「素晴らしきかな、人生」は、1946年に公開された映画のリメイク版になっています。

愛や時間や死に関することがテーマになっていて、生きて行く時に大事なことが描かれた作品です。

この作品では、登場人物たちの悩みや葛藤や変化していく姿が見どころになっています。

会社の凄腕社長のハワードは、最愛の娘を亡くし全てが変わってしまいました。

ハワードのことを心配する同僚たちでしたが、彼らにも抱えている問題があり……。

この作品では、人生について考えさせられる感動的なストーリーになっています。

映画「素晴らしきかな、人生」は、豪華なキャストたちが熱演している素晴らしい作品です。

それでは、映画「素晴らしきかな人生」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。

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映画「素晴らしきかな、人生」の作品情報

【公開日】
2016年12月15日(日本)

【上映時間】
97分

【監督】
デヴィット・フランケル

【脚本】
アラン・ローブ

【出演者】
ウィル・スミス
エドワード・ノートン
キーラ・ナイトレイ
マイケル・ペーニャ
ナオミ・ハリス
ケイト・ウィンスレット
ヘレン・ミレン

映画「素晴らしきかな、人生」のネタバレとあらすじ

社長のハワードは、まさに成功者で部下からも慕われ外部からも業績を認められていました。

彼は「愛・時間・死の3つの概念が人を結んでいる。すべてはそこから始まる」というのが口癖だったのです。

しかし、会社のパーティーが開かれた3年後のハワードには、かつての面影はありませんでした。

彼の最愛の娘が亡くなり、ハワードはまるで存在していないかのように振舞っていたのです。

オフィスへきては、ドミノを組み立てて崩し帰っていく日々。

彼は、親友であり同僚のホイットとクレアとサイモンに心配されていました。

しかし、彼が仕事をせず口もきかないことが原因で会社が傾き、大手から買収の話が出ていたのです。

ホイットたちは、株を売ろうとしましたが、ハワードの承諾がないと売れませんでした。

彼らは、探偵を雇ってハワードのことを監視し、CEOを解任させ会社を売ろうとしていたのです。

しかしクレアとサイモンは、ハワードが可哀そうだとおもい罪悪感を感じます。

出し続けた手紙

ホイットたちが雇った探偵は、彼が毎日のように手紙を出していると報告しました。

ハワードは、「愛・時間・死」に対して文句の手紙を出していたのです。

探偵はその手紙をホイットたちに見せました。

ハワードは、娘を奪った3つの存在に対して怒りを手紙でぶちまけていたのです。

クレアは、ハワードが手紙で自分の抱えている気持ちを吐き出していると知り、会いに行きました。

夕食を買って持って行ったクレアでしたが、ハワードは姿を現しませんでした。

ホイットは、休日に娘と会いましたが、離婚した妻と新しいパパと過ごすと言われてしまいます。

娘は、浮気して母親を傷つけたハワードを許していなかったのです。

その後出社したホイットは、ハワードに会社の買収の話をしましたが彼は足早に去っていってしまいます。

その一方でクレアは、パソコンで精子バンクのサイトを見ながら悩んでいました。

ホイットは、ヘーゲル劇場で練習をしているエイミーという女性と出会います。

3つの存在

ヘーゲル劇場では、エイミーと一緒にブリジットとラフィに出会ったホイットは、「良い芝居だ」と褒めました。

彼が去っていくとブリジットがエイミーに「やったわね」と言います。

ホイットには、認知症を抱えている母親がいて彼女はオオカミやアライグマの話をすることがあり、空想の世界に彼も話を合わせていたのです。

母親と話をしていたホイットは、エイミーたちに愛と時間と死になってもらいハワードと話をしてもらおうと考えました。

ハワードに現実を見せるよりも、彼がぶつけている怒りを役者たちにぶつけさせようとします。

役者たちに事情を説明し、2万ドルで役を引き受けてもらうことに。

