「恋は邪魔者」は人気実力派俳優レニー・ゼルヴィガーとユアン・マクレガーが送る、恋の駆け引きラブコメディです。
新しい女性の生き方を提案するバイブル書「恋は邪魔者」を出版し大人気作家となったバーバラ・ノヴァク。
女にとって恋は邪魔者!と主張する彼女を恋に落とし暴露記事をスクープしようと企む超プレイボーイのスター記者キャッチャー・ブロック。
果たしてバーバラは恋に落ちるのか?!
観ていて楽しく、甘くてオシャレな映画「恋は邪魔者」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
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映画「恋は邪魔者」の作品情報
【公開日】
2003年10月18日
【上映時間】
101分
【監督】
ペイトン・リード
【脚本】
イヴ・アーラート
デニス・ドレイク
【出演者】
バーバラ・ノヴァク:レニー・ゼルヴィガー
キャッチャー・ブロック:ユアン・マクレガー
ピーター・マクマナーズ:デイヴィッド・ハイド・ピアーズ
ヴィッキー・ヒラー: サラ・ポールソン
「恋は邪魔者」のネタバレあらすじ
1962年のニューヨーク、夢を叶える最高の街に降り立ったのは、ピンクにホワイトラインのチェックが入ったセットアップスーツを着こなすキュートなバーバラ・ノヴァク。
彼女の向かった先はNY大手出版社バナー・ハウスの超高層ビル。
彼女は自分の執筆した女の生き方と恋のバイブル書「恋は邪魔者Down with Love」の出版を控えていた。
編集担当のヴィッキー・ヒラーと落ち合い、バタバタと本の最終確認が終わり最後に待ち構えるのは出版社のトップが集まる会議室、通称「獅子の巣窟」へと案内されるのだった。
「恋は邪魔者」の3ステップ
スーツに身を固めた年配男性陣が集まり、各々皮肉の嵐を投げる上にヴィッキーをこき使っていた。
ヴィッキーは負けじと出版される「恋は邪魔者」を紹介した。
「恋は邪魔者」は本格的ノンフィクションで女の新しい価値観を提供するバイブル書だ。
女は自立し、仕事をして男と同等の扱いを受けることが真の幸せである。
その幸せを得るたには
「恋は邪魔者"Down with Love"と言えばいいだけ」
そう、恋は女にとって不必要だというのがこの本が持つ1番の売りだった。
大まかなステップは3ステップ。
3つのスキルを習得すれば女も男と同じように自由な生き方ができるという考えだった。
「レベル1:男から距離を置くこと」
「Hの快感は恋や愛とは別物だと知りましょう。男から距離を置く間はチョコレートで快感を得ましょう。チョコレートはHと同じ快感を与えるため、愛とHの違いを学びましょう。」
「レベル2からは余裕とパワーを手にする方法を」
「レベル2をクリアすれば簡単にレベル3へ上がり新たな可能性が自信となります」
「レベル3にでもなれば男社会でも女は積極的に意思表示をして、男と全く平等になれるのです!」
と胸を張って本の内容紹介をするバーバラ。
付け加えて、「レベル3になれば男みたくお気軽に恋愛感情抜きでHを楽しめます」とも紹介するのだった。
スター記者キャッチャー・ブロックのイケてるプライベート
白のタキシードでキメて美女をあつらえた、超プレイボーイな男がプライベートヘリで上空から登場する。
彼は「know、違いを知るメンズ雑誌」のスター記者キャッチャー・ブロック。
バナー・ハウス社とはまた別世界の出版社。
ファッショナブルでカラフルなスーツやドレスに身を包む美男美女社員ばかりのこちらも一流会社だ。
同じ会社で働く編集者のピーターはカンカンになってキャッチャーの出社を待っていた。
