「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」は、2003年に公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の続編になっています。
前作と同様、アクションシーンが満載で今回もたくさんのキャストたちがかっこよく活躍している作品です。
ウィルと結ばれたエリザベス。しかし結婚式の当日にウィルの姿はありませんでした。
ウィルは、海賊のジャックに手を貸した罪で無罪放免になっていましたが、ベケット卿という男に逮捕されてしまいます。
ベケット卿は、ある目的の為に2人を利用しようとしていて……。
この作品では、色々な登場人物たちのそれぞれの思惑が飛び交っていています。
海軍にも海賊にも追われるジャックが考える手段や、ド派手なアクションシーンなど子供から大人まで楽しめる作品です。
それでは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」ネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。
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目次
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」の作品情報
【公開日】
2006年7月22日(日本)
【上映時間】
154分
【監督】
ゴア・ヴァービンスキー
【脚本】
テッド・エリオット
テリー・ロッシオ
【出演者】
ジョニー・デップ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
ステラン・スカルスガルド
ビル・ナイ
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」のネタバレあらすじ
ウィルとの結婚式当日を迎えたエリザベス。エリザベスは、広場で待っていましたが、結婚相手のウィルはベケット卿の部下の兵士たちに連行されてきたのです。
エリザベスは、何の罪でウィルを逮捕しているのか問い詰めました。
しかし、エリザベスとその場には居なかったノリントンにも同じく逮捕状が出ていると言われます。
ベケット卿は「覚えているだろう。ジャック・スパロウという海賊を」というと、エリザベスとウィルは口をそろえて「キャプテン。キャプテン・ジャック・スパロウ」と言い直させました。
エリザベスとウィルには、海賊ジャック・スパロウを逃がした罪で逮捕されたのでした。
デッドマンズチェストという海賊たちが囚われている島から流れていく一個の棺桶。カラスがその棺桶を叩いていると、中から発砲され飛び立ちます。
するとジャックが中から出てきて、死体の骨をオールにしてブラックパールに戻っていきました。
出迎えたギブスたちは、そろそろお宝が欲しいと言います。
ジャックは、デッドマンズチェストで布に描かれた「カギの絵」を盗んできたのです。
みんなは、ジャックが持っていた布の意味が分からず、困惑します。
そして進路を決めようとしたジャックのコンパスがなかなか指針を決めず、ギブスはジャックが何かに迷っている事に気づきました。
迫りくる番人
船の中でジャックが酒を探していると、「時間だ。ジャック」という声が聞こえます。
すると船の中にウィルの父親ビル・ターナーがいたのです。
夢かと思ったジャックでしたが、夢ではないと言われてしまいます。
ジャックは、ビルにウィルの事を話しました。
ビルは、顔にフジツボなどがついていて「デイヴィ・ジョーンズの使いで来た」と言います。
ジャックは、「海の悪霊に脅されて手下になったのか」と言いました。
ビルは、ジャックの見方をした事で、バルボッサに海に沈められてしまったのです。
ジャックは、ブラックパールが沈んだ時にデイヴィ・ジョーンズに頼んで海から船を助けてもらった事があり、契約を結んでいました。
ビルは、ジャックの手を握り黒丸を付けて去っていきます。
ジャックは、デイヴィ・ジョーンズと手下のモンスターが手の黒丸を目指して追いかけてくると言われ怯えて陸を目指していきました。
どうしたのか尋ねるギブスでしたが、ジャックはしらばっくれます。
モンスターは、すでに迫っていて、別の船を襲い真っ二つにして海底へと引きずり込んでいきました。
コンパス
ベケット卿は、ウィルを呼び出しジャックのコンパスを持って来いと指示したのです。
あのコンパスは、壊れているというウィルでしたが、「あれは特別なモノを示すんだ」と教えました。
ウィルは、牢屋に入れられたエリザベスを救う為にトルトゥーガを目指します。
トルトゥーガで情報を収集したウィルは、ジャックがいるという島へ向かいました。
島に入ったウィルは、先住民たちに捕まってしまいます。
縄で縛られたウィルは、長の所へと連れていかれました。
そこの長をしていたのは、ジャックだったのです。
ジャックは、ウィルに近づき小声で「助けて」と言います。
ウィルは、先住民たちに連れられて人の骨で作った檻に入れられてしまいました。
その頃エリザベスは、父親によって牢屋から出してもらい逃げようとしましたが、ベケット卿の部下が手を回していたのです。
しかし、父親は囮でエリザベスはベケット卿の元へ行っていました。
エリザベスは、ベケット卿に取引を持ち掛けます。
彼女はベケット卿に銃を突きつけ、無罪にする書類に署名をさせました。
