「ソーシャル・ネットワーク」は、2010年にアメリカ合衆国と日本やカナダで公開された作品になっています。
たくさんの有名な作品で活躍しているジェシー・アイゼンバーグが主役を務めている実話をもとにした作品です。
この作品で描かれるのは、Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの学生時代になっています。
元カノに振られたマークは、彼女への腹いせに女子のランク付けを開始。
最低な行為をしたマークでしたが、それがFacebookの第一歩となり……。
この作品では、Facebookを創設したきっかけや主人公と周りの登場人物との関係などが描かれたストーリーになっています。
Facebookをしていない人でも、ウェブデザインなどに詳しくない人でもドキュメンタリーとして楽しめる作品です。
それでは、映画「ソーシャル・ネットワーク」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
スポンサーリンク
目次
映画「ソーシャル・ネットワーク」の作品情報
【公開日】
2010年10月23日(日本)
【上映時間】
120分
【監督】
デヴィッド・フィンチャー
【脚本】
アーロン・ソーキン
【出演者】
ジェシー・アイゼンバーグ
アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク
アーミー・ハマー
ジョシュ・ペンス
マックス・ミンゲラ
ルーニー・マーラ
映画「ソーシャル・ネットワーク」のネタバレあらすじ
主人公のマークは、恋人のエリカとデートしていました。
ハーバードには、秘密クラブがあり有名な大統領などもフェニックスクラブの会員だったと言われていました。
マークは、何かフェニックスクラブに認められて入会したいと思っていたのです。
エリカは、マークが1度に2つのことを話すので、会話が前に進まずうんざりしてしまいます。
マークは、すぐにエリカの上げ足を取り細かいことにいちいち口を出しました。
エリカは、マークの失礼で高圧的な態度が我慢できず「あなたと一緒にいると疲れるから、別れる」と言います。
マークは彼女を引き留めようとしましたが、彼女の学歴や大学を侮辱し逆に怒らせてしまいました。
激怒したエリカは、「あなたがオタクだからじゃない。性格が最低だからよ」と言って去っていきます。
最悪のゲーム
ハーバード大学の寮に戻ったマークは、ビールを片手にブログにエリカの悪口を綴り始めたのです。
エリカの体系のことや、出身のことなどをネットで晒すという最低な行為をしただけでなく、ハーバードの寮の名観をハッキングして女子たちを比べるゲームを作り出します。
すると部屋にエドゥアルドがやって来たので、アルゴリズムを教えてもらいプログラムに組み込みました。
エドゥアルドは、マークを慰めに来ただけでしたが、彼のアイデアに乗ってしまいます。
プログラミングが完成し、マークが3人に送るとあっと言う間に広がっていき男子たちはあっという間にゲームに夢中になりました。
アクセスが集中し、ハーバードのネットワークはパンクしてしまいます。
そのころエリカは、マークがネットに流した情報のせいで男子からからかわれ傷つき涙を流していたのです。
勧誘
大学に呼び出されたマークは、「既に女性たちに謝罪したが、システムをハッキングしたことは感謝して欲しい」と言いました。
驚く役員たちにマークは、「システムの疾患は明白だ。僕は隠れずにシステムをハッキングしたのに突き止めるのに4時間もかかったなんて」と言い放ったのです。
見せしめとしてネットワークを使えなくされたマーク。
授業に出席していても、女子たちから悪口の紙が回ってくるので席を立ってしまいました。
ボート部の双子ウィンクルボスは、マークの噂を聞いて勧誘することに決めます。
ウィンクルボスに呼び出されたマークは、ハーバード専用のコミュニケーションシステムを作りたいと言われました。
彼らの誘いに乗ったマーク。
その後エドゥアルドの元へ行ったマークは、コミュニケーションシステムのことを話そうとしましたが、「フェニックスクラブの試験に合格して、今4段階目だ」と言われ固まってしまいます。
その後、マークは「あのサイトの利点は、知っている人物がいるからあれだけ盛り上がったんだ。相手が認証することで、プロフィールや写真を見られるようになる」と言いました。
マークは、エドゥアルドに出資を頼み「70%が僕で、君が30%でCEOだ」と言います。
エドゥアルドは、マークの誘いに乗りました。
?つき
マークは、ウィンクルボスの連絡をずっと交わし続けたのです。
そして「その程度のシステムで収益ができるかなぞだ」と連絡します。
彼は、一人でプログラムを構築しエドゥアルドは資金だけを彼に渡していました。