プライベートヘリで屋上から出社したキャッチャーを見るやいなや「クビだ!!」と放つ。
キャッチャーの友人でもあるピーターは彼のために政治物の大型スクープの締め切りを伸ばていたにも関わらず、その間キャッチャーは高級クラブやパーティーで女の子と遊びまくっていた。
余裕の笑みを浮かべるキャッチャーは、そのパーティー会場で大目玉のスクープを抑えたうえに、仲良くなった女の子から手に入れた極秘情報の手土産付きだ。さすができる男である。
「恋は邪魔者」の宣伝依頼をキャッチャーに
バーバラは獅子団の皮肉の嵐にカンカンの帰り道だった。
機嫌を悪くしているバーバラをなだめるように、ヴィッキーは本の宣伝計画を伝えるのだった。
know誌のスター記者キャッチャー・ブロックに「恋は邪魔者」を取り上げてもらう計画だった。
田舎娘のバーバラにとってキャッチャーは大スター。
バーバラは目を輝かせた。
なぜヴィッキーがこんなスーパーなチャンスをゲットできたかと言うと、know誌の編集者ピーターはヴィッキーに惚れているから。
ピーターは「もう約束しちゃったから記事を書いてくれ!」とキャッチャーに頼むが、キャッチャーは拒否。
「男嫌いの嫁き遅れ女のために記事を書くなんて嫌だね」と興味を示さない。
ヴィッキーはバーバラの為に用意したNYのアパートへ案内した。
バーバラの部屋はホワイトカラーをベースにした60年代ポップデザインのラグジュアリーでキュートな高級アパート。
成功者という言葉がお似合いの夢のような部屋を見たバーバラはため息をつく。
束の間、一本の電話のベルが鳴る。
電話の相手はキャッチャーだった。
ピーターに説得され仕方なくバーバラに連絡したのだった。
もちろんバーバラも「恋は邪魔者」著者だけあって普通の女とは違う。
堂々とした口調で、「どなた様?」と上から目線で応えるのだった。
これにはキャッチャーも少しばかり動揺しつつ、記事のミーティングでこの後15分後に、ランチを一緒に取る約束をした。
バーバラとキャッチャーのゴングが鳴る
高級レストランバーで、バーバラとヴィッキーの来店を待つキャッチャーとピーター。
神経質で心配症なピーターが少し席を立ったのと入れ違いに、美人CAグエンドリンがキャッチャーの前に現れる。
キャッチャーと会うなり濃厚なキスを交わしそのままキャッチャーは彼女と店の外へ遊びに行ってしまう。
キャッチャーが店を出た数秒後に、ドレスアップしたバーバラとヴィッキーが来店。
席に戻ってきたピーターが「あれ?キャッチャーはどこに行った?」と目を点にするのと同時に、ウェイターが電話機を運んできた。
電話の向こうはキャッチャー。これから2人にバトルが始まるとも知らずにバーバラは受話器をとる。
「バーにいたら迷子になった可愛い仔犬が寄ってきて世話をしてるんだ」とぶっ飛んだ嘘を付くキャッチャー。
簡単に受け入れるバーバラ。
「あなたって優しい人ね」と対応し、ランチミーティングはディナーミーティングへと延期になった。
ディナーの予約をした高級レストランも、また一際豪華。客たちもタキシードとイブニングドレスでのドレスコード。
一際ゴージャスなドレスで登場するバーバラたヴィッキー。
しかし2人を待っていたのは、ウェイターと電話機。
受話器を取ると、相手はキャッチャー。
「申し訳ないんだが、大変なことが起こってね。僕の飼ってる小さなプードルちゃんが公園で用を足しててまだ終わらないんだ」とまたぶっ飛んだ嘘。
バーバラとの通話中、先ほどとは別の美女CAと優雅に野球観戦を楽しんでいるキャッチャー。
バーバラは「棒でお尻を突けば、すぐに終わらせてくれるわよ」と応答するも、ミーティングは翌日の朝、朝食の時間へと変更になるのだった。
そして翌朝、ホテルの高級ラウンジで贅沢なブレックファスト。
