「ナイト・ミュージアム」は、2006年にアメリカ合衆国で公開された作品になっています。
たくさんの有名な作品で活躍しているベン・スティーラーが主役を務めているファンタジーコメディ作品です。
何をやってもなかなか結果の出ない主人公のラリー。
妻とも離婚し、失業中の彼には息子がいて、妻の再婚相手の話をする息子を見て焦ってしまいます。
必死になって仕事を探すラリーがたどり着いた職場は博物館で、そこにはある秘密が……。
この作品では、博物館で展示されている展示物たちが動き出すというファンタジー要素満載のストーリーになっています。
歴史上の人物や恐竜たちが動き出し、主人公が色々な問題に巻き込まれていく姿が描かれていてコメディ要素満載なので子供から大人まで楽しめる作品です。
それでは映画「ナイト・ミュージアム」ネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
スポンサーリンク
目次
映画「ナイト・ミュージアム」の作品情報
【公開日】
2007年3月17日(日本)
【上映時間】
108分
【監督】
ショーン・レヴィ
【脚本】
ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
【出演者】
ベン・スティーラー
カーラ・グギノ
ディック・ヴァン・ダイク
ミッキー・ルーニー
ビル・コップス
ロビン・ウィリアムズ
映画「ナイト・ミュージアム」のネタバレあらすじ
主人公のラリーは、色々な職場を転々とし3か月おきに引っ越しする落ち着きのない生活を送っていました。
彼には、別れた妻との間にニッキーという息子がいましたが、ニッキーは妻の新しい再婚相手の影響を受け小難しい言葉を使うように。
ホッケーが大好きなニッキーは、プロ選手を目指していましたが新しい再婚相手の影響で債券トレーダーになると言い出します。
ラリーは、子供なんだから好きなことをするようにすすめましたが、「代案が必要」と言われてしまいました。
ニッキーは、ラリーにも「きちんとした仕事を見つける方が良いんじゃないの?」と言ったのです。
そして、元妻にも生活が落ち着くまでニッキーを家に泊めないで欲しいと言われてしまいました。
焦ったラリーは、急いで職業相談所へ。
何も紹介できないと言われたラリーでしたが、どうしても仕事が欲しいと言うと博物館を紹介されました。
しかし、その職場は紹介した人がみんな断ったいわくつきの仕事だったのです。
新しい職場
仕事の面接に行ったラリーは、ガイドのレベッカと出会いました。
面接をするセシルは、ラリーを中へと案内します。
セシルたちは、この博物館が財政難で年老いたセシルやレジナルドとガスたちは解雇されることになったのです。
ラリーは、夜警の仕事につくと聞いて驚きましたが、仕事が必要なので我慢することに。
部屋の外で待たされたラリーは、気づきませんでしたが、レジナルドは「本当にあいつで良いのか?」」とセシルに尋ねます。
セシルは、「ピッタリだ。あいつで決まりだ」と口にしました。
博物館を案内されるラリーは、途中でセシルに脅かされて腰を抜かしそうになります。
中には、モアイ像やアッティラやアフリカの哺乳類がいました。
その中の猿が可愛いと思ってラリーが見ていると、「デクスター」だと名前を教えられます。
そしてエジプトゾーンで「アクメンラーの石板」のことを教えられました。
ラリーは、すぐに仕事が決まったと元妻に連絡しニッキーと翌日会う約束をします。
動き出す展示物
出勤したラリーは、セシルからマニュアルを受け取り「何も中に入れるな。出すのもダメだ」と注意され、意味が分かりませんでした。
博物館で1人になったラリー。
暇だったので、電話で遊んだり眠って時間を過ごしていました。
目が覚めて巡回をはじめたラリーは、あることに気づきます。
入り口のところに飾っていた恐竜の化石が無くなっていたのです。
セシルがからかっていると思ったラリーでしたが、返事はなく音のする方へと向かっていきます。
すると、恐竜の化石が動いていたのです。
大急ぎで逃げ出すラリーでしたが、博物館のカギが閉まっていて出ることができませんでした。
セシルに電話するラリーでしたが、「マニュアルを読め」とだけ言われます。
マニュアルには、骨を投げるように書かれていたので、ラリーは恐竜の骨を投げて逃げ出そうとしますが、恐竜はすぐにもう一度投げるように彼の前に骨を置きました。
はしゃぐ犬のようになった恐竜。
