「ディセンダント3」は、2015年に公開されたディズニーのオリジナルムービー第3弾になっています。
この作品のストーリーでは、出身の違う者同士が歩み寄る姿が描かれていました。
ヴィランズの子供たちにチャンスを与える為に奮闘するベンとマルたち。
しかし、ヴィランズの子供たちを迎えに行ったときにある事件が起き国の安全が危険に晒されてしまいます。
オラドンの平和を守る為にマルとベンが出した答えとは……。
この作品では、人々の心にある善と悪や正面から人と向き合う事の大切さなどが描かれていました。
育った環境に左右されず、誰でも変われるチャンスがあると思わせてくれる作品です。
それでは映画「ディセンダント3」ネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
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目次
映画「ディセンダント3」の作品情報
【公開日】
2019年8月2日(アメリカ合衆国)
日本では放送のみ
【上映時間】
108分
【監督】
ケニー・オルテガ
【脚本】
ジョーサン・マクギボン
サラ・パリオット
【出演者】
ダヴ・キャメロン
ソフィア・カーソン
キャメロン・ボイス
ブーブー・スチュワート
クリスティン・チェノウェス
チャイナ・アン・マクレーン
「ディセンダント3」のネタバレあらすじ
綺麗な国オラドンで生活するマレフィセントの娘のマル。
彼女の出身はロスト島というヴィランズ(悪役)たちが閉じ込められた離れ小島。
仲間のイヴィやカルロスとジェイと一緒に、新たな国王のベンの政策でオラドンへ。
オラドンへ招待されたマルたちは、良い人になると選択しそこで生活する事に。
マルは、ベンと恋に落ち交際しました。
ベンは、マルたちと一緒に新たにオラドンへヴィランズの子供を受け入れる事に。
ロスト島に戻ったマルたちは、オラドンへ行きたがっている子供たちを集めます。
そして、オラドンへ行く事になった子供たちを4人発表する事に。
ヴィランズの子供たちは、選ばれるのをとても楽しみにしていてマルたちも「正直全員を連れて行きたいけれど、徐々に迎えに来るから待っててね」と言います。
スミーの双子の息子とドリゼラの娘ディジーとドクターファシリアの娘セリアが選ばれました。
婚約
ヴィランズの子供たちを迎えに行く日マルは、逃げたままのウーマが何か仕掛けてくるのではないかと不安で海を望遠鏡で監視します。
すると、ベンが後ろからやってきてマルを脅かし、笑い合いました。
マルの不安を知ったベンは、大丈夫だとなだめようとしましたが、「ウーマはヴィランズよ」と逆に説得します。
ベンは、「マルに見張りを増やすから抱え込まないんで」と言いました。
オラドンでは、ヴィランズの子供たちを迎える為に国中のみんなが集まっていたのです。
ベンとマルは遅れて登場すると、ベンがマルに告白した時の曲が流れ始めます。
国民たちに手を振るマルとベン。
ステージに上げられたマルにベンは、マイクを手に取り「今日新しい仲間を迎える為に集まってくれてありがとう」と言います。
しかし、オーロラの母親でオードリーの祖母は「ヴィランズを歓迎などしてない」と呟きました。
ベンは、「君と出会ったのはそんなに前じゃないけれど。愛してる」と言います。
そして、告白した時の歌を歌い跪いて「君と2人で一生暮らしたい。僕と結婚して女王になって欲しい」と指輪を差し出しました。
見ていたオードリーは、「ダメよ」と思わず声を上げます。
マルは感動しながら「いいわ。イエスよ」と答えベンと婚約しました。
その瞬間オードリーは倒れそうになってしまいます。
マルの指に指輪がハマり、カルロスたちも大喜びしました。
その様子を見て喜ぶダグでしたが、「映画デートが色あせるね」とイヴィに言います。
イヴィは、「大好きよ。映画が」と気持ちを誤魔化してしまいます。
祝福ムードに包まれる中オードリーは祖母に「母親は眠っていても王子を捕まえたのに」と嫌味を言われてしまいました。
周りがマルの事を誉めているのを聞いたオードリーは、「私よりもヴィランズの子供が良いの」と激怒します。
イヴィはマルを抱きしめ、「もうウェディングドレスのデザインもできてる」と微笑みました。
しかし、オードリーはマルの手を掴み「堂々と正面から射止めたわね。いや違った、魔法を使ったのよね。孫に何て話すの?」と言います。
マルは、「悪いけど、島で迎えを待っている子がいるから行くね。」と言ってオードリーの元を去り、ロスト島へと向かっていきました。
悪へ
ロスト島からオラドンへ行く4人は、親と別れリムジンに乗り込んで行きます。