ポップなカラーのセットアップを纏ったバーバラとヴィッキー、そしていつものおどおどしたピーター。
3人はキャッチャーの登場を待っていたが、彼は来ない。
すぐ横のテーブルでは、昨日キャッチャーと遊んでいた美人CAの2人が一緒に朝食を取っていた。
「あなた昨日のランチはどこに行ってたの?」と1人のCAが聞くと、もう1人のCAは自慢気に「お芝居を観に行ってたの、キャッチャーブロックとね」
すぐ隣のテーブルに座るバーバラにももちろんこの会話が届いていた。
もう一人の美女CAも、嫉妬の表情をうかべるが負けじと、「私もディナーの時間に、野球観戦しに行ったの、キャッチャー・ブロックとね」と言い放つ。
「彼は私に愛を誓ったのよ!」と2人の美女CAは混乱し嘆く。
そして2人のCAは声をおさえて叫んだ「CA仲間のエルケは今どこ?まさか?!」
CAの言い合いを始終聞いていたバーバラの元へ電話機が差し出された。受話器を取るバーバラ。
もちろん相手はキャッチャー。
「悪いね、バーバラ。またとんだ事態になっていてスウィートなワンコと遊んでいてまだベッドの中なんだ」と電話を掛けながら美女CAのエルケとイチャイチャするキャッチャー。
何度もドタキャンされたことと、いい加減な嘘にバーバラも怒り「そのまま遊んで犬に噛まれたらいいわ!もう永遠に会うもんですか!」とブチギレて電話を切った。
しかし、キャッチャーは余裕の笑みを浮かべた。
「恋は邪魔者」ついに出版!
そして幸運の階段を駆け上る。
ついに「恋は邪魔者」の出版日となり、ヴィッキーはバーバラを書店に連れ出した。
期待に胸を膨らませるバーバラは、書籍コーナーを見るなり彼女の胸はいっきに冷めた。
多くの書籍が並ぶ中で「恋は邪魔者」は一冊だけ。
それも寂し気に他の本に挟まれた姿はとてつもなく地味なものだった。
肩を落とすバーバラにヴィッキーは「なんとかするから、落ち込まないで」とバーバラを励まし街を歩く。
すると1つの看板が目に飛び込みヴィッキーは閃いた。
アメリカの人気テレビ番組エド・サリバン・ショーに本を出演させようと。
「でも、どうやって?」この2人はツイていた。
嘘のような奇跡が起こり、たまたま出版日の日、ゲストの事故で番組の内容変更が生じ、急遽代替で出演したゲストが伝説の歌手ジュディ・ガーランド。
今夜彼女が歌う歌は奇跡的にもバーバラの「恋は邪魔者"Down with love"」と同じタイトル曲「Down with love」だった。
エド・サリバン・ショーの司会者も、声を大にして「本日同じタイトルの本が全国の書店で販売されています!!」と大宣伝してくれたではないか。
全国民が見ているテレビ番組から「Down with love!!」と軽やかでジャジーなメロディがアメリカ全土に響き渡る。
あっという間に、本は大反響になり、ロンドン、パリ、中国、ロシアと世界中の女性に読まれることになった。
たちまちベストセラーとなった「恋は邪魔者」。
世界中の女性から憧れの的、スーパーウーマンとなったバーバラ。
彼女の本は旋風を巻き起こし時代は一気に女性主体の社会になろうとしていた。
バーバラを陥れる作戦を企むキャッチャー
彼女の活躍を無視していられなくなったキャッチャーは、当初のお望み通り巻頭で記事を書くからアポを取れとピーターに指示を出す。
しかしバーバラは、キャッチャーからのアポイントメントの電話も
「忙しいから」との理由で簡単に断るほどになっていた。
キャッチャーはこの対応に動揺し苛立っていた。
するとキャッチャーがたまたま見ていたテレビ番組にスペシャルゲストとしてバーバラが出演していた。
司会者とバーバラが、ジョークを交わしながら進むトークは観客に大ウケ。
