「パイレーツオブカリビアン5最後の海賊」は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの第5作目の作品になっています。
前作にも出演していたキャストが登場しているだけでなく、今回はあのお馴染みのキャラクターの子供たちが活躍しているファン必見の作品です。
相変わらず海賊としての生活を続けていたキャプテン・ジャック・スパロウ。
しかし、黒ひげから取り返したブラック・パール号を瓶から出せずに困っていました。
そんな中彼は、ある人物の息子に出会い幻の海の宝石を探す旅に出ることに……。
この作品では、今までの作品でも登場していた人物が活躍しているだけでなく、彼らの子供たちがジャック・スパロウと旅に繰り出していて、彼を追いかける最大の敵も登場する膨大なストーリーになっています。
今回は、今までの作品を観ていたファンにとっては嬉しいサプライズも満載ですが、一方で衝撃的なラストも待ち構えているので最後まで楽しめる作品です。
スポンサーリンク
目次
映画「パイレーツオブカリビアン5最後の海賊」の作品情報
【公開日】
2017年7月1日(日本)
【上映時間】
129分
【監督】
ヨアヒム・ローニング
エスペン・サンドベリ
【脚本】
ジェフ・ナサンソン
【出演者】
ジョニー・デップ
ジェフリー・ラッシュ
ハビエル・バルデム
ブレイトン・スウェイツ
カヤ・スコデラリオ
ケヴィン・マクナリー
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」のネタバレあらすじやラストシーンや結末
ある少年は、海図を頼りに夜中に海に繰り出していきました。
小舟で止まった少年は、自分の足にロープと岩をくくりつけて海の中へと沈んでいきます。
すると、少年は海の中である船にぶつかり海面へと引き上げられたのです。
その船は、ウィル・ターナーの乗っているフライング・ダッチマン号でした。
奥から出てきたウィルは、少年を見て「ヘンリー?」と口にします。
ウィルの顔には、フジツボが付き船も海藻だらけでした。
少年はエリザベスとウィルの息子ヘンリーだったのです。
ウィルは、みんなに見つかる前に早く帰れと言いましたが、「ポセイドンの宝石を見つけ出して救う。ジャックを探し出して」と言いました。
ウィルは、「ジャックには関わるな。父さんのことは諦めろ」と言って再び船は海に沈み、ヘンリーは小舟に戻ります。
時が流れ成長したヘンリーは、海軍の船に乗っていました。
ヘンリーは、あることに気づき「艦長危険です。魔の三角海域に入ると出られなくなります」と報告しましたが、反逆者として牢屋に入れられてしまいます。
艦長は、ヘンリーの忠告を聞かずに魔の三角海域へ。
そこには、難破した船の残骸がたくさんあっただけでなく、敵が船を襲撃し始めたのです。
船の乗組員たちを皆殺しにした敵は、ヘンリーが持っていたジャックの手配書を見て「ジャック・スパロウを知っているのか」と尋ねます。
ヘンリーが探していると言うと、「我々は、この魔の三角海域に閉じ込められている。それはジャック・スパロウとコンパスのせいだ。
彼を探しサラザールからの伝言だと伝えろ」と彼に命令しました。
サラザールたちは海の亡霊で、三角海域に閉じ込められているのはジャック・スパロウに関係があったのです。
魔女と海賊
カリーナ・スミスという女性は、牢屋に閉じ込められ魔女の疑いをかけられていたのです。
父親のことは一切覚えていませんでしたが、日記だけが手がかりで彼を探していました。
彼女は、魔女なんかではなく科学者だったのです。
手錠のカギを開けたカリーナは、牢屋を抜け出し逃げ出そうとすると国の大きな金庫のお披露目会をしていました。
カリーナはすぐに兵隊に見つかり、町中を逃げ回ります。
その一方で金庫を開くと、中に入っていたのはキャプテン・ジャック・スパロウと貴族の夫人だったのです。
金庫の後ろには、ギブスたちが馬にロープを繋いでジャックの合図を待っていました。
ジャックは、酔っぱらって作戦を忘れていましたが、銀行強盗をするつもりだったのです。
ギブスたちが走り出し、金庫のカギは開きっぱなしだったことで街中にコインがばらまかれてしまいました。