ヴィランズの子供たちに見送られ、バリアを出たマルたちでしたが、ある人物がバリアを出ようとしたのです。
バリアを出ようとしていたのは、冥界の神ハデスでした。
彼は「俺は神様だぞ。こんな所に閉じ込められてたまるか」と言います。
ハデスは、バリアに腕を突っ込み魔法の燃え差しでベンたちに攻撃しました。
マルは、ドラゴンの姿に変身しハデスと戦います。
オラドンで様子を見ていたオードリーは「見てよ。女王は私たちを守れもしない」と言い放ちました。
ドラゴンのマルは、なんとかハデスをバリアの中へ戻します。
しかし、燃え差しに全ての魔力を取られてしまいました。
夜に部屋にいたオードリーは、手帳を開きベンとの将来を夢見ていた自分を想いだし涙を流します。
ずっといい子でいたオードリーは、ついに我慢の限界を迎えてしまいました。
彼女は、博物館へ侵入して飾ってあった王冠を手に取り被ってしまいます。
すると彼女をマレフィセントの杖が呼び、オードリーは杖を手にしてしまいました。
マレフィセントの杖は、邪悪になってしまったオードリーを引き寄せたのです。
彼女は、邪悪な女王へと姿を変えてしまいます。
重大な決断
翌日マルとベンは、ビーストとベルとフェアリーゴッドマザーたちに呼ばれました。
ハデスが逃げ出そうとした事で、「ヴィランズは野放しにできない」と言われてしまいます。
話をしていると博物館から王冠とマレフィセントの杖が盗まれたと知らせが入りました。
ベルは、「マル。どうすればオラドンを守れる?」と尋ねます。
悩んだマルは、「たった1つです。この先島との行き来を禁止し、バリアを永遠に閉じるしかない」と選択しました。
取り乱したベンは「そんなことできない。」と言います。
しかしマルは「あなたの夢は応援したい。けれど、オラドンの国王と女王としての務めを考えて」と言いました。
マルは「私たちが覚悟をしないと、恐ろしい事が起きたら後悔しきれない」と言い封鎖する事を決めます。
その後マルは、イヴィの元へ行きバリアを封鎖する事を告げました。
イヴィは、「反対したでしょ?」とマルに問いかけ、彼女は自分が提案したと言い出せずにウソをついてしまいます。
イヴィは、「私たちと今回の4人が親に会えなくなる。マルなら変えられるでしょ。良い女王になる」と抱きしめられマルは黙り込みました。
その頃カルロスは、ジェーンのバースデーケーキを用意していましたが、ディジーとセリアがつまみ食いしていて動揺してしまいます。
イヴィの家を出たマルは、外で邪悪になったオードリーに会いました。
「何かの冗談?」と聞くと「欲しいから盗んだ」とオードリーが言います。
マルは、「それは危険なの、使っちゃダメよ」と言いましたが、
「完ぺきな人生を奪われた復讐をする」と言ってマルを老婆の姿に。
「その姿でも愛してもらえるかしら?」と言って去っていきました。
マルには、マレフィセントの杖の呪いを解く魔力はありませんでした。
唯一マレフィセントの杖に対抗できる魔力があるのは、ハデスの持っていた燃え差しだけだったのです。
親子の再会
マルたちは、ロスト島へ向かう準備をします。
ディジーたちに叫ばれたマルは、イヴィに「そんなにひどい?」と聞きました。
イヴィは、「きれいに年取ってる」と答えます。
その頃オードリーは、ジェーンの誕生会へと向っていきました。
オードリーは、招待されなかった事を根に持ち「マルは調子が悪いので来ないわ。彼女が何したか忘れた?私が女王になるはずだったのに」と八つ当たりします。
その場にいたチャドは、オードリーの手下になる事を選びました。
そして彼女はジェーンにバースデーソングを歌いながらみんなを眠らせてしまいます。
ジェーンは、魔法の湖に潜って魔法から逃れました。
そして、ジェーンはベンに電話をかけて「オードリーがみんなを眠らせた。ママの魔法の杖がいる」と言って電話を切ります。
島に到着したマルは、ロスト島では魔法が使えないので元の姿に戻りました。
ハデスの元へセリアと向かうマル。
看板に番犬注意と書いてあったので、「犬は大きいの?」と聞くと、「今にわかる」と言われました。
ハデスは、レコードで犬の鳴き声を流していただけだったのです。
昼寝をしているハデスに近づき、燃え差しを取ろうとしましたがバレてしまいます。
マルは「はぁい、パパ」と言いました。
ハデスは、「この前はやってくれたな」と言います。
マルは、「そっちこそ、私を捨てたくせに」と怒りましたが、「違う。おまえじゃなくて母親を捨てたんだ」と弁解しました。
マルは、燃え差しを渡してと言います。
「燃え差しは、神しか使えない。おまえは半分しか能力を引き出せない。濡らしたら全て終わりだ」と燃え差しを渡して言いました。