笑いの空気を消すかのように司会者は突然真面目な表情でバーバラに質問した。
「本の第8章で、女性が最も嫌う最悪な男性について書いてありますが、どんな男性か説明してくれますか?」
バーバラは、「シャツを着替えるように女を次々と替える男」とスマートに答えた。
そして、バーバラは「実名を知りたい?キャッチャー・ブロックよ」と笑顔を消し、彼の名前を全国に向けて言い放った。
キャッチャーは憤慨し、バーバラの暴露記事を書いて彼女を陥れる計画を立てるのだった。
彼女は恋は邪魔者だと主張しているがどうせ彼女も普通の女。
恋もするし、結婚を求めているに違いない。
キャッチャーは自分に彼女を惚れさせてこの事を世間に暴露する計画を立ち上げた。
完璧なキャッチャーの計算と計画
ある日、キャッチャーはバーバラを街でたまたま見かける。
彼にとってバーバラと密接な関係になれる絶好のチャンスであった。
すぐさまバーバラに近づくために最寄りのクリーニング屋に潜伏。
キャッチャーの巧みな計算は当たり、バーバラはクリーニング屋に来店。
初めて2人は顔を合わせる。
キャッチャーブロックは超有名人であっても職業はあくまで記者。
名前は有名でも顔はほとんど世間に知られていない。
バーバラはチラリとキャッチャーの横顔を見ると、そのハンサムな顔立ちに二度見。
キャッチャーは即興で宇宙飛行士ジップ・マーティン少佐のキャラクターを創り上げ演じた。
パーティーは嫌いで家で本を読むのが好きというキャッチャーとは正反対のキャラクターを演じ、バーバラの興味を一気にかき立てる。
全てキャッチャーの計算通りに、ことが運ぶ。
バーバラは簡単にジップをデートに誘い、濃密な関係になることを望むのだった。
バーバラとジップ少佐は1ヶ月近くデートを重ね、NYのエンターテインメントを片っ端から楽しんでいた。
その間、キスと○ックスは無し。
そろそろ、キャッチャーはバーバラを恋に落としたいところ。
キャッチャーは手料理を振る舞う2人きりのデートを甘く誘うのだった。
甘い誘惑と嘘の危険な夜
ジップとバーバラ2人だけの空間で過ごす時間は、とても甘い時が流れていた。
暴露記事目的のキャッチャーも思わずバーバラのチャーミングな表情に見惚れてしまいそうになる。
バーバラの理性もギリギリ。
そしてバーバラは、「あなたに恋をしそうだからもうお別れね」といってその場から離れようとした。
ジップは彼女を引き止め、抱き寄せると熱いキスをした。
バーバラは悶々としながらもそのまま部屋から出て行ったのだった。
キャッチャーも、まんざらではなく今にも恋に落ちそう。
ワインクーラーの氷水を自らの手で頭からぶっかける始末だ。
バーバラはジップとのデート後に、ヴィッキーのいるパーティーに行った。
賑やで大勢の人が集まるホームパーティー。
着ていたコートを置きにクロークルームの部屋に行くと、ジップ少佐のキャラクターを脱ぎ捨て、女遊びを今にも始めようとするキャッチャー・ブロックの姿が。
バーバラは、「なぜジップがここに?」と言わんばかりに呆気に取られる。
バーバラの存在に焦るキャッチャー。
その場から逃げるように走り去るバーバラをキャッチャーは追いかけた。
ジップ少佐に戻った彼は、「キャッチャー・ブロックという記者にNASAのことについて聞きたいから」とパーティーに呼ばれて会場に来たら、知らない女に変な薬を飲まされあんな目にあったなどと適当な嘘を並べた。
いとも簡単にその嘘を飲み込むバーバラ。
ジップに同情したバーバラとジップは仲直りをし、そしてジップの口から「I love you」の言葉を聞くことになるバーバラ。
バーバラは「私は恋はできないけど、私に恋をするのは許可するわ」と理性を保ち、翌日のデートを約束をするのだった。
