「(500)日のサマー」は、マーク・ウェブ監督のデビュー作の映画です。

マークウェブ監督は、ミュージックビデオを数多く手掛けており、作品の至るところに彼のセンスが詰め込まれております。

クリクリとした目が可愛いヒロインのズーイー・デシャネルのファッションやヘアアレンジなどにも注目して頂きたい映画です。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じる主人公サムとタイトルにもなっているヒロインサマーのリアルすぎる恋愛映画です。

ラブストーリーではない恋愛映画でただのラブロマンスに飽きた人は必見!

恋に落ちるタイミング、恋愛がうまく進んでいるときの幸福感から一気に恋愛が冷めていく過程まで・・・。

過去の恋愛を思い出して苦しくなったり、温かい気持ちになったりできる映画です。

恋の仕方を忘れた人や運命の恋をしたい人、失恋をして前向きな気持ちになりたい人におススメです。

それでは、映画「(500)日のサマー」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。

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映画「(500)日のサマー」の作品情報

【公開日】
2010年1月9日(日本)

【上映時間】
96分

【監督】
マーク・ウェブ

 【脚本】
スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー

 【出演者】
トム・ハンセン:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
サマー・フィン:ズーイー・デシャネル
ヴァンス:クラーク・グレッグ
オータム:ミンカ・ケリー
マッケンジー:ジェフリー・エアンド
ポール:マシュー・グレイ・ギュブラー
レイチェル・ハンセン:クロエ・グレース・モレッツ
アリソン:レイチェル・ボストン
ミリー:パトリシア・ベルチャー

映画「(500)日のサマー」のネタバレあらすじ

生まれた環境が大きく影響するのかはわからないが、運命や愛を信じる人とそんなものは信じないという人で意見が大きく分かれる。

主人公のトムは、運命や愛を信じて恋を夢見る男性だ。

そして、この映画のヒロインのサマーは、後者である。運命や愛は信じない。

この二人は、職場で出会う。トムが務めていたグリーティングカード会社に、サムが上司の秘書として入社してくるのだ。

最初、トムはサマーに対して好意的ではなかった。

なぜなら、高飛車な女だといううわさ話が社内で流れていたからだ。

しかし、偶然乗り合わせたエレベーターでサマーへ抱いていた印象がガラリと変わる。

トムのヘッドフォンから漏れていた音楽が会話のきっかけになり、サマーが高飛車な性格でなく、人当たりのいい性格だと気づいたのだ。

そして、トムはサマーに恋をした。

このサマーは、普通の伸長で普通のスタイル、そして、ちょっとだけ靴の大きさが標準女性よりも大きいくらいのいたって普通の女性だ。

しかし、サマーは今まで運がよかった。

卒業アルバムにすきなアーティストを記載すれば、そのアーティストの売り上げが上がったし、初めてバイトをしたアイスクリーム屋さんでは、サマーが店頭に立ち始めてからというものの、売り上げが倍増した。

また、いまもなお、サマーが歩けば、多くの男性が振り向く。これがいわゆるサマー効果なのだ。トムに対しても効果てきめんだった。そう、恋に落ちるのは一瞬のことだったのだ。

