「ダークナイト」や、「メメント」で有名なクリストファー・ノーランが監督する本作品。

第87回アカデミー賞では、5つの部門にノミネートされ、視覚効果賞を受賞しています。

地球滅亡を間近に迫った中で、宇宙を舞台に新たに住める星を探すというSF映画です。

新しい星を探す中で、ミッションに挑むクーパーが宇宙では何度も危険な目に合うシーンはドキドキで注目する部分ですね。

宇宙空間を科学的に描き、その一方で愛情溢れるヒューマンドラマとしても人気な映画「インターステラー」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。

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映画「インターステラー」の作品情報

【公開日】
2014年11月22日(日本)

【上映時間】
169分

【監督】
クリストファー・ノーラン

【脚本】
クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン

【出演者】
ジョセフ・クーパー:マシュー・マコノヒー
アメリア・ブランド:アン・ハサウェイ
マーフィー・クーパー:ジェシカ・チャステイン
TARS "ターズ":ビル・アーウィン
マーフ(老年期):エレン・バースティン
ヒュー・マン:マット・デイモン
ジョン・ブランド:マイケル・ケイン

映画「インターステラー」のネタバレとあらすじ

地球は滅亡の一途を辿っていた

ある日、子供、マーフが、いつも同じ本が落ちるという現象を見つけました。

マーフィーは父クーパーにそのことを指摘し、幽霊の仕業を疑うのですが、父に科学的でないと否定されてしまいます。

しかし、地球の寿命を告げるかの如く砂嵐が巻き起こり、親子は窓を閉めて凌ぎますが、奇妙な出来事が起こります。

やがて奇妙な出来事から地球は人が住めない星に変化していき、NASAはある決断をします。

政府は秘密裏に宇宙開発をしていた

地球の変化で食料難に脅かされる中、NASAは地球を離れて別の星に住むための準備をすることになります。

そのための準備として、クーパーは“彼ら”と呼ばれる謎の存在からパイロットに誘われます。

その“彼ら”とは、自然発生のありえないワープホールを作った者のことで、彼らとの調査が人類の未来のためには必要不可欠でした。

クーパーは宇宙飛行を決意するが、マーフィーは涙を流して引き留めます。

クーパーは喧嘩したままの長い別れを嫌がり、マーフィーの機嫌を取るために時計を渡しました。

地球と時間の流れが違う宇宙で、次に出会う頃には同じ年齢になっているかもしれないと、マーフィーに告げるのでした。

クーパーは移住できる可能性がある星を目指す

別の星野調査の結果、水と有機物もあるという報告を受けた星を、一行は目指すことになりました。

しかし、そこはブラックホールにも近く、地球での1時間が7年に相当するという、リスクの高い星でした。

それでもリスクの高い星に向かいたどり着いて見えたのは、辺り一帯の命の源である海。

報告を受けた信号を探すも中々見つからず、山に見えるほどの大きな波が襲います。

データを回収しようとしたことによって脱出に遅れてしまったブランドは、自らを置いて出ろと促します。

なんとか救出することに成功するも、リスクのある星の影響で23年もの月日が過ぎてしまいました。

あまりに長い年月のビデオレターでクーパーは自身の息子が結婚をし、そして子供を持ったものの、亡くなってしまったことを知ります。

結局喧嘩別れになったマーフィーからも、ビデオレターが届いていました。

ついにマーフィーは、クーパーが宇宙に行った時と同じ歳になっていて、同い年になる頃には戻ってくるという約束を守れませんでした。

次の星に向かう

滞在に多くの燃料を用いてしまったことにより、3つの星に向かう予定だったのが、一つの星に行くことしかできなくなってしまいました。

その星はエドマンド博士のデータによると条件はいいが、信号が途絶えています。

ブランドはエドマンド博士と恋人同士ということもあってか、通信の途絶えた星を推しますが、行き先は別の星である信号が続いている星に決まる。

マン博士の星に到着する

マン博士の星は氷の世界で、有機物もあって呼吸ができることから、生命体の存在も期待できる星です。

しかしそれは、マン博士が船を乗っ取るために吐いた嘘で、クーパーは騙されて船から突き落とされるも、ブランドに助けを求めてなんとか生存。