勝負の行方は目前に!決戦が迫る2人
その頃、社会の動きが大きく変わっていた。
出版社バナー・ハウスのトップが集う獅子の巣窟では「恋は邪魔者」のせいで各家庭の妻が主導権を握り、女性社員は言うことを聞かなくなり、不倫相手さえも相手にしてくれないことに不満を抱いていた。
バナー・ハウスの社長は怒りに狂い、「編集者ヴィッキーをクビにしろ!」と命令。
ヴィッキーは獅子達の思う壺にハマり職を失ってしまった。
男社会にブチギレるヴィッキー。
私は「恋は邪魔者信者のような生き方は辞めて、ピーターと結婚する」とバーバラに愚痴を投げるのだった。
話を受け入れたバーバラは、ヴィッキーを許しつつ自分の胸の内を語るのだった。
「実は私も恋に落ちてしまって、今夜ジップに告白する」と打ち明けた。
その頃know誌のキャッチャー・ブロックは、バーバラが既に恋に落ちていることを確信していた。
今夜全て暴き、know誌巻頭特集に暴露記事が載る日もすぐそこだと燃えていた。
勝負の夜、バーバラとキャッチャーはお互い闘志を燃やし、バーバラは極上のセルフトリートメントで気合いを入れ、高揚していた。
キャッチャーも最新の生地で織られたシャツを纏い、タキシードを着こなし、完璧な紳士ジップ・マーティン少佐を作り上げ2人は落ち合った。
バーバラとジップ少佐のデートはすぐにヒートアップした。
キャッチャーの計算通り、バーバラは愛の告白を始めるのだった。
キャッチャーはこっそりとテープレコーダーでその始終を録音していた。
「あなたを愛しすぎていて、恋をして結婚を望んでいる」と、大スクープを抑えるキャッチャーだった。
するとそんな2人の間にたまたま美人CAグエンドリンと鉢合わせ彼女はジップのことをキャッチャーと呼んでいた。
事の異変に気付いたバーバラは呆気に取られる。
キャッチャーはここでネタバラし。
「俺がキャッチャー・ブロックだ」
「俺の勝利、バーバラ・ノヴァクを恋に落としたんだ。」と勝利の宣言を誇るのだった。
勝利したのは完璧な愛の計画
キャッチャーの勝利宣言を聞き終わったあと、バーバラは前から知っていたかのように、テープレコーダーの場所に行き、レコーダーのスイッチを切る。
そしてバーバラは語り始める。
「バーバラ・ノヴァクは恋に落ちてません。バーバラ・ノヴァクという女は存在しないから」
そして彼女は続けて話す。
「私の実名はナンシー・ブラウン。私は1年前キャッチャーの秘書でした。
髪色も外見も違うからわからないでしょうけど。
当時あなたは私をデートに誘ったの。
でも私は既にあなたのことが大好きでたまらなかった。
だから一度きりの女になりたくなかったの。
私は何とかして大勢の女の子の中から目立つ存在になる方法を考えたの。
それが国際的ベストセラーを書いて、NYの出版社やknow誌に注目されればいいんだと思いついたの」
最初のアポイントメントの時に上から目線で対応したのも、テレビで実名を出して批判したのも、キャッチャーがバーバラの暴露記事を書くために変装して近寄ってくることも全てバーバラの計算の内だったのだ。
そしてバーバラがキャッチャーに「愛してる」と告げたこの夜のタイミングも自ら計算したものだった。
バーバラは「あなたは私をうまく してると思ってただろうけど、私があなたを したゲームなのよ」と勝利宣言をした。
バーバラは続ける。
「私、ナンシー・ブラウンは自分を磨いて、他の女とは違う付加価値をつけたの。尊敬して愛してやまないあなたにとってふさわしい女になるため。あなたからプロポーズしてもらうため」
全てキャッチャーのことをお見通しのバーバラ。
そしてーバラは聞くのだった。
「キャッチャー、あなたは私に恋をした?」
呆気に取られるも、キャッチャーの胸は高揚していた。
