質問がと言い出し「なぜ明日結婚するのに、私と会っているの?」と尋ねます。
その質問をし返したビリーでしたが、ダイアナは「好きだからよ。一目見たときから」と微笑みました。
そして、婚約者を好きなら仕方がないけれどと言うと絶叫マシンが動き出し叫び声をあげます。
ビリーは、絶叫マシンを降りてダイアナにソフィのことを打ち明けました。
子供の頃からソフィが好きだったパディとビリー。
3人とも成長したある日、ビリーは自分かパディのどちらかを選べと迫ったのです。
そしてビリーの元にソフィが。
しかしビリーは、ソフィにはパディの方が合っていると思い彼女をパディのもとへ行かせたのです。
パディは、そのことを知りませんでした。
ビリーは、ダイアナをパーティーに誘い彼女は「複雑だわ」と言います。
パーティー
ビリーが帰ってきて、パーティーが開始しました。
色々な人が集まり盛り上がるなか、パディはついに結婚指輪を外します。
アーチーは、フロアで踊りだし華麗なステップでその場を盛り上げました。
そんな中ロニーが元々担当するはずだったフィフティーが来ましたが、「内輪のパーティーだ」と断ります。
サムは、クラブで守った女性とパーティーで再会しました。
アーチーは、ディーンが女性に見惚れているのに気づき「紳士的に褒めるんだ。」とアドバイスをして背中を押します。
ディーンは、アーチーのアドバイスで女性とダンスホールへ。
するとそこへアーチーの息子が現れ、心配したと怒りはじめます。
アーチーは、「大事な付き合いもある。隠したのは謝るが、好きなことをして楽しみたいし、今は息子と一緒に飲みたい」と言って、バーカウンターへ向かっていきました。
女性を部屋に案内したサムは、浮気のチャンスが。
しかしアーチーは、「君と寝たい。けど、いい出来事はいつも妻に1番に話してきた。最高の出来事でも、妻に話せなければ最高の出来事ではなくなるんだ」と彼女に言います。
彼女は「私もこうゆう人と結婚する」と言って微笑み去って行きました。
ビリーは、パディの元へ行き話をします。
するとパディが「ダイアナを待っている。彼女が好きなんだ。生きがいを見つけたい」とビリーに打ち明けました。
ビリーの表情を見たパディは、「お前もなのか。なんてこった」と彼もダイアナが好きなことに気づきます。
真実
ダイアナが会場へやって来て、2人は彼女の元へ。
ビリーは、プールにパディを落としダイアナを連れて2階へ行ってしまいます。
ダイアナは「婚約者とわかれるまでキスはしない」と言いましたが、ビリーは孤独なパディの支えになって欲しいと彼女に言いました。
予想外の答えに驚くダイアナでしたが「ソフィと同じように私を彼に譲るの?」と言い放ちます。
すると、追いかけてきたパディがその話しを聞いてしまい「本当か?幻だったんだな」と言って去って行きました。
追いかけようとするビリーでしたが、パディは会場へ戻り落ち込みます。
その様子に気づいたサムとアーチーは声をかけましたが、彼は何も言わずに外へ出て行ってしまいました。
ポケットの婚約指輪を取り出したパディは、指輪を見つめ引き換えしていきます。
翌日パディは、プールサイドに居るビリーの元へ。
ビリーは若かったと言いましたが、パディは「お前は女と暮らしたことがないからわかってない。愛する相手を指定することはできないんだよ。ソフィは俺を愛していた。お前は彼女を愛してるのか」と尋ねます。
すると、ビリーの婚約者が駆けつけ立ち上がった彼をパディが落としました。
そして、婚約者の元へ行き「50年前ビリーのおかげで愛する人と結婚した。借りを返したい。」と言って彼女にビリーの本心を伝えます。
プールから上がったビリーは、婚約者と2人で話し頬を叩かれました。
手にした幸せ
荷造りをするビリーの元へ行った3人。
ビリーは、日に日に老いを感じ受け入れることができなかったと言います。
そして「ソフィの葬儀に行けなかった。別れが耐えられなかったんだ」と本心を語りました。
俺は孤独な老人だというビリーでしたが、「俺たちがいる」と励まされダイアナの元へ。
ビリーは彼女に「たった2日で虜にされた。キスしてくれる?まだ足りない?」と尋ねました。
ダイアナとビリーはキスし、お互いの気持ちに正直になります。
荷造りをしているとロニーがやって来て、「今までの誰よりもクールだった。誠意と愛ほど美しいものはない。悪党の友情は除く」と言いました。
空港へ行ったみんなは、来年の予定を立てます。
ビリーは「お前たちは俺の宝だ。不細工だけど」と笑いました。
みんなは別々の方向へ。
2か月後、ビリーはみんなに電話をかけました。
パディは、お隣さんと仲良くなり新しい彼女が。
ビリーは、ダイアナと結婚するという報告をしたのです。
アーチーは、孫と遊んでいてサムは、奥さんと一緒にベッドにいました。
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映画「ラストベガス」を見た感想と考察
映画「ラストベガス」は、たくさんの良いシーンがあり人生について考えさせられる作品になっています。
キャストが豪華すぎ
この作品では、マイケル・ダグラスとロバート・デ・ニーロとモーガン・フリーマンとケヴィン・クラインという日本でも有名なハリウッドスターが共演しています。
たくさんの作品で主演を演じているキャスト同士の共演になっているので、映画好きには見逃せない作品ですね。
他の作品では決して楽しむことのできない、4人の共演をぜひ見逃さないでください。
とにかくクール
映画「ラストベガス」では、スーツやセリフやダンスがおしゃれでクールです。
パーティーの時の4人のスーツ姿はとてもかっこよく、モーガン・フリーマンのダンスは見どころになっています。
パシリになったディーンにアドバイスする姿など、粋なシーンが満載です。
感動のストーリー
パディが、長年連れ添ったソフィが選んだのは自分ではなかったことを知りショックを受けていました。
ですがパディは、ビリーに言われただけでソフィが自分と結婚し最期まで連れ添ったわけではないと気づきます。
私も、ソフィが本当にパディを愛し共にいたと思い一緒に居たと思いました。
ビリーが言っていたように、別れが辛すぎて葬儀に行けなかったと打ち明けたシーンなども感動的になっています。
彼の性格をストーリーで理解したあとの本心になっているので、素直な言葉がより涙を誘っていましたね。
映画「ラストベガス」の評価とまとめ
年をとっても変わらない友情が描かれている映画「ラストベガス」。
4人の願いや日々の苦悩が描かれていて、前向きなエンディングシーンが感動的になっています。
人生を考えさせられ、人間関係を深く語っており豪華な4人のキャストがそれぞれを上手く演じているのは必見!
豪華なキャストで一生変わらない男たちの友情が描かれているので、壁にぶち当たってしまった時や、友達に会いたくなった時に楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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