「ウォルト・ディズニーの約束」は、2014年に公開された作品になっています。

この映画は、日本でも人気の「メリーポピンズ」を製作するまでが描かれたストーリーの映画です。

この作品では、トム・ハンクスやエマ・トンプソンやコリン・ファレルなどの豪華なキャストが出演していて見どころがたくさんあります。

気難しく人付き合いが苦手な作者トラヴァース夫人は、大ヒットしたメリーポピンズの著者。

そんな彼女にウォルト・ディズニーは、20年もの間メリーポピンズを映画化したいと説得していて……。

この作品では、ウォルト・ディズニーとトラヴァース夫人のストーリーになっており、メリーポピンズの歌がどのように出来たかなどを知れる作品です。

そこで今回はウォルト・ディズニーの約束のネタバレあらすじと感想考察や評価など、総合的な情報を解説していきます。

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映画「ウォルト・ディズニーの約束」の作品情報

【公開日】
2014年3月12日(日本)

【上映時間】
125分

【監督】
ジョン・リー・ハンコック

【脚本】
ケリー・マーセル

【出演者】
トム・ハンクス
エマ・トンプソン
ポール・ジアマッティ
ジェイソン・シュワルツマン

「ウォルト・ディズニーの約束」のネタバレあらすじ

東の風が吹き、何かが起こりそうな不思議な予感。

1961年4月。

メリーポピンズの著者のトラヴァース夫人の元へラッセルという男性が迎えに来ました。

しかし、トラヴァース夫人は迎えの車を断り行かないとわがままを言います。

新作を書かずに破産寸前のトラヴァース夫人でしたが、ディズニーランドの創設者ウォルトから映画化の話が来ていたのです。

20年前から話をもらっていて、ラッセルは彼女の意思を尊重しあらゆる条件をウォルトに提案して画策していました。

気に入らなければ契約書にサインをしなくていいとラッセルが説得し、トラヴァース夫人は渋々ロサンゼルスに向かうことに。

念願の対面

ロサンゼルスに到着したトラヴァース夫人は、ウォルトが用意した運転手に出迎えられました。

運転手はトラヴァース夫人と仲良くしようとしますが、彼女はしゃべるのを嫌がります。

ホテルの部屋に案内されたトラヴァース夫人は、部屋に用意されていたウォルトからの歓迎の品を見てうんざりしました。

そこには、たくさんのぬいぐるみやフルーツのバスケットや風船などが置かれていたのです。

ぬいぐるみたちをクローゼットに押し込めたトラヴァース夫人がテレビをつけると、ウォルトの姿が映し出されていました。

すぐに消したトラヴァース夫人は、運転手に迎えられさっそくディズニーの本社へ向かうことに。

トラヴァース夫人は、脚本家のドンや作詞家のロバートや作曲家のリチャードたちに出迎えられました。

つんけんした態度を取るトラヴァース夫人に驚くみんなでしたが、ウォルトは両手を広げ彼女を出迎えます。

20年かかってやっとトラヴァース夫人をオフィスに出迎えることができて喜んだウォルトは、娘2人が彼女の書いたメリーポピンズの本を読んで大笑いしていたと明かしました。

その話を聞いてウォルトは、メリーポピンズを読み「絶対に映画にする」と娘に約束をしたのです。

一切権利を売る気はないと言い放ったトラヴァース夫人は、「この作品をミュージカルにすることは断固拒否します」と宣言しました。

歌を歌うようなメリーポピンズはダメだと言うトラヴァース夫人にウォルトは、「どんなことがあっても、物語を汚したりしない。」とメリーポピンズへの愛情を語ります。

するとトラヴァース夫人は、「あの本は私の家族よ。製作の時の会話全てをテープに残して」と条件を出しました。

前途多難

会議を始めたトラヴァース夫人は、その場を仕切りドンやロバートたちを困惑させます。

ロバートたちは、作った歌などをトラヴァース夫人に披露しますが、ことごとく却下されてしまいました。

翌日もトラヴァース夫人は、作画を見て色々な部分を変更していきます。

ついに我慢できなくなったロバートが「そんなこと重要ですか?」と言い放ち、外へ出されてしまいました。

ウォルトの秘書は、トラヴァース夫人の言っていたことを全て彼に伝えます。

そして、最後に赤は一切使わないでくれとトラヴァース夫人が言い出し、彼は渋々承諾することに。

不可能に近い条件に頭を悩ませるウォルトは、トラヴァース夫人の頑固さに苦戦します。

ホテルに戻りラウンジに入ったトラヴァース夫人は、紅茶を注文しました。

そこにいる人々たちを観察していた彼女は、少し寂し気な表情を浮かべます。

共感

ロバートたちはトラヴァース夫人にめげず、作曲や作詞を続けていました。

そこへやってきたウォルトは、2人の歌を聞いて良いと言いましたが、トラヴァース夫人は「メリーポピンズは、世の中の邪悪さを砂糖で隠すような女性じゃないの」と脚本を外へ投げ捨ててしまいます。