しかし、冒頭で気になるナレーションが入る。

「これは、ラブストーリーではない。」

そのナレーションにとともに流れるシーンが、サマーとトムがベンチに座って寄り添い手を取り合っているシーン。

サマーの左手の薬指には結婚指輪。誰がどう見てもラブストーリーにしか見えない。

290日目のシーンに変わる。

妹や友人たちに失恋の傷をいやしてもらうシーンだ。

トムの話を聞くとなにやら、すべて順調にうまくいっていたのに

急にサマーに振られたというのだ。

このようなことは、多くのカップルが経験していることともいえる。

振られた側は急に振られたと思うのであろうが、振った側は少しずつ、気持ちや価値観のずれに気が付いていたということがほとんどだ。

また、振られた側は気持ちの整理がつかない為に、復縁したい、よりを戻したいと思うことが多い。トムも例外ではなかった。

恋がうまくいっているときこそ注意したいこと

トムとサマーにも幸せな時期はあった。

コピー室でドキドキしながらキスをしたり、レコードショップで好きなアーティストについて語ったり、IKEAで新婚さんごっこをしたり。

サマーとの恋愛が調子よく進んでいた時期のトムは無敵だった。

つまらないと感じていた仕事も、同じ職場にサマーがいるだけで楽しかった。

トムだけでなく、多くの人が恋愛をしていると、世界が輝いて見える。

しかし、この時期は一番注意してほしい。

浮かれすぎると、自分が見えなくなる。

相手の心の変化に気づけないだけでなく、相手に言葉を自分の都合がいいようにとらえてしまうこともあるのだ。

恋愛中は、自分のことだけでなく、相手のこともきちんと理解していくことが重要だ。

浮かれ気分のときはなおさらに。

思わずほっこり!トムとサマーのカップル遊び

トムとサマーの恋愛がうまくいっていた時期によくやっていたのが、IKEAでの新婚さんごっこだ。

キッチン、リビング、お風呂、寝室などのブースを移動して、おままごとをするのだ。

日本やると変な目で見られるかもしれないが、サマーとトムのIKEAでの新婚さんごっこは思わず笑みがでちゃうくらいかわいらしい。

このシーンに憧れる女の子は多く、インスタグラムなどでは、500日のサマーごっことハッシュタグをつけて写真をアップする人も少なくない。

また、これだけではない。

トムとサマーのお茶目なカップル遊びはもう一つある。

それは、「ぺ〇ス!」ゲームだ。

交互に「ぺ〇ス!」と言い合うゲームなのだが、相手よりも大きな声で言わないといけないというルールだ。

小学生や中学生の遊びみたいなゲームを二人で楽しそうにしている姿は、とても可愛らしい。

どちらのゲームも少し、日本でいい大人がやるには少し厳しいものがあるが、ぜひ、チェックしてみてほしい。

サマーの視点で考える

500日のサマーは、主人公のトムの視点で描かれている映画だ。

そのため、急にそっけなくなったサマーの態度にイライラするひとも多いだろう。

しかし、恋愛は二人でするものだ。

トムの視点だけで考えてはいけない。

サマーがトムに違和感を覚えた瞬間はいくつかあっただろう。

特に、建築家になるために勉強をしていたくせに、夢をあきらめてグリーティングカート会社で務めているトムの姿は、やりたいことをやってきたサマーからしてみたら、つまらない男の人に見えていたかもしれない。