完全にノックアウトのキャッチャーは、バーバラを抱きしめ、キスをし、バーバラじゃなく、ナンシー・ブラウンに結婚を申し込み愛を誓うのだった。
バーバラも、歓喜に包まれ彼のキスに応えた。
だがしかし、バーバラに尊敬と憧れの念を抱く女性たちが世界中に れている。
「バーバラのおかげで、人生が変わり救われた」と女性ファンたちは言うのだった。
ファンを裏切ることはできないバーバラはキャッチャーの気持ちに応えられない、と彼を振るのだった。
女の成功、男女の戦いに幕がかかる
完全に心を奪われたキャッチャーは、フラれた後もバーバラへアプローチし続けるが無視され、意気消沈していた。
キャッチャーは、know誌にキャッチャー・ブロック自身の暴露記事を掲載することを思い付いた。
自分自身を赤裸々告白し、ノヴァクへの公開ラブレターにするつもりだった。
しかし全くノリ気でないピーター。
なぜなら世の中は完全に女性社会になり、NY中の女性はバーバラ・ノヴァクの新設したノヴァク=ヒラー社の会社に転職してしまった為、会社がまるで機能しない状況だった。
今を知る雑誌"now誌"を出版し、女性向けの職場で大変な賑わいを見せるノヴァク=ヒラー社。
バーバラも億万長者になっていた。
そんなバーバラの会社に転職希望で面接に来たキャッチャー。
キャッチャーはその場でバーバラに再度結婚を申し込み、そして自身の書いたキャッチャーの暴露記事"ノヴァクとの恋でいかに生まれ変わったか"のラブレター記事を手渡し、部屋を出て行った。
ノヴァク=ヒラー社から出ようとエレベーターを待つキャッチャー。
エレベーターの扉が開くと、髪を地色の褐色に染め戻したバーバラの姿が。
キャッチャーは彼女の姿に大喜びで抱きしめた。
バーバラは求人広告に性別問わず募集と記載すれば、キャッチャーがプロポーズしに面接会場に来ることまで計算していたのだった。
2人は結婚を誓い、すぐさま結婚。
そして共同執筆「愛に乾杯」を出版し男と女の戦いはハッピーエンドで幕を閉じるのだった。
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映画「恋は邪魔者」の感想と考察
「恋は邪魔者」は新人作家バーバラと超プレイボーイのキャッチャー・ブロック2人の恋の駆け引きが止まらないポップでキュートなラブコメディ映画です。
映画の60'sレトロなファッションやセットがとにかくポップでオシャレ!
主人公バーバラをはじめ、どのキャラクターも可愛くポップでカラフルなファッションが観ていて飽きさせません!
お人形さんのようなレニー・ゼルヴィガーの可愛さと、スマートにスーツを着こなすのユアン・マクレガーは必見です!
粋なジョークはセリフだけじゃない!
脚本やセリフの言い回しも駆け引きやジョークが散りばめられていて、笑いを誘うのですがそれだけはないところがこの映画の面白さ!例えばカメラワーク。
1画面に2シーン映るように分割され、それぞれ別空間で動いてるはずのキャラクターたちが、見事にシンクロしていたり。
これは映画を見た人だけが分かります!
映画「恋は邪魔者」の評価やまとめ
人気実力派俳優のレニー・ゼルヴィガーとユアン・マクレガーがコンビを組んだ「恋は邪魔者」。
軽快で面白くてお洒落!そしてロマンチックなシーンもたっぷり。
また、理性を抑えようとしてチョコレートを貪り食べるレニーが可愛くて仕方ありません!
レニー演じるバーバラ・ノヴァクの可愛さは、女性も男性もきっとメロメロになるはず。
ビジュアルが楽しく、気軽な気分で観られるお洒落な映画としてオススメの作品です!
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