するとウォルトは、空を飛んで子供たちを救いに来た乳母を書いたのに何故頑なに拒否するのかと尋ねると、彼女は子供を助けに来たのではないと去っていきました。

ホテルに戻ったトラヴァース夫人は、ラッセルに電話をかけて弱音を吐きます。

ロサンゼルスの暑さで子供時代を思い出し、父親と同じくお金で苦しむ羽目になったと感じたのです。

ミッキーの大きなぬいぐるみを取り出したトラヴァース夫人は、ベットで抱きしめて眠ることに。

まだ会社に残りウォルトが頭を抱えていると、リチャードが部屋で作曲をしているのを耳にします。

彼と歌を歌ったウォルトは、自分もトラヴァース夫人と同じような気持ちだったことがあると打ち明けました。

自分も彼女のように大物のプロデューサーとミッキーのことで戦った過去を話します。

ウォルトにとってミッキーは家族だったからこそ、当時一文無しの彼には売ることができなかったのです。

変化

翌日打合せをしたトラヴァース夫人は、バンクスと父親の姿が被り「酷い人物のように描くのはやめて」と取り乱してしまいました。

会社の外へ出たトラヴァース夫人は、子供の頃のように木の枝と葉っぱで家を作ります。

その様子を見かけた運転手が声をかけ、彼女の心配をしました。

運転手は、自分の娘の体が不自由で車いすに乗っているので天気が気になるんだと打ち明けます。

晴れた日しか外に出ることができないので、将来が心配だけれど「今を生きるしかない」と彼が言いました。

夜にウォルトは、トラヴァース夫人のことを心配し電話をかけます。

話をしているとウォルトは、「明日の朝ディズニーランドを案内する」と言い出し電話を切りました。

翌日ディズニーランドを案内したウォルトは、「バンクス氏のエピソードを書き直した」と言ってトラヴァース夫人をメリーゴーランドに乗せます。

その後打ち合わせに行くと、ロバートたちはエンディングを全面的に変えたと報告し、エンディングの歌を披露しました。

振出し

トラヴァース夫人はその様子を見ながら、次第に足が動き出してしまいます。

それに気づいたドンは、彼女に手を差し伸べ一緒に曲に合わせて踊り出しました。

秘書は、急いでウォルトの元へ行き「トラヴァース夫人が踊っている!」と報告します。

歌い終わったトラヴァース夫人は、初めて笑い声をあげ歌に賛成し「気に入ったわ」と言いました。

しかし、ウォルトが約束を破ってアニメーションを使うつもりだと知ったトラヴァース夫人は激怒し、「あなたは詐欺師ね。さようなら」と去ってしまいます。

運転手に送られて空港へ行ったトラヴァース夫人は、彼の娘が本のファンだということを打ち明けると「サインしましょうか?」と彼女が言いました。

そこでトラヴァース夫人は、初めて運転手の名前がラルフだと知ります。

サインを書いたトラヴァース夫人は、ラルフに紙を渡し「娘さんは何にだってなれる」と去りました。

その紙には、体に障害があっても成功した偉人たちの名前がつづられていたのです。

ウォルトは、トラヴァース夫人の飛行機のチケットを見て「ヘレン・バムって誰だ?」と秘書に言います。

彼女の本名を初めて知ったウォルト。

大好きな父親

トラヴァース夫人の本名はヘレンという名前で、資産家の生まれでした。

父親は、彼女のことをギンティと呼び可愛がっていたのです。

父親はとても明るい人物でしたが、仕事が上手くいかず家を手放し田舎の農場で暮らすことに。

ヘレンの母親は、農場を見て失望しこれからの生活に不安を覚えます。

外で遊んでいたヘレンの元へ、馬に乗った父親がやってきて空想の話を聞かせ彼女を楽しませました。

ある日ヘレンは、綺麗にヒゲを剃る父親に何故剃るの?と尋ねます。

すると、父親は「娘のほっぺを守る為に男はヒゲを剃るんだ」と微笑みました。

母親は2人の娘と1人の赤ちゃんを抱え、家事に追われる日々。

すると父親が早く帰宅し、彼女にナシを渡して「明日残業するから大丈夫」だと妻をなだめます。

しかし、妻は彼のスーツのポケットにウィスキーのボトルが入っているのを見つけ不安になりました。

彼は、のどが痛かっただけだと言いましたが、妻は銀行での仕事が上手くいっていないのかと心配します。

ヘレンが父親と約束をしていたので銀行へ行くと、彼は暴れまわっている姿を上司に見られクビに。

しかし、上司はギンティの姿を見つけ「クビにはしない。娘の為にしっかりするんだ」と父親に行って去ります。

何度も会社をクビになっていた彼は、アルコール依存症で妻のツテで銀行だけが最後の頼みの綱だったのです。

東の風

ヘレンは、父親と空想の話をするのが大好きでしたが、次第に両親は険悪な雰囲気になってしまいます。

そして父親は、さらに酒におぼれるようになっていきました。

ある日、銀行を代表し彼がスピーチをすることになり家族で見に行きます。

大事な役目をもらった父親でしたが、お酒の誘惑に勝てず酔っぱらってしまいました。