しかしエイミーは、「そんなことはよくない」と言いましたが、クレアは「彼が人生を憎んでいる状況を変えたい」と告げ、契約を結びます。

条件として、3人の役者たちはハワードにしか見えないという設定にしました。

若い青年のラフィが時間を、エイミーが愛を、老婆のブリジットは死を演じることに。

役者たちに手紙を見せ、それぞれ打ち合わせをしました。

始まり

ハワードは、週に1度向かう場所がありました。

そこは、子供を亡くした親たちが集う場所で、彼はいつも外から様子を見て中には入りませんでした。

翌日ブリジットはハワードの前に現れ、「私のことを貶したわね。手紙で」と言います。

ハワードは、「どこで手紙を手に入れた」と聞くとブリジットは「初めまして。会えてうれしいでしょ」と言いましたが、彼は立ち上がり逃げ出そうとしました。

しかし、「あのおじさん誰と話しているの?」と子供が言い、ハワードは驚いて逃げ出します。

その後ブリジットは、サイモンに「彼は私が死だと信じたわ」と報告しました。

子供を失った母親は、みんなの前で「ある日病院へ行くと、息子のベッドの横にスーツケースがあった。死が迫った5歳の息子に誰かが退院できると言ったのかと思い激怒したけど、息子は”帰らないよ。僕は天国へ行くんだ”と言って4時間後息を引き取った」と涙ながらに話します。

すると、そこへハワードが入ってきて「こんばんは。どうぞ座って」と言われました。

小さな翼の会の会長のマデリンは、会が終わりハワードに「何故今夜は入ってきたの?」と尋ねます。

ハワードは、彼女に名前を尋ねると「マデリンよ。私の娘はオリビア多形性膠芽腫で6歳で亡くなったの」と言いました。

マデリンがハワードに子供のことを尋ねると、彼が逃げ出そうとしたので「いいわ。話さなくても」と言います。

ハワードは彼女に「自分を取り戻したいんだ」と打ち明け、「また顔を出してね」と別れました。

かけがえのない時間

サイモンの元へ契約書を持ってきたブリジットは、彼の異様な咳を心配し「病気なの?」と尋ねます。

彼は、息子が生まれる2週間前に多発性骨髄腫という持病が再発し、病状は既に最終段階だったのです。

サイモンは、家族にも打ち明けておらず、せめてお金を残したいと考えていました。

そのころオフィスに行ったハワードは、時間を担当しているラフィに出会います。

ラフィは手紙を取り出し、「この手紙は間違いだ。俺が必要だから書いたんだろ。みんな俺に文句ばかりだ。毎日はプレゼントだ、与えてやってるのに無駄にするな。文句の手紙を書きたいのはこっちだ」と言い放って去っていきました。

愛とは

その後レストランで食事をしているハワードの元へ、愛担当のエイミーが。

エイミーは、「愛にさようならはできない。私は全てに宿っている。受け入れれば、元のあなたに戻れるかもしれない」とハワードに言いましたが、彼は去っていきました。

失敗したかもしれないと言うエイミーでしたが、ホイットは「名演技だった」と言います。

その後みんなでミーティングし、ホイットたちは「ハワードを刺激してリアクションを引き出してくれ」と頼みました。

ホイットたちは、ハワードの姿を映像で録画しエイミーたちの姿を消すことで、役員たちに彼が異常だと思わせようとしたのです。

反対するエイミーは「人として間違っている」と言って去ってしまいます。

その頃小さな翼の会に向かったハワードは、マデリンに「幻想をみることがある?」と聞きました。

子供を亡くした人の仲には、ストレスで幻覚を見るひとも多くいたのです。

マデリンに打ち明けようとするハワードでしたが、上手く話せずに辞めてしまいます。

彼女は、普通に話しをしようと言って彼を連れ出し「あなたも離婚したのね。私もよ。でもまだ愛してる」と手紙を出しました。

その言葉を聞いたハワードは、「もう何が愛かもわからない」と打ち明けます。

ハワードは、手紙を見せてマデリンに愛と死と時間の話をしました。

その時にハワードは、「娘の命と引き換えに、自分の命を奪ってくれと俺は死に頼んだんだ」と話します。
するとマデリンは、娘の死が近づいた時にベンチに座っていると女性が声をかけてきて「見逃さないで、その先に幸せのおまけがあるから。」と言われたと明かしました。