銀行強盗が失敗し、「ジャック。今のあんたはとことんついてない。船も無いしキャプテンじゃない」と言われギブスにも見放されてしまいます。
ジャックは、まだブラックパールを瓶の外へ出せずにいたのです。
そのころヘンリーは、国に戻りましたが反逆者として捕らえられてしまいます。
するとカリーナは、ヘンリーの話しを聞き「ポセイドンの槍を探しているの?」と聞きました。
亡霊を見たというヘンリーを正気じゃないと思ったカリーナでしたが、自分と同じく「誰にもよめないポセイドンの地図」と彼も探していると知りガリレオガリレイの日記を見せます。
カリーナは、父親が自分に日記を託したのは自分ならできると信じたからだと思っていたのです。
彼女は、ポセイドンの残した海図は星空に隠されていると確信していました。
しかし、話しをしていると兵隊がやってきてカリーナは「父親を助けたければ船を探して」と言います。
コンパス
見捨てられたジャックは、酒屋に入りお金が無いのでコンパスを渡しました。
すると地面が揺れ出し、魔の三角海域に光が差し込んだのです。
ジャックは、コンパスを取り返そうとしましたが、酒屋の店主に奪われてしまいます。
サラザールたちは、魔の三角海域が崩れ「ジャック・スパロウがコンパスを手放した」と気づき大喜びしました。
彼らは、魔の三角海域から解放され「海賊狩りだ」と言い出港します。
その後ジャックは、兵士に見つかり捕まってしまいました。
同じく捕まっていたカリーナは、ブラッドムーンの光で日記に記された文字が浮かび上がり「海の血から解き放て全て打ち崩し、星が島へ導く」と知ります。
ヘンリーは牢屋へ紛れ込み「ジャック・スパロウはどこにいる」と聞きました。
ジャックを見つけたヘンリーは、「何年も探したのにこれ?ズボンも履いてない」とガッカリします。
エリザベスとウィルの息子だと知り、驚きました。
ヘンリーは、「父さんを救う方法がある。ポセイドンの槍で」と言います。
しかしジャックは、「ポセイドンの槍は知らない」と答えました。
ヘンリーがサラザールの名前を出すと、「海の処刑人は死んでるはずだ」と言いましたが、ヘンリーの話しを信じ唯一の命綱のポセイドンの槍を探すことに。
そのころバルボッサは、たくさんの船を率いる船長で優雅な時間を楽しんでいました。
そこへ部下が入り、「船長の船が何隻か襲撃され、サラザールに襲われている」と伝えます。
サラザールが復活したことを知ったバルボッサは、魔女のシャンサに会いに行きました。
シャンサは「狙いはあんたじゃない。ジャックだ。彼は女を連れポセイドンの槍を探す」とバルボッサに教えます。
引退を勧められたバルボッサでしたが、「死んでも海賊を辞める気はない」と言い放ちました。
するとシャンサは、バルボッサにコンパスを渡し「亡霊をジャックの元へ案内しな」と言います。
新たな旅へ
処刑台へ送られるジャックは、途中で自分のおじさんを見つけ驚きました。
叔父さんは「今海は血で染まっている。陸の方が安全だ」と言います。
カリーナとジャックは処刑台へ送られてしまいました。
するとヘンリーやギブスたちがやってきて2人を救出します。
喜ぶジャックでしたが、ギブスたちはヘンリーに雇われただけだったのです。
その後、ヘンリーとカリーナをマストに縛り出港したジャックたち。
そのころバルボッサは、サラザールたちを見つけ「ジャック・スパロウを探しているのか?」と聞きます。
亡霊に驚く乗組員たち、バルボッサは「あいつの所へ案内できる」とサラザールに交渉しました。
ジャックは、カリーナに読めない地図を出せと言います。
彼女は、「星空に隠されている。今日の夜地図を見る」と言いました。
シャンサは、海軍に呼び出され「ポセイドンの槍は我々大英帝国が支配するので、教えろ」と言われます。
それぞれの思惑
ヘンリーは、だらだらしているジャックに剣を向けて「嫌でも父親を救ってもらうぞ」と言いましたが、ジャックは銃を出し「今度剣を向ける時は、勝てる時にしろ」と忠告しました。
ジャックは、ヘンリーがカリーナを見つめているのに気づき「惚れたのか?」とからかいます。
カリーナは、父親のことを知る為にどうしても地図を解読したいと考えていたのです。