マークはついに、2004年1月11日「ザ・フェイスブック」を立ち上げたのです。
サイトを立ち上げたマークは、友人が好きな女の子に彼氏がいるかどうかの相談をしてきたことであることを思いつきます。
マークは、サイトに交際ステータスを追加したのです。
そしてエドゥアルドと自分の名前をCEOの欄に入れて、何人かに送信しました。
そのころウィンクルボスは、マークの作ったザ・フェイスブックを見て驚き激怒します。
自分のサイトのアイデアを盗まれたと弁護士に相談しました。
ザ・フェイスブックは、1人で650人の生徒が登録し爆発的に広がっていたのです。
弁護士を立てて訴訟を始めたウィンクルボス兄弟は、自分たちのアイデアを盗んだと言い出しました。
マークは、一気にハーバード大学の人気者になります。
登録のユーザーは4000人を超え、エドゥアルドは広告を出そうと言いましたが「クールじゃ無くなればサイトの意味はない」と言いました。
飲みに行ったマークは、エリカを見かけて声をかけます。
エリカは怒っていて「あなたの考えは賢いクセに、ネットに書いたことが消せないと知らないの?」と言いはなちました。
マークは、エリカを見返す為にハーバード大学だけでなくザ・フェイスブックを他の大学にも広げることにしたのです。
現れた無法者
たくさんの大学にザ・フェイスブックが広がり、ナップスターという無料音楽ダウンロードシステムを作りあげたショーン・パーカーがマークのことを知ります。
ショーンは、マークを呼び出しエドゥアルドも同行しました。
しかしエドゥアルドは、ショーンの悪い噂を調べていたのでマークに「彼は必要ない」と言います。
マークは、ショーンのことを尊敬していて彼の話を楽しく聞いていました。
エドゥアルドは、ナップスターの話しかしないショーンにうんざりします。
ショーンの話は全く止まらず、マークは「ザ・フェイスブックのザはいらない。無い方がクールだ」と言いました。
エドゥアルドは、「広告を出そうとしているのに、マークが納得しない」とショーンに言います。
ショーンは、「フェイスブックの価値を10億ドルまで引き上げることを目標にすべきだ」と言って去っていきました。
その後、エドゥアルドはフェニックスクラブの決まりでニワトリの世話をするように言いつけられ、虐待のうわさが経ってしまったのです。
フェイスブックの創設者だとエドゥアルドも知られているので、マークは経営に関わると注意します。
独壇場
マークは、ショーンの言うことを聞き西海岸に家を借りることに。
エドゥアルドは、ショーンのことが嫌いでマークに反対しましたが、彼は聞く耳を持ちませんでした。
マークは、インターンを雇う為に酒を飲みながらハッキングさせることに。
エドゥアルドは、結局マークの力になる為に1万8千ドルの資金を渡します。
マークは、西海岸に引っ越しエドゥアルドはその間にフェイスブックのスポンサーを探しました。
すると、ショーンがたまたま訪ねてきてマークと再会します。
ショーンは、マイクをバーに誘いヴィクトリア・シークレットの話しを教えました。
ブランドを立ち上げた人物は、自分の会社がどこまで大きくなるか予想できず、大損し自殺したのです。
そして、ショーンがナップスターを立ち上げた理由が女だったと打ち明け、マークと同類だと言いました。
エドゥアルドがいないことを利用して、ショーンはマークを洗脳していきます。
目標を聞かれたマークは、「夏の間に100校に広げる」と言いましたが、ショーンは「俺なら2大陸に広げてやる」と宣言しました。
その常葉に感心したマークは、自分の家に彼を招き入れます。
新しい風
ウィンクルボス兄弟は、マークのことも影響しボートの試合でも負けてしまいました。
その後のパーティーで兄弟は、フェイスブックがアメリカ以外にも広がっていることを知ります。
ウィンクルボス兄弟は、お金とコネを使ってマークを訴えようと言い出しました。
そのころエドゥアルドは、西海岸の家にやってきてショーンのせいで女性たちも入り浸り無茶苦茶になっている様子を見て激怒します。
家にいた女性が若く見えたので、エドゥアルドは「年齢を確認したのか?彼女が持っているのはドラッグ?」と問い詰めますが、かわされてしまいました。
エドゥアルドの怒りは爆発し、マークに2人で話そうと言います。
マークは、エドゥアルドからの連絡を全然返していませんでした。
エドゥアルドは、将来の為のインターンなどを捨ててフェイスブックに捧げていたのです。
マークは、エドゥアルドの話しを全然聞かず、彼はマークに貸した口座を凍結してしまいます。
その一方で、マークはショーンのコネで色々な所から投資を受けられることになりました。
凍結されたことに気づいたマークは「フェイスブックがクラッシュしたら、全てが無意味になる」とエドゥアルドに激怒します。