ウィルは、折に入っていたみんなと合流しジャックが神として殺されることを知ります。
先住民たちは、ジャックを崇めた後に食べるという風習があったのです。
何とか隙を見て逃げ出そうとするジャック。
同じころにウィルたちもギブスと一緒に逃げようとしていました。
ジャックとウィルたちは先住民たちから何とか逃げ出し、ブラックパールに乗り込みます。
取引
ウィルは、ジャックにコンパスを寄こせと言いました。
その言葉を聞いたジャックは、コンパスを渡す代わりにカギを見つけろと布を見せます。
エリザベスを救う為だと思ったウィルは、ジャックの言う事に従うことに。
ウィルは、デイヴィ・ジョーンズの事を知らずギブスに質問をしました。
ギブスは、恐ろしい海の魔物を引き連れた伝説の海賊だと教えます。
ジャックは、みんなを連れて海の魔女ティア・ダルマという女性に会いに行きました。
ジャックは、報酬にバルボッサの猿を渡します。
ウィルがティア・ダルマに布に描かれたカギを見せると、彼女はジャックが恐れている事に気づきました。
ティア・ダルマは、デイヴィ・ジョーンズの事を話し始めます。
デイヴィ・ジョーンズは、海の男で偉大な船乗りでしたが、ある女を愛したのです。
思い通りにならない女を愛し続けたデイヴィ・ジョーンズは、苦しみから逃れる為に心臓を取り出し箱の中に隠しカギをかけました。
ジャックが探していたのは、デイヴィ・ジョーンズの心臓が隠された箱のカギだったのです。
そしてジャックにティア・ダルマは、土の入った瓶を渡します。
デイヴィ・ジョーンズは、10年に1度しか陸に上がる事ができないので「陸を持って行きなさい」と言ったのです。
そのころエリザベスは、貿易船に潜入していました。
再会
デイヴィ・ジョーンズの乗っている船フライングダッチマン号へ乗り込むためにウィルは、難破船を目指します。
ジャックたちは、離れた場所でウィルの様子を見ていました。
すると予想通りにフライングダッチマンの乗組員たちが登場し、デイヴィ・ジョーンズに「ジャックのつけを払いに来た」とウィルが言います。
望遠鏡で様子を見ていると、ジャックの視線に気づいたデイヴィ・ジョーンズが突然ブラックパールに現れました。
デイヴィ・ジョーンズは、助かりたければ「魂100人分を3日以内に揃えろ」と言います。
その言葉を聞いたジャックは、100人用意してウィルを返してもらおうとしましたが、拒まれてしまいました。
ですがジャックは、「奴は恋していて。もうすぐ結婚する。」と言います。
すこし動揺するデイヴィ・ジョーンズでしたが、ジャックの提案を拒み去っていきました。
ジャックは、99人分の魂を集める為にトルトゥーガへと向かう事に。
そのころエリザベスは、潜入した船の船乗りたちを誘導し、トルトゥーガへと連れて行かせました。
トルトゥーガで人を集めていると、そこへノリントンがやってきて志願します。
同じくその頃にトルトゥーガに着いたエリザベスは、ノリントンの落ちぶれた姿を見て驚きました。
その頃ウィルは、フライングダッチマン号で自分の父親と再会します。
そして、ウィルはビルに「早く逃げろ」と言われました。
しかし、カギを探しているのでウィルはまだ逃げられないと言います。
揺れる心
ジャックは、エリザベスに再開しウィルの事を話しました。
そして、エリザベスにデイヴィ・ジョーンズの箱のありかを見つければウィルも見つかると言ってコンパスを渡します。
ジャックのコンパスは、持ち主の欲しいモノをさすのです。その頃ウィルは、デイヴィ・ジョーンズのカギの在処を知ります。
彼は、常に身に着けていたので眠っている間に盗むことに。
カギを盗み出したウィルは、父親に一緒に逃げようとしましたが、ビルはウィルにナイフを渡し「早くいけ」と言いました。
ウィルは、「このナイフで必ずデイヴィ・ジョーンズの心臓にナイフを刺し復讐する」と約束します。
ジャックは、エリザベスからベケット卿の話を聞いて彼が同じようにデイヴィ・ジョーンズの心臓を狙っている事を知りました。
2人で話していたジャックとエリザベスは、お互いに惹かれ合いましたが、エリザベスにはウィルが。
船の甲板で微笑んでいるエリザベスを見たノリントンは、「そうゆう顔がしてほしくて私は頑張っていた」と言います。エリザベスは、コンパスを開きました。
すると指針は、ジャックの方に。
エリザベスに話かけキスしそうになるジャックでしたが、ウィルが逃げた事で手に黒丸が復活し固まってしまいます。
急いで箱を探しに向かったジャックたちは、箱を見つけだすことに成功しました。
すると、ウィルが現れます。
ウィルは「僕を騙してデイヴィ・ジョーンズのツケを払わせようとしたことに感謝する」と皮肉を言います。
裏切り者
ウィルは、父親を救う為にすぐに箱を開けようとしましたが、ジャックが止めました。
するとノリントンもデイヴィ・ジョーンズの心臓を使って仕事と地位を取り戻そうとします。
3人が戦い出し、カギと心臓を奪い合っていると後を追ってきたデイヴィ・ジョーンズたちも島に上陸してしまいました。
激しい戦いが繰り広げられ、ジャックはカギを手にし箱の中の心臓を土の入った瓶の中に隠します。
箱の中に心臓があると思い込み、箱を追うデイヴィ・ジョーンズたち。
一方でノリントンは、ジャックが土の中に心臓を隠した事に気づき盗み出してしまいます。
そして、ノリントンは「囮になるからみんなでにげろ」と言いました。
心臓を持っていると思っていたジャックは、ノリントンを置き去りにみんなで船に乗り込みます。