そのころバルボッサは、サラザールをジャックの元へ道案内をしていました。
生きていた頃のサラザールは、海賊たちをサイレントメアリー号で殺し無敵だったのです。
穏やかな海を求めていたサラザールでしたが、船長から船を任された若い日のジャックが。
彼はコンパスをもらい受け、「おい艦長。降参すれば見逃してやるぞ」とジャックが言ったのです。
サラザールは、ジャックを追いかけました。
しかしジャックは、魔の海域の直前で急旋回しサラザールたちは避けきれずに魔の海域で全滅し亡霊となったのです。
その日からジャックは、キャプテン・ジャック・スパロウに。
バルボッサは、約束通りジャックの船をみつけだします。
サラザールの船に気づいたジャックたちは、仲間に裏切られ小舟で島を目指すことに。
急いで逃げるジャックたちでしたが、サラザールたちは海の上を走って追いかけてきました。
何とか逃げ切ったジャックたち、サラザールたちは陸には上がれず島の中へ逃げ込みます。
激怒したサラザールに殺されそうになったバルボッサは、島に降りてジャックを連れてくると約束しました。
同じ目的の為に
ジャックの元へ現れたバルボッサは、サラザールを裏切り「ポセイドンの槍を探して、亡霊から海を取り返す」と言い出します。
そして、ブラックパールを瓶から解放しバルボッサは「亡霊どもと競争だ」と言いました。
バルボッサは、カリーナに「きちんと案内しろ。でなきゃ全滅だ」と言います。
日が落ちてバルボッサは、カリーナの持っていた日記を見て「それをどこで手に入れた」と聞きました。
カリーナは「父からもらった。きっと科学者だったのよ」と言いましたが、バルボッサは、「イタリアから盗まれたもので、きっとただのコソ泥だ」と言います。
激怒したカリーナは怒り「海賊の分際で父親を貶すなんて」と言いました。
カリーナは、ガリレオガリレイの日記と名前しか父親に授からなかったのです。
バルボッサは、カリーナの名前を聞いて驚きます。
少し離れたバルボッサがコンパスを開くと、カリーナを指したのです。
するとジャックが「スミスってなんか聞いたことあるよな」と言うと、バルボッサは急いでジャックの元へ行き「黙れ」と剣で脅しました。
カリーナは、バルボッサの娘だったのです。
そしてジャックは、カリーナの母親のことも知っていました。
カリーナの母親はマーガレット・スミス。
彼女が死にバルボッサは、自分なりに考えルビーの付いた本ガリレオガリレイの日記を持たせて孤児院に預けたのです。
そんな中、大英帝国がブラックパールを狙っていましたが、サラザールの船によって壊滅させられてしまいます。
最悪の再会
遂にサラザールは、ジャック・スパロウを見つけ襲いかかりました。
合流したギブスたちも戦いに参加し、亡霊と全面戦争に。
カリーナは、もうすぐポセイドンの槍が見つかるとバルボッサに伝えます。
絶体絶命のジャックたちでしたが、遂に島が見つかったのです。
陸にあがれない亡霊たちは船へと戻りましたが、サラザールはヘンリーを攫ってしまいます。
ヘンリーを取り戻す為に急いでポセイドンの槍を探すカリーナたち。
すると日が昇った時に、岩が星のように輝いていることに気づきます。
ガリレオガリレイの日記についているルビーがすべてのカギだと気づき、カリーナが「お父さん」と口にするとバルボッサは、「きっと喜ぶぞ」と言いました。
カリーナがルビーをはめると、岩が光り出し海底にあったポセイドンの槍が海を割ったのです。
そこには、ポセイドンの墓がありました。
ポセイドンの槍を見つけたジャックたちでしたが、サラザールがヘンリーの体に乗り移り彼を襲い始めたのです。
サラザールとポセイドンの槍の取り合いになったカリーナ。
サラザールはポセイドンの槍を手にしてしまいます。
最高の海賊
サラザールから解放されたヘンリーの元へ向かったカリーナは、「ジャックが死ぬ」と彼を叩き起こしました。
ジャックは、ポセイドンの槍でサラザールに攻撃され振り回されていたのです。
目覚めたヘンリーは、「ポセイドンの槍がすべての海の力の源なら、破壊すれば呪いはすべて消える」とカリーナに言います。
ヘンリーはジャックがサラザールを捕まえた隙にポセイドンの槍を破壊し、彼を救いました。
すると亡霊たちの乗りが解け、元の人間の姿に。