その時理解できなかったマデリンでしたが、1年後から彼女に異変が起き「すべてのモノと深く関わっていると実感した。それが幸せのおまけの正体だと思ったの」と言います。

彼女は、娘を失った苦しみが一生消えることはないけれど3人と話すべきだと言いました。

それぞれの変化

そのころブリジットは、サイモンに「家族とちゃんと話をしなさい。しっかりとさよならの準備をする時間をあげないと」と助言しました。

翌日ホイットは、エイミーに会いに行き「考え直して欲しい。」と説得します。

するとエイミーは「偽りのない心で、娘さんと仲直りができれば協力する」と言いました。

ハワードが会社を出て自転車に乗っていると、ラフィが現れ「何かいいたいことは?」と聞きます。

「俺の時間なんかどうでも良い。おまえは娘を奪ったんだ」と言い放ち去っていきました。

その後地下鉄に向かったハワードは、ブリジットと出会い「なんだよ、俺を殺す気か」と言います。

しかしブリジットは、一緒に地下鉄に乗ると言ってある話をし出しました。

その話を聞いたハワードは、「ありきたりな話はうんざりだ。宗教もキリスト教もなにもかもでたらめだ。死は自然の摂理だ、でもそれもでたらめだ。あの子がもう僕の手を握ることはないんだ」と目に涙を溜め降りて行ってしまいます。

ハワードは、次にエイミーと会い「また泣くのか」と言いました。

しかしエイミーは「私は色々な姿になる。信用してもう一度」と言いましたが、「君が裏切った。娘の目に宿ってたんだ。でも君は僕を傷つけたんだ」と言い放ちます。

「私は、全ての理由であなたの中にも私はいるのよ。私無しで生きようとしないで」と言ってエイミーは去っていきました。

決断

取締役会でハワードのビデオが流され、映像では彼が一人で暴れているようにしか見えませんでした。

何をしているか聞かれたハワードは、ホイットとサイモンとクレアを見て「これは人に話してるんじゃない」と答えます。

泣きながら謝るクレアでしたが、ハワードは静かに話だしました。

「明らかに僕はまともな状態じゃない。でも君らもだ。僕は知ってる。クレアは必死に働き会社という家族に全てをかけてくれた。ありがとう」と彼女に感謝します。

そして「サイモンも黙っていることがあるだろ。約束する家族の面倒はみるよ。」と告げ、サイモンは「ありがとう」と答えました。

そして最後に「ホイット君は親友だ、でもガッカリした。このことじゃない、自分の娘に父親でいることを遠慮なんてするな。一番の宝物だ。明日なんて約束されてないんだから」と教えます。

ハワードは、会社の為に自ら署名し「これが正しいことだ」と去っていきました。

彼が2枚目にサインをしたのは、ずっと拒んでいた「娘の死亡証明書」だったのです。

その夜サイモンは、トイレにこもっていると妻に「大丈夫?」と聞かれ、首を振り抱きしめました。

彼は、病気の再発を妻に打ち明けることに。

クレアは、子供が欲しくて精子バンクのサイトを再び見て悩んでいました。

ホイットは、娘の写真をみて思い出に浸ります。

本当の価値

クレアは、ラフィに報酬を渡しに向かいました。

ラフィは、クレアに「いつかいいママになるよ」と言いましたが、彼女は「私は時間に追いつかれたみたいだから、無理よ」と言います。

しかし彼は「本をくれた人は父親代わりで、橋の下で会った女性は母親代わりだ。子供は自分で産まなくても、人生を共有できれば良いんだ。時間との勝負は終わってないさ」と笑いながら去っていきました。