また、サマーは初めから、「運命など信じない」「個人の所有物にはなりたくない」とはっきり伝えていた。

それを承知の上で、トムはサマーと一緒にいたのだ。

それなのに、トムは勝手に盛り上がって、勝手に不安になっている。

このような姿もサマーには耐えられなかったはずだ。

しかし、トムとサマーにも愛にあふれた時期は確かにあった。

一緒にいて幸せとお互いに言い合える時間は、サマーにとっても素晴らしい日々だったと思いたい。

この映画を見る多くの人は、トムを振り回すサマーを、憎たらしく思うだろう。

けれども、サマー視点で見てみると、すこしだけサマーのせつない気持ちを知ることができるはずだ。

人生の転機にもなる!失恋パワー

サマーに振られたトムは、仕事も休みがちになり、同僚からも心配されるようになる。

食事をとることができず、アルコールとスナック菓子の生活。どんどん荒れる。

仕事に出勤したかと思えば、会議で失言をする。

グリーティングカード会社の会議では、一人ひとりがカードの写真やイラスト、そしてそれらに添える言葉を提案する。

その会議で、愛の言葉をグリーティングカードに頼るのはおかしいと熱弁し、そもそも愛なんて信じないという言葉を吐き捨てる。

これをきっかけに、トムは長年勤めていたグリーティングカード会社を退職する。

そして、それを機に諦めていた建築家になるべく、建築の本を読みあさり、デザイン画を書きなぐる。そして、建築会社への面接を受けていく。

複数の会社の面接を受けては、落ちているのだが、トムはあきらめない。

そして、最後の面接会場で素敵な出会いがある。

それは、同じ会社の面接を受ける女性だ。

いまから同じ面接を受けるライバルだが、すこしだけその女性が気になる。

しかし、トムはサマーとの恋愛をきっかけに運命を信じないことにした。

けれども、サマーとの恋愛をきっかけに、運命は自分で切り開くことも学んだ。

そこで、勇気をだして面接のあとにお茶でもしないかと誘い出す。

相手の女性も、トムに対して好意的のようだ。

その女性の名前は、「オータム」。

次の恋愛が始まり、サマーとの500日が終わった。

カウントは1に戻る。オータムとの恋愛がスタートしたのだ。

映画「(500日)のサマー」を見た感想と考察

500日のサマーは、男性視点の恋愛映画です。

数ある恋愛映画のなかでも男性視点の恋愛映画は珍しいものです。

この映画は、脚本家が実際にした恋愛を参考に制作された作品ということもあり、リアルで生生しい恋愛が描かれています。

恋愛というよりもある意味、人生模様を描いた映画に感じます。

とにかくサマーが可愛い!

この作品で、もっとも目を引くのは、ヒロインであるサマーの可愛さでしょう。

サマーのくりっとした目やスラっとしたスタイルは、女性であれば憧れるものです。

また、作品の中では、様々なシーンでブルーの色合いを取り入れています。

このブルーは、サマー(夏)をイメージしているカラーなのかと筆者は感じました。

このブルーは、サマーのファッションでも、数多く取り入れられています。

ワンピースやヘアアクセサリーなど、真似したいと思うファッションがいっぱいです。

特に、サマーとトムの距離が一気に近づいた会社の飲み会のシーンのファッションが可愛い!

青いリボンにポニーテール、サマーの可愛さがギュッと詰まっているなと感じました。

失恋したひとは絶対みてほしい!

失恋を経験した人や現在失恋中の人ならわかると思いますが、失恋はとてもつらいもの。

信頼できるお友達に相談して、諦めなさいと言われても、復縁がしたい!と相手の人を思い続けてしまうかもしれません。

周りが辞めておけと言っても好きな気持ちは抑えることができません。

しかし、復縁が叶わないと知りながら相手を思い続けるのは、とても辛いものです。

このようなときに、この「500日のサマー」を見てほしいと思います。

トムの落ち込み具合と自分の落ち込み具合を比べて、ここまで病んでいないと思えたり、同じように恋愛で苦しんでいる人が、自分以外にもいるのだと思えたりするだけで、気持ちが軽くなるものです。

また、この映画では、恋愛の辛さだけでなく、恋愛が始まるささいなきっかけや恋愛の楽しさなども描かれています。

しばらく、恋愛をしていないひとや恋愛中のひとにもお勧めです!

映画「(500日)のサマー」の評価とまとめ

これほどまでに、リアルな恋愛を描いた恋愛映画はない!と思わせる「500日のサマー」。

脚本家のリアルな恋愛が反映されているだけあって、トムとサマーのような恋愛をして苦しんでいるカップルは、日本中どこにでもいるのではないかと思います。

また、この500日のサマーは時々見返して、過去の恋愛にひたったり、今の恋愛と重ねてみたりと、何度でも楽しめる映画だと思います。

この作品を見て、運命の愛を見つけてしまったサマーと運命なんてないとわかったトムのどちらかの気持ちにきっと共感することができるでしょう。

この映画はただの恋愛映画ではない。

人生で悩んだときのバイブルにもなる恋愛映画だ。

未来が見えなくなったとき、悩みがあって自分に負けそうになったときに、是非とも見て頂きたい作品の一つです!

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