帰りにセリアは、「ハデスはいつもマルの事を聞いてきた」とマルに教えます。
オードリーの復讐
頭を抱えるベンの元へ来たオードリーは、「提案があるの。私を女王にしてくれたらみんなを起こす」と言いました。ベンは、「呪文をかけられたの?」と心配したのです。
ベンは「杖を返してくれれば君を許す。」と言われたオードリーは激怒し、ベンを野獣の姿に変え、起きているみんなを石に変えてしまいました。
マルたちがバリアを出ると、ハリーとギルが飛び出して来てしまいます。もみ合っているうちにマルは燃え差しを落としてしまい、海から出てきたウーマが燃え差しをキャッチしました。
マルは「人の命がかかってるから返して」と言います。
ウーマは、「島の子が望めばオラドンから出れると約束して」と取引をしました。
マルは、約束を守る気はありませんでしたが、イヴィが「マルは約束を守る」とウーマを説得します。
一緒にオラドンへ行き戦う事になったマルとウーマたち。
ギルは、オラドンの景色を見て感動します。ジェイは、ギルに色々なことを教えてあげました。
デュードを見つけたカルロスは、事情を聞きます。
一方でオードリーは、マレフィセントの杖でみんなの様子を監視していて、マルの呪文が解けた事に苛立ちました。
ベンの元に向かったマルたちは、大きな傷跡を見つけてベンを心配します。
ベンは見つからず、オードリーを探す事に。彼女の日記を見つけ、妖精の小屋に向かっていきました。
マルたちとジェイたちは別行動してオードリーとベンを探す事に。
素直なギルは、ジェイと仲良くなりましたが、ハリーは反発し続けます。
ダグを心配して帰ったイヴィは、真実の愛のキスで呪いを解き目覚めさせました。
再会
ジェイたちは、ベンを見つけます。
呪いを解くためにジェーンが魔法の泉の水をベンにかけ、姿を戻しました。
カルロスとジェーンは、お互いが無事で安心し抱きしめ合います。
その頃マルは、ウーマときちんと話し「助けてくれてありがと」と言いました。
ウーマは、仲良くなってれば島でもっと楽しめたとマルに笑います。
オードリーの魔法でイヴィの家に閉じ込められてしまいましたが、マルとウーマが協力し魔法を解きました。
ウーマは、燃え差しをマルに返します。
そして、マルはベンと再会し喜びます。
ベンは、まだ歯やひげが戻らずマルに笑われてしまいました。
カルロスは、ジェーンにプレゼントを渡します。
彼女は、カルロスのくれたネックレスを受け取り喜びました。
ジェーンとギルたちは、フェアリーゴッドマザーを探す事に。
妖精の小屋を目指すマルたちは、徐々に忍び寄っていきましたが、中にはチャドだけだったのです。
ベンは、「みんながどうやって団結したか教えて」と言いました。
するとイヴィは、「マルが島の子たちを全員オラドンに呼ぶと約束した」と答えベンは驚きます。
マルは、「みんなに話があるの。私、ウソをついた島の子たちを呼べない。バリアは永遠に閉ざされる」と打ち明けました。
ウーマは、「信じたのが間違い。自分勝手」と言います。
セリアは、泣きながら「ただの弱虫。親に逢えないと教えなかったなんて」と怒り燃え差しを奪って水に落としてしまいました。
燃え差しがパワーを無くし、ウーマたちも去ってしまいます。
イヴィに謝るマルは「オラドンを守る為には仕方なかった。」と言いますが、「約束したでしょ。あの子たちを守ってくれると信じていたのに私たち家族を裏切った」と言われてしまいました。
すると、その瞬間マル以外が石に変えられてしまいます。
仲間と共に
オードリーは、セリアを誘拐しマルに「返して欲しかったら1人で来なさい」と言われます。
マルは、ウーマたちの元へ行き助けを求めましたが「自業自得」と言われてしまいました。
1人でオードリーの元へ行ったマルは、ドラゴンの姿で戦います。
しかし、マレフィセントの杖の力は強大で燃え差しもないマルは打つすべが無くなってしまいました。
攻撃されたマルを見たウーマは、「力を合わせよう。一緒に戦おう私がここにいる」と言います。燃え差しが力を取り戻し、マルはオードリーを倒す事に成功しました。
ウーマたちも喜び、セリアを取り戻しましたが、オードリーは気を失って目覚めませんでした。
国のみんなは目覚めましたが、オードリーは起きず「ハデスに私が頼む。父だから」とベンに言います。
ベンは、ハデスが父親だと知り驚きました。ウーマたちは「島を守る為に自分も帰る」と言います。
マアは「みんなにウソついてごめん」と謝りました。
みんなは、国の為に仕方なかったとマルの事を許してあげたのです。
手錠に繋がれ到着したハデスは、「彼女はヴィランズだろ。おまえらが世界を壊そうとしてもお咎め無しか?俺らは永遠に閉じ込められているのに」と言いました。