しかし、海の裂け目が閉じ始めバルボッサがジャックを迎えに行きます。
いかりに飛び乗るジャックたちでしたが、その後ろをサラザールたちがついて来ていたのです。
カリーナが誤って手を放し、バルボッサが受け止め「離さんぞ」と口にします。
そしてカリーナは、バルボッサの腕に自分の名前の由来になった星のタトゥーを見つけ「もしかして私は」と言うと、彼は「俺の宝だ」と答えました。
カリーナの後ろにサラザールが近づいていたことに気づいたジャックは、バルボッサに向かって剣を落とします。
バルボッサはジャックが落とした剣をキャッチし、いかりから手を放してサラザールを刺しそのまま海へと落ちていきました。
ジャックとカリーナたちは、なんとか助かり海から引き揚げられます。
ジャックは、海に向かって「海賊はつらいなヘクター」と言いました。
カリーナは、呆然とし「すべてを手に入れた瞬間に全てをなくした」と涙を浮かべます。
日記をヘンリーに返してもらったカリーナは、「バルボッサよ。私はバルボッサ」と微笑みました。
帰還
船を降りたカリーナとヘンリーは、キスをします。
海岸沿いで待っていると海の呪いが全て解けたことで、フライング・ダッチマン号に乗っていたウィルが帰ってきました。
父親との再会を喜ぶヘンリー。
その後ろから、エリザベスが走ってきてウィルと抱き合い喜びました。
その様子を望遠鏡でみたジャックは「なんてゾッとする光景だ」と言います。
ジャックは再び船長になり、「星に従おうギブス君」と言って海に繰り出して行きました。
その後エリザベスと眠っていたウィルは、足音で目が覚めましたが夢だと安心し再びエリザベスと眠りにつきます。
スポンサーリンク
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を見た感想と考察
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」は、前作のラストで登場していた生命の泉を目指し不老不死を手に入れる為にあらゆる登場人物たちが戦うストーリーになっていました。
ジャックのコンパス
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで何度もポイントになっていたコンパス。
持ち主の求めているモノを指すあのコンパスは、持ち主に裏切られると「その人物が一番恐れているモノを解き放つ」という2面性を持っていたのです。
だからこそ、ジャックたち海賊が恐れている海の処刑人サラザールが解放されてしまいました。
最後のシーン
ウィルが悪夢で目覚めたシーンでは、ベットの下にフジツボと濡れた跡がありました。
影のシルエットからしても、完全にディヴィー・ジョーンズのようでした。
ポセイドンの槍が壊されたことに関係があるのでしょうか。
バルボッサの死
この作品が好きなファンの方には、とても悲しい結末になっていましたね。
ジャックのライバルであり親友のヘクター・バルボッサが死んでしまいました。
バルボッサが死んだことで、ジャックも悲しそうな表情を浮かべています。
子供たち
カリーナとヘンリーの今後も気になりますね。
ヘンリーの性格はウィルにそっくりな一方で、カリーナの賢さや強さはエリザベスに似ていました。
続編があるとすれば、ジャック・スパロウにも子供がいるカモしれませんね。
映画「パイレーツオブカリビアン5最後の海賊」の評価とまとめ
CGが凄い
この作品は、今までの作品に比べてCGが凄い映画になっていました。
サラザールたち亡霊をはじめとする、ジャック・スパロウの若いころや海が割れているシーンなど、ストーリーと同じくらい映像も見ごたえがあります。
まとめ
主人公のジャック・スパロウが過去の亡霊たちから逃げる映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」。
ウィルとエリザベスの子供だけでなく、バルボッサの父親としての姿も楽しめる作品になっています。
今回は、アクションシーンやCGなども見どころ満載になっているので、親子の絆に感動したい時や海賊たちのカッコイイ姿が見たい時などに楽しんでみるのはいかがでしょうか。
スポンサーリンク