他にもたくさんの展示物が動いていて、マニュアルを読みながら対処していきます。
猿のデクスターは、カギを奪い遊び始めラリーをからかいはじめたのです。
デクスターに噛まれ悶絶するラリー。
そんな中ラリーは、26代大統領ルーズベルトに助言を貰おうとすると、彼はエジプトの「アクメンラーの石板があることで、ここにある展示物のすべてが動き出すようになった」と教えられます。
ルーズベルトの協力でなんとか朝を迎えたラリーは、セシルたちに「もう仕事は続けられない」と言い放ちました。
ニッキーとの約束
博物館を飛び出したラリーでしたが、ニッキーが学校前に彼の姿を見に来ていたのです。
ラリーは、喜ぶ息子のニッキーに辞めたとは言えず「今度中を案内する」と約束をしてしまいます。
セシルたちに復帰すると言った直後、ラリーは展示物が動いていたことで怒られてしまいました。
怒られたラリーは、マニュアルを無くしたのでコピーを貰おうとしましたが、無いと言われて困ってしまいます。
そんな時にラリーは、レベッカが博物館を案内しているのを見てあとをついていって展示物のことを知ろうと考えました。
レベッカに色々なことを教えて欲しいとラリーがいうと、彼女は休憩時間に展示物のことを教えてもらいます。
ラリーは、自分でも本で展示物たちのことを勉強し始めたのです。
勉強にうんざりするラリーでしたが、ニッキーの為に頑張りました。
出勤したラリーは、セシルたちを見送ることに。
レジナルドは、もう少し気分に浸りたいとラリーを外へ出し博物館のカギの型を取っていたのです。
展示物が動き出し、ラリーは恐竜から順番に対処していきます。
順調に対処するラリー、デクスターにも一杯食わせることに成功しました。
その姿を見たルーズベルトは、ラリーのことを誉めます。
そしてラリーは、ルーズベルトがある展示物のことが気になっていると気づきました。
ルーズベルトの背中を押してあげましたが、彼は緊張して去っていきます。
そんな中、何者かが博物館に侵入し財宝をデスクに隠していたのです。
黒魔術が好きなアッティラたちにラリーは、手品を見せて感心させていましたが、途中でいかさまがバレてしまいます。
そして、他にもたくさんの問題が発生し博物館は大混乱に。
混乱に気を取られていると、逃げだした展示物が太陽の光で消えて砂になってしまいました。
ラリーが中に戻ると、ルーズベルトがカギを取り返してくれていたのです。
朝になってニッキーがやってきていましたが、ラリーは彼に気づいていませんでした。
ニッキーが見ている前でラリーは、館長にクビを言い渡されていたのです。
落ち込んで帰るニッキーでしたが、ラリーは館長に謝罪しクビを免れました。
その後ニッキーに会いに行ったラリーは、クビになっていないと言います。
説明を求められたラリーは、ニッキーに仕事を見せると言いました。
しかし、元妻は「ニッキーがガッカリするようなことがあれば、許さない」と怒ります。
ラリーは、「必ずガッカリさせない」と約束してニッキーを博物館へ。
彼が出勤するとレベッカは、展示物を眺めていました。
秘密を知られてはいけないラリーは、レベッカに帰るように言いましたが、彼女が論文で行き詰っていると知り「この博物館の展示物は動くんだ」と教えます。
レベッカは、ラリーが自分のことをからかっていると思い怒りました。
ニッキーに動く展示物を見せようとしたラリーでしたが、展示物は動き出さずガッカリされてしまいます。
アクメンラーの石板
おかしいと思ったラリーが石板を見に行くと、無くなっていたのです。
盗まれたと気づき探しに行くと、セシルたちがたくさんの黄金を運び出していました。
アクメンラーの石板をニッキーが見つけ、セシルが「離せ」と脅します。
ラリーは、「石板の真ん中を倒してみろ。父さんを信じるんだ」とニッキーに言いました。
迷ったニッキーでしたが、ラリーの言葉を信じ石板を倒します。
すると、展示物だけでなくセシルたちも元気になったのです。
アクメンラーの石板には、若返りの効果もありました。
セシルたちは、お金に困っていたラリーに罪を着せる為にアパートにも展示物を隠していたのです。
逃げたニッキーでしたが、セシルたちに捕まってアクメンラーの石板を奪われてしまいました。
博物館の展示物たちは、外へと出始めパニックに。
ルーズベルトに助けを求めると「投げ出すな。君の正念場だ。私はロウで出来ている君は何で出来ている?」と言われてしまいました。
何かを思いついたラリーは、エジプトのミイラに助けを求めます。
