「ハイスクール・ミュージカル3」は、2006年に公開されたディズニーのオリジナルムービーの第3弾です。
お馴染みの登場人物たちが、道に迷い泣いて笑って励まし合い歌って踊りる作品になっています。
みんなで楽しく過ごしていたトロイやガブリエラやチャド。しかし、卒業の日が刻一刻とみんなには迫っていたのです。
自分のしたい事がなにか迷い、悩むトロイ。みんなと離れるのが辛くて、決断ができないガブリエラ。そんな中トロイやガブリエラが出した答えとは……。
この作品は、自分の選択に悩む登場人物たちの姿は、誰にでも共感しやすい内容になっていました。
今までの作品で登場していた曲やダンスなども楽しむ事ができます。
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目次
映画「ハイスクール・ミュージカル3」の作品情報
【公開日】
2009年2月7日(日本)
【上映時間】
117分
【監督】
ケニー・オルテガ
【脚本】
ピーター・バルソチーニ
【出演者】
ザック・エフロン
ヴァネッサ・ハジェンズ
アシュレイ・ティスデイル
コービン・ブルー
ルーカス・グラビール
映画「ハイスクール・ミュージカル3」のネタバレあらすじやラストの結末
トロイとチャドたちワイルドキャッツの決勝戦。前半は相手チームのナイツに点差を離されたまま終了のブザーが鳴ってしまいます。
落ち込んで更衣室に戻るワイルドキャッツたち。
そこへトロイの父親でコーチのボルトンがやってきて「スコアなんか気にするな、トロイたち上級にとって残りの16分は最後の時間だべストを尽くせ。一つになるんだ」と言いました。
トロイは、「僕らはこの16分間を忘れはしない。やるしかない」と言ってコートへ戻っていきます。
学校のみんなが応援する中、試合が再開。
反則で突き飛ばされたトロイ。
ガブリエラは、「あなたならできる」と応援します。
点差は1点に縮まり、マークされて動けないトロイは、ロケットマンをスタメンにし「僕から目を離すな」と指示します。
トロイのパスを受け取ったロケットマンがシュートを決め、逆転勝利を納めました。
その日は、トロイの家で祝勝杯が行われます。2年連続チャンピョンになり、有名な大学のコーチに「来年はうちのチームで」と言われました。
パーティーが盛り上がる中トロイは、ガブリエラをツリーハウスへ。
秘密の場所に案内されたガブリエラは、喜びます。
トロイは、大学のコーチの事をガブリエラに聞かれ少し迷っていました。
ガブリエラもスタンフォード大学への入学が決まり、遠距離になる事をさみしがっていたのです。
「時間が止まればいいのに」と、将来が不安になる2人。
翌日の学校でもワイルドキャッツの勝利で、盛り上がっていました。
学校に登校してきたシャーペイは、トロイに話かけ「試合はいつ?頑張って」と言って去っていきます。
そんなシャーペイに転校生のティアナというアシスタントができました。
完ぺきなティアナを気に入ったシャーペイ。
一方でトロイは、シュートを決めたロケットマンに付きまとわれてうんざりしていました。
そんな中テイラーは、卒業アルバムとプロムの説明をします。
そして、シャーペイが春の演劇の出演の説明をしようとしましたが、ケルシーがショーの参加者にクラス全員の名前を書いてしまいました。
文句を言われるケルシーでしたが「最後のショーだからみんなでしたい」と言います。
ガブリエラも「みんなで最後の思い出を作ろう」と言う。
トロイが「僕はやる。きっと楽しい」と言い出し、先生は「テーマは卒業の年」だと発表しました。
そして、ジュリアード音楽院から1人奨学金を受けれると発表し、候補者の中にはシャーペイやケルシーだけでなくトロイもいたのです。
応募してないトロイは、冗談だと思いましたが、先生は冗談ではないと答えます。
隠し事
ショーの準備を始める為に先生は、将来を聞きました。
トロイは、何も言えず誤魔化してしまいます。
その後シャーペイは、主役を勝ち取る為にケルシーに近づいて偵察するようにライアンに言いました。
テイラーは、ガブリエラに「ショーの当日にあなたは、スタンフォードに行っているかもしれない事を話した?」と聞かれます。
優秀生の候補になっていたガブリエラは、選ばれると入学よりも前に学校に行く必要があったのです。
まだわからないとガブリエラが話していると、トロイに「助けて欲しい」と電話で言われました。
トロイは、プロムのスーツが決まらないと相談したのです。
ガブリエラは「誘われてない」と言いましたが、トロイはチケットを取り出し「これが僕らの第1歩だ」と渡します。
ガブリエラは「もちろんイエスよ」と返事をしました。
