「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第四作目となる「マイティ・ソー」。
地球から遠く離れた星アスガルドの王の息子ソーは、アスガルドから追放され地球での生活を余儀なくされてしまう。
完全にパワーを失ったソーがアスガルドへの帰還に難航する中、弟ロキによる陰謀が動き始める。
王である父オーディンに見切られ普通の人間と化したソーは、人々の助けを得ていく中で、徐々に次世代の王としての資質を身につけていき、パワーを取り戻していく。
果たしてソーは無事アスガルドへと帰還し、惑星の危機を救うことができるのか?
映画「マイティ・ソー」の見どころを、あらすじやネタバレ、感想とともにご紹介していきます!
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目次
映画「マイティ・ソー」の作品情報
【公開日】
2011年7月2日(日本)
【上映時間】
114分
【監督】
ケネス・ブラナー
【脚本】
アシュリー・エドワード・ミラー
ザック・ステンツ
ドン・ペイン
【出演者】
ソー:クリス・ヘムズワース
ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン
ロキ:トム・ヒドルストン
エリック・セルヴィグ:ステラン・スカルスガルド
映画「マイティ・ソー」のネタバレとあらすじとラストの結末
大学の研究の為、ニューメキシコ州の草原地帯に車で来ていたセルヴィグ博士、ジェーンらは、夜空に突如として現れたオーロラに向かい車を加速させた。
近づくと、突然オーロラから巨大な竜巻が発生し、竜巻に巻き込まれたジェーンらの車は視界が悪い中で一人の男を轢いてしまう。
ジェーンらは車から飛び出し、男のもとへと駆け寄った。
ヨトゥンヘイムとの戦い
西暦965年、アスガルドの軍団は、ヨトゥンヘイムに攻め入られていた地球を危機から救う。
戦いに勝利したアスガルドの王オーディンは、敵のパワーの源である“箱”を押収した。
時は進み現代、オーディンの長男ソーへの王位継承の儀式の最中にヨトゥンヘイムからの侵入者によって箱が狙われ、箱は奪われはしなかったもののソーは激怒し、弟であるロキらを連れてヨトゥンヘイムへと向かった。
氷の力を持つヨトゥンヘイムの兵士たちに苦戦を強いられながらも、ソーは巨大な力を持つハンマー“ムジョルニア”を使い、敵を倒していった。
そこにオーディンが現れ、両星は戦争勃発の危機を迎えたままソーらは撤退する。
ソーの身勝手な行いに激怒したオーディンは、ソーから力とムジョルニアを取り上げ、地球へと追放した。
地球への追放
ニューメキシコ州に落とされたところを車に轢かれたソーは意識を取り戻すと天に向かって叫んだ。
ジェーンらが質問をするも訳の分からないことを叫び続けるソーに対し、グループの中の一人の女性が麻酔銃を撃ち、ソーは気絶した。
ソーを乗せた車が走り出した頃、少し離れた砂漠にムジョルニアが落ちる。
病院へと運ばれたソーは、目を覚ますと周りの医者らを殴り飛ばし、病院を後にした。
街で昨夜起きた現象について話し合っていたジェーンらは、病院を抜け出したソーと遭遇する。
服や食料を与えてくれているにも関わらずソーは彼女らに対し上から目線な態度で物を言った。
ムジョルニアが墜落した砂漠では、近くの市民らによってお祭り騒ぎとなっており、男たちが地面に刺さったハンマーを抜き取ろうとしていたがビクとも動かなかった。
そこへS.H.I.E.L.D.のエージェントコールソンが到着する。
ムジョルニアへ
アスガルドでは、オーディンがロキに対し、ロキはオーディンの実の息子ではなく、戦争の後オーディンによって拾われたヨトゥンヘイムの王の子であることを告げる。
ロキはこれまで自分が利用されていたと感じ激怒するが、その時オーディンは倒れ、深い「眠り」についてしまう。
ソーはジェーンらとカフェで食事をしていた際に、カフェの常連の話からムジョルニアが近くに落ちていることを知る。
ジェーンはソーに車で送ってくれと頼まれるが断り、ソーは一人でムジョルニアのもとへ向かった。
ジェーンらが研究所へ戻ろうとすると、コールソンがジェーンの研究資料を押収しており、抗議も虚しくすべての資料を奪われてしまう。
自暴自棄気味になったジェーンは一人で車を走らせ、ソーを拾ってムジョルニアへと向かった。
これまでとは違い突発的に「眠り」へとついてしまったオーディンに代わり、ロキはアスガルドの王となる。
ソーを連れ戻しに行くことを戦士たちが申し出るが、ロキはそれを許さなかった。
ソーとジェーンはムジョルニアのもとへ辿り着くが、そこではすでにS.H.I.E.L.D.によって仮施設が作られていた。
ソーはジェーンを残し、一人突入した。
鍛え上げられたエージェントらを次々と倒し、ムジョルニアのもとへ辿り着いたソーは引き抜こうとするが、全く動く気配がなく、そのままソーは捕らえられてしまう。
デストロイヤー
施設の一室で拘束されているソーのもとにロキが現れる。
ロキは父が死んだこと、ソーは永遠にアスガルドに戻ることができないと告げ、去っていった。
コールソンのもとに、ソーがただならぬ存在であると感じ始めていたセルヴィグ博士が訪れ、ソーのことを友人だと偽り身柄を引き取る。
その後、博士とともにジェーンのもとへと戻ったソーは、ジェーンと夜空のもと、アスガルドについて語る。