エドゥアルドは、子供じみたことをしたと謝罪しました。
マークはエドゥアルドを許し、「50万ドルの資金と会社とオフィスが手に入った。俺たちやったな」と言います。
書類にサインしにマークたちの元へ行ったエドゥアルドは、ショーンが株を保有することに少し不満を持ちながら渋々承諾しました。
しかし、その書類には大きな落とし穴があったのです。
その後、100万人突破パーティーが行われることになりエドゥアルドが再び会社に向かうと、新しい投資家にエドゥアルドの株が全て持っていかれることになっていました。
ショーンは、「友達だと思ってたのに、騙したのか」と言います。
マークは、「CFOのくせにお前は足を引っ張ったんだ」と言い合いになり、エドゥアルドは弁護士を雇うと宣言し去っていきました。
エドゥアルドは、横から口を出してくるショーンにも激怒し「お前は口を出すな」と言い放ちます。
エドゥアルドが去りショーンにマークは「あんなにひどく言うことはなかった」と言いました。
マークは、100万人突破しても楽しい気分にはなりませんでした。
化けの皮
家でパーティーをショーンたちがしていると、警察がやってきてみんなを帰らせます。
しかし、2階でドラッグを楽しんでいたショーン。
警察に気づき、急いでドラッグを隠したショーンでしたが、そこにいる女性たちはまだ未成年だったのです。
ショーンは、ドラッグを持っていることも未成年だったことも知らないと言いましたが、ウソは通じず逮捕されてしまいます。
会社に残っていたマークは、ショーンからの電話を受けてすぐにニュースになると気づきました。
ショーンはマークにもウソをつき「信じてくれ」と言いましたが、彼はもう信用できないと判断します。
エドゥアルドが正しかったと、マークは気づきました。
ショーンは、逮捕された後も株を保有していました。
裁判
マークは、自分のアイデアを盗んだと言っているウィンクルボス兄弟との裁判に。
それだけではなく、親友だったエドゥアルドとも戦うことになってしまいました。
ウィンクルボスとの裁判中もフェイスブックのことを考えていたマークでしたが、エドゥアルドの時に関してはそうではなかったのです。
エドゥアルドも、マークとフェイスブックを立ち上げたことなどを思い返しながら辛そうな表情を浮かべます。
弁護士にマークは、和解するしかないと言われてしまいました。
マークには勝てる自信がありましたが、陪審員は味方をしないと言われてしまったのです。
そして「あなたは最低じゃない。けどそう見える生き方をしてるわ」と言われてしまいました。
スポンサーリンク
映画「ソーシャル・ネットワーク」の感想と考察やその後
映画「ソーシャル・ネットワーク」は、主人公のマークがフェイスブックを立ち上げるまでの経緯と、その後の苦悩が描かれていました。
壮絶なドキュメンタリーであるこの映画は、実話をもとにしており、訴訟などの関わった人物も実在していたのには、驚きました。
フェイスブックができるきっかけがとても興味深く、また考えさせられる感じに思えます。
ヴィクトリア・シークレット
ストーリーでショーンがマークに話した「ヴィクトリア・シークレット」の話しも実話になっていました。
ヴィクトリア・シークレットを立ち上げたロイという人物は、男性が妻の下着を買いに行けるような店を作るのを目標にし、事業は大成功400万ドルで会社を売却します。
しかし、売却からわずか2年で会社の価値が5億にあがり、ゴールデンブリッジからロイは身投げしたのです。
ウィンクルボス兄弟
ウィンクルボス兄弟とマークの裁判は、6500万ドルで和解しました。
秘密保持契約書にサインをもらう必要があったので、マークの方が折れるという形で和解したようです。
ウィンクルボス兄弟は、ボートのオリンピック選手としても活躍していました。
エドゥアルド
金額が非公開でマークと和解しています。
そして、フェイスブックの創設者として今も名前を残して今は5%の株を所有。
映画「ソーシャル・ネットワーク」の評価とまとめ
映画「ソーシャル・ネットワーク」の見どころは、主人公の閃きです。
マークは、とても賢く人間味がある人物とは言えませんが、アイデアやひらめきにとても長けています。
日本でもFacebookを利用している方は多く、企業の広告や宣伝として利用されている事も多いです。
経営者の方や、企業を始めたい方には手本になる部分があるのではないでしょうか。
主人公のマーク・ザッカーバーグがフェイスブックを創立する映画「ソーシャル・ネットワーク」。
プログラミングやアルゴリズムなどを知らなくても楽しめる作品になっています。
ドキュメンタリー作品になっているので、経営や経済学などを勉強している方にもおすすめですが、人生の失敗や現状から抜け出す方法などを学びたい時に楽しんでみるのはいかがでしょうか。
スポンサーリンク