マン博士に母船を取られた二人にはもう燃料などなく、クーパーはワープホールを利用し、一人でブラックホールへと向かいました。

そこでは、時間を行き来できる5次元の世界にたどり着きました。

5次元の世界にはターズがいた

ワープホールを作っていた彼らとはターズであり、クーパーは5次元の世界からマーフィーへ、人類生存のためのメッセージを伝えます。

それが、座標を指した砂や、いつも落ちる本だったのです。

そしてクーパーが目を覚ましたのは、土星の軌道上にできたクーパーステーション。

その名前は、娘のマーフィーから名付けられたもので、二人は長い期間を経て再会しました。

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映画「インターステラー」の感想と考察

「インターステラー」は、愛という目に見えない事象についてを描いた、人類の存亡を懸けて危険な任務に挑むSF映画です。

クリストファー・ノーラン作品らしい難解さを持った映画ですが、SF要素やラストの5次元空間は、非常に丁寧に作り込んだ作品だと言えます。

伏線や説明によって、分かりやすく作られたSF作品

宇宙を舞台にしたSF映画と言えば、スタンリー・キューブリック監督の「2001年、宇宙の旅」が浮かびますが、本作品は他のSF映画と比べ、科学的知見の無い人でも楽しめるような分かりやすい映画になっています。

それは、科学的シーンにも分かりやすいほどの説明がなされているからです。

愛による引力が働く5次元にたどり着く前に、ブランドが科学としての愛を語る等の助走があってこそ、すんなりと受け入れられたような気がします。

その恩恵もあって、小難しい科学で雁字搦めになったSF映画の側面からは外れ、ヒューマンドラマとしても楽しめるようになっているわけですね。

マン博士が裏切った理由

マン博士はクーパーとの会話中、自らに家族はいないこと、しかし、世のため人のために動きたいということを話しており、マン博士に比べ、クーパーはただ家族を守るために行動しています。

そこで、クーパーの父は土台の正しさこそが大事だと言っていたことを思い出します。

マン博士の人類愛という土台は間違っており、もっと身近で大切に思える具体的なものに対する愛こそが正しいといった描写です。

つまり、家族のいないマン博士の愛は歪んでおり、だからこそマン博士は失敗し、歪んだ愛が故に歪んだ生存本能に燃え、裏切ったのだと考えられます。

愛とはなんのために存在するのだろうか

これを紐解くために、まずは人類の生存を機械に任せなかった理由を探ります。

近未来のSF作品において、機械に判断を任せるという展開は多く見られます。

人類は、人類にしか宿らない愛を信じているのですね。

また、引力としての愛というものが存在します。

5次元の世界では、時間が物質になっており、そこでは我々が何か物を手に取るのと同じように、時間を移動できます。

クーパーは一度、宇宙に行く決断を引き留めるためにメッセージを送るのですが、上手く伝わりません。

マーフィーとの間に愛が存在するからこそ、メッセージは伝わったのです。

人類が滅びなかったのは、人類に愛があり、愛を信じることができたからだと考えられます。

映画「インターステラー」の評価とまとめ

クリストファーノーランの才気あふれる映画

本作品には、いわゆる「泣けるシーン」がふんだんに用意されております。

SF部分の小難しさはあるものの、なんとなく理解したような気になりつつ鑑賞でき、非常にテンポも良いことから、大衆映画としても、高く評価ができます。

緻密な作り込みからなる、他のSF映画とは、まさに次元の違う人気は、分かりやすく、そして感動的描かれています。

そういったエンタメ成分の高さこそが、クリストファー・ノーランが次世代の映画業界を担うと言われる所以なのではないでしょうか。

人類を助ける地球外生命体を探索するも、実はそれが地球人だったという、ありがちと言えばありがちなストーリーながら、徹底した科学的根拠、そして感動的なシーンの数々で、圧倒的なインパクトを残した本作品。

クーパーとマーフィーの親子愛は、涙なしには鑑賞できません。

壮大な宇宙と家族の物語で涙したい方は、是非鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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