ロキは密かにヨトゥンヘイムへと赴き、アスガルドへの侵入とオーディンの殺害の手助けをすると王に伝える。
その頃アスガルドでは、ソーと共に戦ってきた四人の戦士がソーを救出することを決意し、惑星と惑星とを繋ぐ橋の番人であるヘイムダルの協力もあって地球へと辿り着く。
四人の裏切りに感づいたロキは、ヘイムダルを氷漬けにし、殺戮マシンデストロイヤーを地球へと送り込んだ。
ソーと再会した戦士らは、オーディンが生きていることを告げ、ロキを止めるためアスガルドへと戻るよう伝える。
しかし、そこにデストロイヤーが襲撃し、攻撃を受けたソーは命を落とす。
その瞬間ムジョルニアが宙へと飛び出し、ソーの手へと収まった。
ソーは立ち上がり、ムジョルニアを使ってデストロイヤーを破壊し、ヘイムダルに向かって橋を開くよう叫んだ。
ロキとの戦い
ヨトゥンヘイムの王らを招き入れたロキは、不意を突いてヨトゥンヘイムの王を殺害する。
ソーからの呼び声で全身の氷を破壊したヘイムダルは橋を解放した。
ソーはジェーンに必ず戻ると言い、二人はキスを交わした。
アスガルドへと戻ったソーはロキと話すも攻撃され、ソーを振り払ったロキはヨトゥンヘイムに向け、橋のエネルギーを放った。
ヨトゥンヘイムはみるみる地面が砕け始める。
ロキはソーに、自分が王の息子として認められるためにこれまでのことをやってきたと言った。
そしてソーに襲い掛かった。
ソーはムジョルニアを使い、ロキの槍を受け止める。
二人は激しく戦い、ロキは分身を使ってソーを追い詰めるが、ムジョルニアによって振り払われ倒れた。
ソーはエネルギーを放ち続ける橋をムジョルニアで何度も殴り、橋は大爆発を起こして吹き飛んだ。
爆風で飛ばされる二人を、目を覚ましたオーディンが掴んだ。
しかしロキは自ら手を放し、宇宙へと落ちていった。
エンディング
ジェーンは、雲のはるか遠くで消えゆく光を寂しそうに見つめていた。
アスガルドでは宴が行われ、外ではオーディンとソーが話していた。
「お前はいい王になる」とオーディンが言うと、「あなたほどいい王にはなれません。父親としても」とソーは続けた。
「まだまだ学ぶことがたくさんあります。今なら理解できます。いつの日か、あなたに誇りに思ってもらえるような息子になります」とソーは言う。
「もう誇りに思っておる」と言って、オーディンは去っていった。
ソーは壊れた橋に立つヘイムダルのもとへ行く。
「もう地球へは行けなくなってしまった」とソーが言うと、「いつだって希望はある」とヘイムダル。
「ジェーンのことが見えるか?」とソーが言うと、「ああ。」とヘイムダルが返事をする。
「彼女は今、何してる?」とソーが言うと、「ソー、あなたのことを探している」とヘイムダルが答えた。
ソーは笑顔を浮かべ、遠くを見つめた。
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映画「マイティ・ソー」の感想と考察
今シリーズ初の地球外からのヒーロー誕生
これまで、アイアンマンやハルクなど地球上の科学技術を用いたヒーローばかりでしたが、今作で初めて地球外からのヒーローが誕生しました!
そのパワーはもはや地球上の生物では敵わないほどですが、ソーが味方につくとなれば他のヒーローたちの進化に与える影響はとても大きそうです。
また、それに合わせて当然敵もどんどん力を増していくと思いますので、これからのシリーズの展開がとても楽しみですね!
伏線めいた?終盤
今作の終盤では、ソーがジェーンに必ず会いに戻ると伝え、結局戻れずじまいのままでストーリーを終えます。
更には、謎めいた行動の多かったロキが最後、息絶える描写のないまま宇宙へと消えていきます。
恐らくジェーンとは再会することになると思いますが、果たしてどのようにして再会することとなるのでしょうか?
また、消えたロキは再び姿を現すのではないか?と勝手にいろいろ想像しながら、今後のストーリーを考察しています。
こういった煮え切らない系の終わり方は結構好きなので、想像を膨らましながら次作以降も鑑賞していこうと思っています。
あなたはどう感じましたか?
前作に劣らない豪華なキャスティング
今作の主演には、オーストラリアテレビ界の最高峰であるロギー賞にて人気新人俳優賞を獲得しているクリス・ヘムズワース、ジェーン役にはナタリー・ポートマンが抜擢されています。
更には、日本が誇る名優浅野忠信がアスガルドの戦士として登場し、その顔触れは超豪華です!
ストーリーもさることながら、名優たちによる迫真の演技のよって、さらに見ごたえのある作品となっていると感じました!
映画「マイティ・ソー」のまとめと評価
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の四作目として公開された「マイティ・ソー」。
私個人的には、地球外生命体もののSFは少し苦手なのですが、いい意味で裏切られた作品でした!
そして、次回作以降がより楽しみになる作品であったと思います。
主人公が規格外のパワーを持っていながらアクションは比較的少なめでしたが、これまでの作品とこれからの作品を繋げるという意味では、とても重要な役割を果たしていたと感じます。
これからのソーの活躍が楽しみですね!!
皆さんも、是非「マイティ・ソー」ご覧になってみてくださいね!
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