「シンデレラ」は、2015年に公開された作品で、日本でも大人気のアニメーション映画「シンデレラ」が原作になっています。
実写版のこの作品では、アニメーションと少しストーリーが違っているので、原作を知らない方でも楽しめる作品です。
心優しい主人公のエラは、母親を亡くし父親と寂しさを抱えながらも楽しい生活を送っていました。
そんな中エラの新しい母親としてやって来た義母と義理の姉たち。
みんなで仲良く暮らせると思っていたエラでしたが、義母にはどうしても許せないことが……。
この作品では、主人公がひたむきに頑張る姿などが描かれています。
綺麗なドレスと映像や、感動的なストーリーは子供から大人まで楽しめる作品です。
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目次
映画「シンデレラ」の作品情報
【公開日】
2015年4月25日(日本)
【上映時間】
105分
【監督】
ケネス・ブラナー
【脚本】
クリス・ワイツ
【出演者】
リリー・ジェームズ
ケイト・ブランシェット
リチャード・マッデン
ステラン・スカルスガルド
ホリディ・グレインジャー
デレク・ジャコビ
映画「シンデレラ(実写)」のネタバレあらすじやラストシーンと結末
町はずれの森の中に暮らす夫婦は、エラという女の子を授かりました。
エラは、とても想像力が豊かな子供でいつも幸せな事を考えていたのです。
彼女は両親にとって、とても大事なプリンセスで愛情いっぱいに育てられていました。
何世代にも渡り一族が暮らした家には、アヒルやたくさんの動物たちが生活していて、エラは子供の時から彼らと一緒に成長してきたのです。
エラの母親は「まだ、ネズミが言葉を理解できると思ってる?」とエラに尋ねる。
エラは「わかるんでしょ」と答えます。
エラと同じように、母親も動物に優しく守ってあげるように彼女に教えました。
するとエラは「私たちは誰が守ってくれるの?」と母親に尋ね、「フェアリー・ゴッドマザーよ」と教えられたのです。
母親がフェアリー・ゴッドマザーを信じていたので、エラも信じることに。
父親は商人をしていて、いつもエラたちにお土産を持って帰ってきていました。
エラも父親が大好きで、帰宅をするたびに飛んで喜んでいたのです。
幸せな家族でしたが、ある日彼女の母親は病に倒れてしまいます。
母親は悲しむエラに「優しさには力がある、魔法の力よ。どんな時も勇気と優しさを持ち続けてね」と言ってその後息を引き取ってしまいました。
新たな家族
エラは、成長しても母との約束を守り心優しく勇気のある女性になります。
するとある日父親は、「物語の新しいページを開きたいんだ。旅先で会った女性が一人身になり結婚したい」と打ち明けたのです。
エラは、父親の幸せを喜び結婚する事を祝福しました。
義理の姉と母親を後日で迎えるエラでしたが、彼女たちはあまり良い人とは言えなかったのです。
愛する人を失ったはずの夫人でしたが、その素振りは一切見せませんでした。
義母は、エラが母親にそっくりだと聞き少し険しい顔をします。
エラの義母は、色々な客人を招いて毎晩のようにパーティーをしていました。
その場の空気に馴染めないエラは、ねずみたちの元へ行ってエサをあげます。
父親も毎日おなじょうなパーティーにうんざりしていたのです。
ある日父親は、仕事で旅立つことに。
エラは父親に何が欲しいと聞かれ「一番初めにお父様の肩に触れた枝を持って帰ってきて。私の望みはお父様が無事で帰ってくること」と言いました。
父親は、どれだけ嫌な態度を取られても仲良くしてくれと頼みます。
そして、父親とエラが母親の話しをしているのを聞いてしまった義母は、何も言わずにその場を去ってしまいました。
義母のしつけ
父親が旅立ったことで、エラは義母に屋根裏部屋に押し込められてしまいます。
義母は、他の部屋を改装する間だけ屋根裏にとエラの意見を聞かずに押し通してしまいました。
エラには、義母がずっと自分を屋根裏に押し込めるつもりだと気づいていたのです。
部屋を移ったエラは、そこでねずみのガスたちにと再会し「あなたたちも逃げてきたのね」と言います。
家事を手伝っていたエラ。
義理の姉たちは、家事も何もかもできませんでした。
そんなある日、エラは父親が病気で旅先で死んでしまった事を知りショックを受けます。
自分勝手な義母と義理の姉たちは、父親の死を悲しむどころかお土産や今後の生活のことしか考えていませんでした。
シンデレラ
唯一の心の支えが無くなり、悲しみに暮れるエラ。
義母は、雇っていた人たちを解雇し全ての家事をエラに押し付けたのです。
召使のように扱われるエラは、朝から晩まで義母と義理の姉の世話をしていました。