一安心したジャックたちでしたが、デイヴィ・ジョーンズは彼らの後を追いかけてきました。
ジャックは、土の入った瓶を見せて交渉しようとしましたが、デイヴィ・ジョーンズは攻撃を開始します。
海の魔物
攻撃されながらも、ブラックパールの方が速度が速くフライングダッチマン号から離れることが出来ました。
しかし、船が何かにぶつかりはずみで瓶が割れてしまいます。
急いで心臓を探すジャックでしたが、心臓が無くなっている事に気づきました。
ウィルは、船の下にクラーケンがいることにきづき、みんなで追い払うために協力します。
その間にジャックは、デイヴィ・ジョーンズから逃げる為に小舟で1人漕ぎ出していたのです。
クラーケンの襲撃に備えて準備をするみんな。エリザベスは、逃げているジャックを見つけ「なんて卑怯な人」と口にします。
船がクラーケンに襲われているのを見たジャックは、コンパスを手に取りました。
するとコンパスは、ブラックパールを指したのです。
海賊
クラーケンを爆破で追い払おうとしましたが、狙いが定まらず打つことができませんでした。
そんな中戻ってきたジャックが発砲し、爆発を引き起こしてクラーケンを一旦追い払います。
ジャックは、ブラックパールを捨てて小舟でみんなで逃げると指示を出しました。
何よりも大事な船でしたが「所詮船だ」とジャックは、みんなを急がせます。
船を見ていたジャックにエリザベスは、「戻ってくれてありがとう。」と言ってキスをしました。
ウィルは、その様子を目撃してしまいます。
エリザベスは、キスをしてジャックをマストの手錠に繋ぎました。
「クラーケンの狙いはあなた。こうするしかないの」と言います。
ジャックは、笑いながら「海賊め」とエリザベスに言い放ちました。
エリザベスは、小舟に乗り「ジャックは、囮になる」とみんなに伝えます。
船に残っていたジャックは、何とかマストの手錠から手を抜き取りましたが、後ろにはクラーケンが。
怒ったクラーケンは、ジャックに向かって唸ります。
ジャックは、クラーケンの口から出てきた自分の帽子をかぶり、剣をかまえてクラーケンに挑んでいきました。
その様子を見ていたデイヴィ・ジョーンズは、「これでツケは清算された」と口にしましたが、箱の中身が心配になります。
急いで箱を開けると、そこに心臓はなく「ジャック・スパロウめ」と激怒しました。
新たな旅へ
そのころノリントンは、ベケット卿の元へ行きデイヴィ・ジョーンズの心臓を差し出します。
エリザベスたちは、ティア・ダルマの元へ向かっていきました。
みんなはジャックに献杯をします。
ティア・ダルマは、みんなに「もし彼を生き返らせる方法があるならやってみるかい?世界の果ての先まで行きジャックと船を取り戻す覚悟はある?」と聞きました。
みんなは、ティア・ダルマの提案に乗る事にします。
その場所まで航海するなら船長が必要だと言いました。
すると、階段から死んだはずのバルボッサが下りてきて
「さぁ聞こうか。俺の船はどうなったんだ」と聞き笑い声をあげます。
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映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を見た感想と考察
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」は、自分が過去に取引によって追い詰められていく主人公のジャック・スパロウが、ついにクラーケンに食べられてしまいました。
アクションシーン
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」は、前作よりもパワーアップしたアクションシーンが見どころになっていました。
水車でジャックとウィルとノリントンが戦っているシーンは、実際に水車を回しながら撮影した事で知られています。
エリザベスとジャック
この作品では、ストーリーの中でエリザベスとジャックが惹かれ合う姿が描かれていました。
実際にエリザベスは、ジャックのコンパスで欲しいモノを探すとジャックに指針が向いていた事に驚いているシーンがあります。
エリザベスの気持ちは揺れ動いていて、ウィルもその事に気づいていました。今後の3人の関係が気になりますね。
生き返ったバルボッサ
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のラストでは、前作でジャックに殺されたはずのバルボッサが登場していました。
ティア・ダルマの元へジャックがはじめに行ったシーンに伏線が隠されているので、注意して探してみてください!
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」の評価とまとめ
色々な登場人物たちが画策している映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」。
アクションシーンも見どころ満載で、ストーリーや人間関係にも目が離せない作品になっています。
ストーリーが面白いので、見ごたえのある作品を見たい時や海の綺麗なシーンに癒されたい時などに楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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