しかしハデスは、マルから燃え差しを受け取りオードリーを目覚めさせます。
オードリーは、「あなたやみんなが憎かったの。同じように傷ついて欲しかったごめんなさい」と言いました。
マルは「まだちゃんと謝ってなかった。ごめんね」とベンと謝罪します。
するとオードリーの祖母も「マルに謝るべきだった」と謝罪したのです。
ハデスは、再び手錠に繋がれます。
マルは泣きながら「またパパが恋しくなる」と言って燃え差しを受け取りました。
ハデスは、「おかげで太陽をみられた」と言って去っていきます。
向き合う覚悟
マルは、婚約のパーティーに出席しました。
そしてマルは、「私には無理。オラドンの女王にはなれない。島を見捨てるのはできない。」と言い出します。
マルは、バリアを閉める案を提案したのは自分だと認め、「どこに悪が潜んでいるかもヒーローがどこにいるかもわからない。
ウーマたちがいなくちゃ島は終わっていた。島とオラドンを1つにし両方の女王になる」と言いました。
ベンもマルの意見に同意し、島のバリアを完全に無くす事に。
誰も反対する人はおらず、マルはフェアリーゴッドマザーを杖を預かり「世界をよりよくするために」と言ってバリアを開放しました。
島にいたウーマは「私の案」と言って微笑みガッツポーズします。
ヴィランズたちがオラドンへ向かっていきました。ヴィランズの子供たちもセカンドチャンスをつかむ為に、生まれ変わろうと思っていたのです。
マルは。ウーマと抱き合い喜びます。
ジェーンは、「あなたのママに会うの不安なの」と言いました。そして、ハデスは「結婚式に行って良いか?」とベンとマルに言います。
ハデスは「2人で必ず幸せになれ」と言いながら、ベンに見張っているぞとしました。
ベンは苦笑いしながら、「オラドンへようこそ」と言います。
マルたちは「親に会いたい?向こうはどうかな」と笑いながらオラドンからロスト島へと向かっていきました。
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映画「ディセンダント3」を見た感想と評価
「ディセンダント3」では、最強のヴィランズの子供ウーマとマルがお互いに手を組む姿が描かれていました。
ストーリーが感動的
映画「ディセンダント3」では、オラドンの王女としてマルが色々な選択をしていました。
マルの選択は正しいモノだけではありませんでしたが、次第に自分の選択が間違っていた事に気づく姿などは見どころになっています。
父親ハデスの存在にも驚きでしたが、お互いに愛情を感じ善が悪に。悪が善になる姿が描かれています。
だれもが道を踏み外す危険性があり、反対も同じく道を踏み外した人も善になるチャンスがあるという事に気づかされる作品になっていました。
歌とダンスがカッコいい
今作でもカッコいい曲とダンスがたくさん登場していました。
その曲も歌っている登場人物の気持ちが表現されていて、オードリーの苦しみやマルの悩みなど、それぞれの葛藤が伝わる歌になっています。
最後のハッピーエンドのダンスでは、ヴィランズの子供とオラドンの子供たちが一緒になって歌って踊っているので、ファン必見のエンディングを迎えていました。
キャメロン・ボイスの最後の作品
映画「ディセンダント3」は、カルロス役を演じたキャメロン・ボイスの最後の作品になっています。
彼は、この作品が公開される1か月前にこの世を去ってしまいました。
たくさんのディズニーチャンネル作品で活躍していたキャメロン・ボイスは、日本でも人気があり大勢のファンが悲しんでいます。
出演者たちもキャメロン・ボイスの死に向き合う事が出来ず、長い間口を閉ざしているキャストも居ました。
彼の最後の作品となっているので、最初から最後まで見逃さず楽しんでみてください。
映画「ディセンダント3」の評価とまとめ
映画「ディセンダント3」は、感動的なストーリーや歌とダンスなど色々な見どころのある作品になっていました。
シリーズの続編を望むファンも多いですが、キャメロン・ボイス無しの作品を考えられないキャストも多く現在は難しいと言われています。
過去のシリーズの総集編になっていて、自分のなりたい人間になれる事や1度道を外れたとしても自分で変わる事ができると伝えてくれる作品になっていました。
嘘や裏切りや恐怖などを経験しながらも、人を許し信じ向き合うことの大切さを教えてくれるストーリーになっているので、落ち込んだ時や感動したい時などに最高で最強のハッピーエンドを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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