食事も3人の残り物を与えられていたのです。
そんな日々でもエラは、ねずみたちに優しく接し希望を持つことを諦めなかったのです。
屋根裏はとても寒く、エラは暖炉の前で眠る日々が続きます。
暖炉の灰で汚れたエラをみた3人は、「灰かぶりのエラ。シンデレラ」と呼ぶことにしたのです。
一緒に食事を食べようとしたエラでしたが、義母に追い払われます。
義母は、エラをシンデレラと呼んで馬鹿にし、下品な笑い声をあげました。
出会い
義母たちの自分への扱いに我慢できなくなったエラは、馬に乗って森の中へと向かっていきます。
すると大きなシカが居るのを見つけ「ここに居ると狩りの人たちに見つかってしまうから逃げて」と言いました。
すると馬も興奮して走り出し、エラはある男性に助けられます。
感謝するエラでしたが、「あなたのせいでシカも怖がっているわ。あなたに追い回されるようなことをあのシカはしてない」と言ったのです。
その言葉を聞いた男性は、笑い出します。
男性は、初めて狩りに出たと言いました。
名前を聞かれたエラは、義母たちにからかわれたのを思い出しはぐらかします。
名前を聞き返すと「僕のことを知らないのか。キットだ。父の機嫌が良ければそう呼ばれる」とエラに教えました。
話しをして仲良くなった2人。
エラの言葉でキットは、シカを殺さずに逃がすことに。
すると、キットを呼びに来た衛兵に彼は、「僕はキットだ、今すぐ戻る」と言いました。
エラとキットは、また会う約束をします。
王子様
エラにキットと名乗った人物は、国の王様でした。
彼は、父親にエラの話しをして一目で恋に落ちたと明かします。
国の太閤は、キットが森でシカを逃がした事を気にしていました。
一方で、キットは舞踏会で結婚相手を見つけろと言われていたので、出席する代わりに国中の全員を招待するように指示します。
そんな中エラは、街で食事の買い物をしていると舞踏会に参加できる事を知りました。
エラは、キットに会えると大喜びする一方で、義母は娘に王子を射止めなさいと指示を出します。
義母は、エラを舞踏会に行かせる気はなく、ドレスや色々なモノを準備しろと言いはなちました。
その頃キットも、エラの事を考えうわの空になっていたのです。
しかし、太閤と国王はキットに王族と結婚するように言っていました。
手伝いをさせられる一方でエラは、ひそかに母親のドレスを仕立て直していました。
助っ人のねずみたちは、エラのドレス作りに協力していたのです。
舞踏会の日に義母たちは、ドレスを着たエラを見て「そんなボロを着たあなたを連れてはいけない。それにボロボロじゃないの」と言ってドレスを破ったのです。
フェアリーゴッドマザー
あまりにもひどい扱いをされたエラは、義母たちが馬車で出て行ったあと泣き出してしまいます。
エラは、母親の言いつけをずっと守っていましたが
「もう無理よ。何も信じることなんてできない」と言いました。
すると庭に老婆がいて「牛乳をちょうだい」と言います。
老婆は、本当の姿に戻りフェアリーゴッドマザーだと言いました。
驚くエラでしたが、舞踏会まで時間がないのでと急かされます。
エラは、フェアリーゴッドマザーに魔法で綺麗なドレスや馬車なども用意してもらいました。
フェアリーゴッドマザーは、「12時の鐘が鳴ると元の姿に戻るので、それまでに帰ってきて」と言われエラは馬になったガスたちと舞踏会へ向かっていきます。
義母や義理の姉たちには、エラの姿がわからない魔法をかけました。
舞踏会へ
真っ青の綺麗なドレスとガラスの靴に身を包んで登場したエラ。
その姿を見たキットは、別の国の王女とのダンスを断り、エラの元へ。
再会を喜ぶ2人。
キットは「どうかこの僕と最初のダンスを」とエラに言いました。
2人がダンスをはじめ、会場のみんなは目が釘付けに。
その様子を見ていた国王。
ダンスが終わり会場では拍手が、義母と義理の姉たちは作戦が失敗して焦ります。
次のダンスにはと思い娘を送り出す義母でしたが、キットはエラを別の部屋へ。
キットが王子だと知り驚くエラ、一方で太閤はエラの正体を調べようとしていました。
太閤は、他の国の王女に王子との結婚を約束していたので、エラの存在が邪魔だったのです。
秘密の花園に招待されたエラは、綺麗な景色に感動します。
キットは「君は誰なんだ。せめて名前だけでも」と言いました。
12時が近づきエラは「ねずみに、かぼちゃに、説明できないの。今日は楽しい夜だった。さようなら」と言って急いで舞踏会から帰ろうとします。
するとエラは、国王陛下にぶつかってしまいました。
急ぐエラでしたが「ご子息のキット様はとても素晴らしい男性です。国王のことを心から愛しておられます」と言って頭を下げて走って行きます。