ライアンは、振り付けをみんなに教えいる所にトロイとチャドは、ロケットマンたちをからかい連れてきます。
先生は、ロケットマンたちを春のミュージカルに参加させました。
本当のこと
ガブリエラは「ミュージカルが楽しそうなのに、なんで認めないの?」とトロイに聞きます。
トロイは、チャドや父親がどう思うかが不安だったのです。
トロイは、他にもいくつかの大学からスカウトされて迷っていました。
ガブリエラは、卒業とプロムに行けないかもしれない事を彼に打ち明けようとしましたが、邪魔が入ってしまいます。
そんな中チャドは、カフェテリアで「テイラーマッカーシー。良ければプロムに行ってくれませんか」と誘い、オッケーをもらえることに。
プロムの衣装選びは大変で、みんな苦戦します。
ショーの準備が進む中、ロケットマンにトロイは「いい加減にしてくれ」と言いました。
するとティナとロケットマンは、主役の代役として先生に選ばれます。
そんな中ガブリエラは、スタンフォードの優秀新入生に選ばれてしまいました。両親に内緒でテイラーだけに教えましたが、話を聞いていたティアナはシャーペイに報告します。
ガブリエラがショーに出られない事を知ったシャーペイは喜び、学校にファックスを送ってしまいました。
その頃みんなは、ショーの練習を楽しみながら進めていてシャーペイはライアンに状況を聞きます。
ライアンは、シャーペイに「ケルシーとプロムに行く」と報告しました。
ライアンは、偵察ではなくケルシーとプロムに行ける事を本当に喜んでいたのです。
迷い
チャドと車を直しに行ったトロイは、「未来は自分のものにしたい」と打ち明けます。
チャドは、ショーをしている時のトロイは別人だと言いました。
しかし、トロイは「小さい頃はなんにでも、スーパーマンにも海賊にもなれた」と言います。
チャドは、「ジュリアードに選ばれたらどうする?」とトロイに聞くと「わからない」と彼が答えました。
スタンフォードに行くか悩んでいたガブリエラは、「ショーに出られないのは嫌。ここに来年も残って、アルバカーキ大学に1年通おうかな」と言います。
テイラーは、「初恋は大事。でも、将来を考えるべきよ。他にも絶対良い人はいる」と言いました。
ガブリエラは、涙を流し落ち込んでしまいます。
母親は「今は一番大事に思えても変わる」と言いました。ガブリエラは、「変わらないことだってあるでしょ」と言います。
彼女は、母親に「望んでなくても変わる事はある」と言われてしまいました。
チャドの家族と一緒に食事をしていたトロイ。
レッドホークスのバスケチームに入るという話題で持ちきりになり、彼はツリーハウスに逃げてしまいました。
トロイもガブリエラと同じように今の瞬間が続けばと願っていたのです。
2人は、嫌でも変わってしまう事に気づいていました。
学校へ行くとシャーペイが、「ガブリエラがショーに出ないのは残念だけど、スタンフォードの優秀生に選ばれてよかったね」と言います。
選択の時
夜にトロイは、ガブリエラの元へ行き「スタンフォードのプログラムの事。迷ってるのはなぜ?」と言いました。
チャンスを先延ばしにするなと言われたガブリエラは、「時間が止まったらいいのに」と言います。
トロイは、「時間は止まりもゆっくりもしない」と言いました。
するとガブリエラは「さよならはあなたよりも得意よ。」と言い出しトロイは不安になります。
別れはないと思っていたガブリエラでしたが、トロイの言葉でさよならを実感してしまいました。
そして、別れがつらくて何も言わずに去る事を選んでしまいます。
学校でショーの練習に行ったトロイは、シャーペイと一緒に歌う事に。
トロイは、落ち込んで練習にも身が入りませんでした。ガブリエラは、トロイに「プロムには戻る」と伝えたのです。
家に帰ったトロイは、父親に「他の大学から話が来ている事を何故言わない?」と言われました。
トロイは、「僕の将来は自分で決める。父さんでもチャドでもない」と怒って出て行ってしまいます。
夜の学校へ行ったトロイ。ユニフォームに着替えた彼は、将来の事を悩み始めます。
どこへ自分が向かいたいかも、向かうべきかもわからなくなっていたのです。
悩んでいると、先生が現れ「私がジュリアードにあなたを推薦したの」と打ち明けました。
選択肢を増やす為に、10年後では遅いから勝手な事をしたと謝罪しますが、トロイは怒ってなかったのです。
約束
トロイは、プロム用のタキシードを取りに行き母親に見せていました。
するとガブリエラから電話が来て「私大人にはなれない。2週間でこっちに慣れたのに、また戻って別れるのがつらいの。ごめんなさい」と電話を切ります。
トロイは、ガブリエラを引き留められず落ち込んでしまいました。