ホイットは、娘に会いに行き「嫌っているのは知ってる。でも話をしよう。ほんとに愛してるよ。公園で楽しむだけで良いんだ」と告げると、娘は「明日の学校は半日で終わる」と言って去っていきます。

サイモンもブリジットに会いに行き、報酬を渡し「妻に話したよ。彼女は知ってたんだ。僕は、100歳まで生きたいか?と若いころ思ってた。けど今はイエスだ。おじいちゃんになりたい」と明かしました。

ブリジットは、「完全に死んでしまうモノなど何もないのよ」と言って去っていきます。

そのころハワードは、マデリンの元へ。

「クリスマスイブだね」とハワードが言い、彼女の家の中へ招き入れられました。

家の中には、娘の思い出がたくさん飾ってあり「泣いてたのか?」と尋ねます。

マデリンは、娘のビデオを見ていたのと彼に言いました。

また巡り逢えたら

マデリンは「私の娘の名前はオリビア。あなたの子供の名前は?」と聞きます。

首を横に振るハワードに、マデリンは手紙を渡し「娘さんの名前は?」と再び尋ねました。
手紙には「もう一度他人に戻れたら」とつづられていたのです。

まだ言えないと言うハワードにビデオを見せたマデリン。

そこには、娘と遊ぶハワードの姿が「ハワード、名前を言って」と言うと「オリビア。娘の名前はオリビアだ。6歳で亡くなったんだ」と涙を流します。

マデリンはハワードを抱きしめると「俺たちのオリビアだ」と言いました。

2人は、夫婦だったのです。

ハワードがずっとドミノをしていたのは、オリビアがドミノを大好きだったからでした。

そして、マデリンに病院で声をかけた女性は、ブリジットだったのです。

2人は新しい人生を歩みだし、公園で散歩をしていました。

振り返ったハワードは、ブリジットとラフィとエイミーの姿を見ます。

しかし、マデリンには何も見えませんでした。

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映画「素晴らしきかな、人生」の感想と考察

映画「素晴らしきかな、人生」は、娘を失い傷ついた主人公とそれぞれ悩みを抱える人たちの姿が描かれていました。

それぞれの問題

映画「素晴らしきかな、人生」は、登場人物が抱えている問題にとても重みがあります。

娘を失ったハワードとマデリン。

母親になる為のタイムリミットが迫ったと感じているクレアと、娘に嫌われているホイット。

持病の病気に悩み、家族を遺していく不安を抱えるサイモン。

愛と死と時間というそれぞれが抱えている問題と立ち向かう登場人物たちの姿は、とても共感しやすく心に響くストーリーになっています。

ハワードの変化

この作品では、ストーリーが進むにつれて主人公のハワードが変化していきました。

悲しみに対処できず、怒りを抱えているシーンなどはとてもリアルで、人を突き放す姿なども見どころになってます。

目に涙を浮かべ、怒っているシーンなどは見ている側もとても胸が締め付けられるシーンでした。

3人の正体

役者の3人は、サイモンやクレアやホイットやハワードのことを何でも知っていました。

本当の正体は、愛であり時間であり死だったのです。

ハワードを救う目的で始めたことでしたが、サイモンとクレアたちも役者の3人に救われていました。

映画「素晴らしきかな、人生」の評価とまとめ

映画「素晴らしきかな、人生」は、感動的なヒューマンストーリーになっていました。

愛と死と時間が話していたセリフなどは、多くの人に共感できる内容になっていますね。

この作品を観る時は、涙を流す覚悟をしておくといいでしょう。

登場人物たちの悩みや、愛と死と時間に立ち向かう姿が描かれた映画「素晴らしきかな、人生」。

登場人物たちの悩みや、愛と死と時間のセリフなどが見どころになっています。

この作品では、人生に欠かせない3つのモノが登場していて前向きに生きて行く勇気をくれる作品になっているので、思い切り涙を流したい時や、何かと向き合いたい時などに楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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