キットに追いかけられていたエラは、途中で靴を片方落としてしまいました。
靴を取りに行く時間はなく、エラはそのまま帰ってしまいます。
企みと策略
太閤は、エラの後を追いかけて行き12時の鐘が鳴ってしまいました。
続々と魔法が解けて行きましたが、エラはなんとか家へ戻る事ができて安心します。
義母たちが帰ってきて、急いで準備をするエラ。
不機嫌な義母は、浮かれているエラを見て不審に思います。
そして、「王子は既にセリーナ王女との縁談が決まっているのよ」と言いました。
エラは、大事な箱にガラスの靴をしまい込みねずみたちに感謝します。
彼女は、舞踏会の思い出を日記に書き記しながら幸せな気分に浸っていたのです。
翌日王子は、国王の元へ行きます。
国王は、病気で寿命が短くキットに「私が王女と結婚しろと言えばどうする?」と質問しました。
キットは勇気とやさしさこそが何よりも大切だと答えたのです。
国王は、「愛のある結婚をしろ。うっかりして靴を忘れたあの娘を探せ」とキットに言い息を引き取りました。
翌日御触書が出て、国王になった王子がエラと結婚したがっているという内容だったのです。
エラは、驚きながらも喜び急いで家に帰りました。
しかし、義母がエラのガラスの靴を見つけ出し舞踏会のプリンセスの正体に気づきます。
義母は、もし王子と結婚するなら私を王族の長として扱えと言い出したのです。
エラが提案を拒むと、義母はガラスの靴をたたき割りました。
何故そんなことをするのかと聞かれた義母は、「あなたが素直で美しくて清らかで善良だからよ。でも私は……。」と言って屋根裏のカギを閉めてしまいます。
義母は、城へ行き太閤にエラのことを話しました。
そして、伯爵夫人にすることを条件に出し太閤と手を組みます。
愛と勇気
国では、ガラスの靴を色々な女性に履かせることに。
誰の足にも合わず、ついにエラたちの家にもやって来ました。
義理の姉たちは大喜びしていましたが、どちらの足にも靴は合わなかったのです。
屋根裏に閉じ込められていたエラは、それでも希望を諦めず部屋でダンスを思い出し歌っていました。
すると、ガスが窓を開きます。
さっさと帰ろうとする太閤でしたが、衛兵がエラの歌声に気づきました。
娘は他に居ないと嘘をつく義母。
すると、衛兵の中にキットが紛れ込んでいたのです。
諦めの悪い義母でしたが、エラはありのままの姿で勇気と優しさを持ちキットの元へ。
キットに名前を聞かれたエラは、「シンデレラです。私は親もいないし、持参金もありません。もし靴が合えば、ありのままの私を受け入れてくださいますか?」と尋ねました。
キットはもちろん受け入れるとエラに言って、足にガラスの靴を履かせます。
キットと家を出るエラは、「あなたを許します」と義母に告げました。
義母と太閤たちは、国の外へと追放になります。
盛大な結婚式が開かれ、国民たちも2人を祝福しました。
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映画「シンデレラ」を見た感想と考察
映画「シンデレラ」は、アニメのストーリーとは少し主人公の設定や義母などの描かれ方が違っていました。
綺麗な映像
映画「シンデレラ」の見どころの1つは、綺麗な映像です。
主人公のエラの綺麗なドレスだけでなく、他の登場人物たちの衣装なども豪華になっていました。
馬車やお城の景色などもとても綺麗になっているので、是非チェックしてみてください。
少し違ったストーリー
この作品では、主人公の名前がシンデレラではなくエラになっていました。
アニメの方では、義母や義理の姉たちがシンデレラの名前で馬鹿にするシーンはありません。
他にも、ストーリーのラストでガラスの靴は義母に割られていませんでした。
原作との違いなども、楽しむ要素の1つになっています。
撮影秘話
映画「シンデレラ」の主人公を演じたリリー・ジェームズは、撮影中にコルセットをきつく締めていたので、とても細くCGではないかと話題になっていました。
しかし、リリー・ジェームズさんは本当に役つくりの為に体を作り綺麗なウエストを手にしたと明かしています。
映画「シンデレラ」の評価とまとめ
女性にも大人気の映画「シンデレラ」。
主人公の純粋な姿や勇気のある行動には、胸が打たれるシーンが多く感動的になっています。
登場人物たちのそれぞれの気持ちや、純粋な愛が勝つエンディングになっています。
ハッピーエンドや純粋なストーリーを見たい時などに楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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