チャドは、「ガブリエラは先に進んだ。お前も進むべきだ、俺とお前は一緒に居るだろ」と励まし、プロムには来いと言います。
トロイは、車でガブリエラの元へ。
「プロムに行く道を間違えた。君もだろ?」と言いました。
ガブリエラは驚き、プロムの会場はとても遠いと言います。
しかしトロイは、「君さえいればいい」と言ってガブリエラの手を取り踊りだします。
トロイは、「君があの学校へ来た事で、みんな一つになった。君がさよならを言えても、みんなはまださよならを言えない」と言いました。
最後のショー
ショーの日が来てロケットマンは、トロイからメールで「代役頼む」と連絡が入ります。
ショーが始まり、ジュリアード音楽院の人も客席に座りました。
ケルシーとライアンの歌で舞台が始まり、ワイルドキャッツの応援歌でチアリーダーたちが入場し会場を持ち上げます。
チャドたちも登場し、順調にショーが進んで行きました。
何も知らずに舞台に上がったシャーペイ。
ロケットマンが出て行きて混乱し、会場は笑いに包まれてしまいます。
そんな中トロイとガブリエラが到着し、ロケットマンを見て笑いました。
楽屋に戻ったシャーペイは、ティアナが本当は彼女の役を奪うつもりでアシスタントになった事が発覚します。
シャーペイは、裏切られショックを受けました。
トロイとガブリエラが歌いだし、会場は盛り上がり仲間たちも喜びます。
観客たちはスタンディングオベーションを始め、ジュリアード音楽院のスタッフも盛大な拍手を送りました。
落ち込んでいたシャーペイは、復活しティアナから自分の曲を取り戻しに行きます。
みんなは、2人のショーを爆笑しながら見ていました。
ショーの最後に先生は、ジュリアード音楽院の奨学生にケルシーが選ばれた事を発表します。
他にも、奨学生にライアンも特例として選ばれ、シャーペイのアルバカーキ大学の演劇部への入学が。
トロイは、進路を発表するように言われ「バスケと舞台を選んだ。僕はカリフォルニア大学が両方のオファーをくれた、何よりも僕の光のガブリエラの居る場所から近い場所に行きます」と宣言します。
順調に進む中でチャドの姿が無く、トロイは体育館へ。
チャドは、「対抗戦では、必ず負けない」と握手します。2人をトロイの父が呼びに来て、ステージに戻りました。
素晴らしい日々へ
卒業式にガブリエラも参加し、トロイは「ここは型破りで、素晴らしい生徒がたくさんいる。ワイルドキャッツは、いつまでもワイルドキャッツだ」とスピーチをしました。
みんなが帽子を投げ捨て、踊り出します。これからの人生に向けてみんな歩みだす決心をし、それぞれ学校を後にします。
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映画「ハイスクール・ミュージカル3」を見た感想と考察
「ハイスクール・ミュージカル3」は、友人との別れや自分の進む道を決めるための選択などが描かれてしました。
衣装が素敵
映画「ハイスクール・ミュージカル3」では、プロムの衣装を選ぶシーンなどがあり綺麗でゴージャスな衣装がたくさん登場しています。
ワンピースやドレスだけでなく、かっこいいスーツやタキシードなども見どころになっているので是非チェックしてみてください!
感動のストーリー
この作品では、登場人物たちの絆の深さなどが描かれていて、卒業によって別々の道に進んでしまうシーンなどは感動的です。
ガブリエラとトロイの別れのシーンや、最後の卒業式のシーンなども見どころになっています。
まさにハイスクール・ミュージカル
今回は、今までの作品以上にストーリーにピッタリな曲が多く登場していました。
特に人気なのが「みんなスター」です。
登場人物たちが一丸となって歌って踊っているので、ファン必見の曲になっています。
他にも、卒業式のラストで流れている「ハイスクール・ミュージカル」です。
大人数のダンスと歌は、迫力満点になっています。
最後の作品のエンディングにふさわしい、曲なので是非チェックしてみてください。
映画「ハイスクール・ミュージカル3」の評価とまとめ
映画「ハイスクール・ミュージカル3」は、大学の進路に悩む登場人物たちの姿が描かれてしました。
自分の将来を上手く思い描けない時や、選択によって過ごせなくなる仲間がいる事を思い知らされる。
一方で、離れても変わらないモノもあると思える作品です。
新たな選択に迷ってしまった時や、自分の進む道に迷ってしまった時などに、この感動的なストーリーを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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