ステージに上がった父親の姿を不安になりながら見守る家族。

すると、彼はスピーチが終わった後に足を滑らせて落下し笑い出して周りを困惑させます。

咳をすると血が混じるようになった父親は、ついに寝たきりになりました。

そして、様子を見に来たヘレンに助けを求め酒を取ってくるように指示しました。

優しかった父親の面影は亡くなり、元に戻って欲しいと願ったヘレンはお酒を取りに行ってしまいます。

その夜母親はヘレンの元へきて、「お酒をあげたのね。お父さんの方が好きでしょ?妹をお願いね。いつかあなたにもわかる」と家を出て行ってしまいました。

不安になったヘレン後を追いかけると、母親は湖の中へ入っていき死のうとしていたのです。

ヘレンが必死に追いかけ引き留めると、母親は正気に戻り泣きながら「ごめんなさい。なんてことを、許して」と彼女に抱き着きます。

その後、東の風(おばさん)がヘレンたちの家にやってきました。

彼女は治療薬やフルーツや花やティーカップをカバンから取り出し、ヘレンと妹に「さぁ早く手伝って」と家の掃除をはじめます。

お小遣いをもらったヘレンは、父親にナシを頼まれて買いに行きました。

しかし、彼女がナシを持って帰ると既に父親は息を引き取っていたのです。

ヘレンは「ナシを落としちゃった。ごめんねパパ。」と言いました。

許し

家に戻ったトラヴァース夫人がリビングでうたた寝をしていると、ウォルトが訪ねてきてびっくりします。

自分を説得しに来たのかと言われたウォルトは、「自分の誤解を解きに来た」と伝えました。

トラヴァース夫人は、ウォルトを金の亡者だと思っていましたが、彼は「メリーポピンズは、子供たちにもあなたにとっても実在する人物だ。」と告げます。

そして、自分にもバンクス氏がいたんだと父親の話を打ち明けました。

ウォルトの父親は金に厳しい新聞業者の社長で、お金を節約する為に子供の頃の彼と兄弟を朝から働かせていたのです。

父親を愛しているウォルトでしたが、「一日も忘れたことはない、寒い中の新聞配達も怒る父親の顔も。メリーポピンズが救うのは父親だったんだね。」と言いました。

お互いに苦しんでいると感じたウォルトは、「トラヴァースは、父親の姓なんだね。許すんだ。自分のことを。一緒にメリーポピンズを作り父親を救おう」と力説します。

自分を信じ証明させて欲しいとウォルトに言われたトラヴァース夫人は、契約書にサインをすることに。

20年越しの思い

1964年、ついにメリーポピンズのプレミアム試写会が行われることになります。

新しい作品を手掛けていたトラヴァース夫人は、ラッセルにプレミアム試写会のことを聞いて「メリーポピンズなら行くだろうね」と言われ向かうことに。

ロサンゼルスに向かったトラヴァースが用意をしてホテルを出ると、ラルフが待っていました。

彼に送られて映画を観たトラヴァース夫人は涙を流し、父親のことを思い出し微笑みます。

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映画「ウォルト・ディズニーの約束」の感想と評価

映画「ウォルト・ディズニーの約束」は、ウォルト・ディズニーの過去やトラヴァース夫人の物語が描かれていました。

メリーポピンズファン必見

この映画は、メリーポピンズの著者が主人公になっていて、彼女の子供のころの体験や記憶が元にストーリーが構成されていることが明らかになっていました。

どのように映画が作られたのか知りたい方には、特におすすめです。

ウォルト・ディズニーの過去

日本でも有名なディズニーを立ち上げたウォルトの過去なども、この作品の見どころになっています。

ミッキーマウスに対する愛情や、彼の習慣などがリアルに描かれていました。

映画「ウォルト・ディズニーの約束」では、メリーポピンズの映画に登場していた有名な名曲たちを製作している様子なども再現されています。

名曲たちがストーリーの中では、何曲も登場していてファンにはうれしいシーンでした。

映画「ウォルト・ディズニーの約束」の評価とまとめ

映画「ウォルト・ディズニーの約束」は、メリーポピンズを通して過去と向き合うストーリーが描かれていました。

ウォルト・ディズニーやトラヴァース夫人の過去や、メリーポピンズの製作秘話など見どころ満載の作品です。

ディズニー好き必見の映画「ウォルト・ディズニーの約束」。

ウォルト・ディズニーがトラヴァース夫人を説得するシーンや、子供の頃の記憶に登場していた家族との別れなども感動的です。

この作品では、家族との絆や自分が生み出したモノに対する愛情など様々な感情が描かれた作品になっているので、自分と向き合いたい時や、心温まるストーリーを観たい時に楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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