ミイラのアクメンラーは、石板を盗まれたと聞いてラリーたちに協力してくれました。
理解していくラリー
石板を追いかけようとしたラリーの前にアッティラが。
アッティラに襲われそうになるラリーでしたが、彼の過去を調べ仲良くなることに成功します。
広場で戦っているみんなを、モアイ像が叫んで止めてくれました。
ラリーは石板が盗まれたことを話し、みんなに指示を出してセシルたちを探させます。
それぞれラリーの指示に従って動き、セシルたちを見つけ出しました。
車のタイヤの空気も抜いて、妨害には成功しましたが展示物の馬車で逃げられてしまいます。
ラリーは、展示物の馬に乗ってセシルを追いかけて行きました。
セシルに「今すぐ馬車を止めろ」と言いましたが、彼はラリーのことを見くびっていたのです。
ラリーは馬車を止める暗号をしっかり記憶していて、セシルを捕らえます。
戻った石板
アクメンラーの石板がラリーたちの元へ戻り、みんなをきちんと博物館の中へ戻しました。
すると、レベッカがやってきて動いている博物館の展示物を見て驚きます。
歴史が大好きなレベッカは感動し、論文で知りたかったところを展示物たちに質問し始めました。
しかし、勇敢な小さい戦士ガイウスとジェデダイアたちがなかなか帰ってこず朝を迎えようとしていたのです。
ニッキーは、2人を見つけラリーたちも喜びました。
ラリーは、博物館がぐちゃぐちゃになりクビになるかもしれなかったのでルーズベルトにお別れを言います。
ルーズベルトは「ラリーは立派な男だ」とニッキーに言うと、「わかってます」と答えたのです。
大盛況
館長に呼び出されたラリー。
ニュースでは、夜の騒ぎが話題になっていたのです。
カギを渡すように言われたラリーは、素直にクビを受け入れます。
しかし、館長は博物館にお客が溢れているのを見て黙ってラリーにカギを返しました。
ラリーはカギを受け取り、レベッカと微笑み合います。
その後ニッキーは、キャリアデーでラリーのことを紹介したのです。
ラリーは、再びニッキーの自慢の父親へ。
博物館の展示物たちの扱いにも慣れ、みんなは色々な遊びを楽しんでいました。
ニッキーも夜の博物館を気に入り、ラリーが「そろそろ家に帰るか?」と聞いても「まだ」と全然帰りたがらなかったのです。
スポンサーリンク
映画「ナイト・ミュージアム」を見た感想と考察
映画「ナイトミュージアム」は、主人公のラリーが勤務する不思議な博物館が舞台になっていました。
ラリーが雇われた理由
映画「ナイト・ミュージアム」のストーリーでは、博物館に紹介した人はみんな断られると職業紹介の女性が行っていました。
しかし、主人公のラリーを見てセシルたちは雇うことに決めます。
理由はラリーにはお金が無く、今までも起業しては頓挫する生活を繰り返していたからです。
セシルたちは、罪を着せる相手を探していたので、ラリーよりも前に来た人たちを追い払っていたみたいですね。
馬車を止めた暗号
この作品のストーリーのラストで、セシルが運転していた馬車はある暗号でしか止まらないと言われていました。
セシルが乗っていた馬車は、現金を輸送するときに使われていた馬なので特別な暗号でしか止まらないのです。
ラリーが馬車を止める為に言った暗号は、「ダコタ」です。
この暗号に関しては、ダコタ戦争やダコタ族など色々な説がありファンの中でも考察が飛び交っています。
主人公の変化
映画「ナイト・ミュージアム」の見どころは、主人公のラリーの変化です。
行きあたりばったりの生活をしていたラリーが、博物館の仕事をはじめたことがきっかけで次第に責任感のある振る舞いをするようになっていました。
ニッキーの為にしっかりと展示物たちのことを勉強していただけでなく、ルーズベルトの言葉で走り出しているシーンなどは、見どころになっています。
映画「ナイト・ミュージアム」評価とまとめ
主人公のラリーが博物館の展示物たちに振り回される映画「ナイト・ミュージアム」。
博物館に展示されているキャラクターたちは個性的で子供から大人まで楽しめる作品になっています。
大人になっても自分の選択や考え方や行動で変わることができると、実感するストーリーになっています。
評価としては大人が見ても子供の頃のワクワク感を思い出せることができ、子供と一緒に見ても当然楽しい映画でもあるので、家族と一緒に見れるという点でもオススメですね。
前向きになりたい時や、頑張るパワーが欲しい時などに楽しんでみるのはいかがでしょうか。
スポンサーリンク