「ボディガード」は名俳優ケビン・コスナーと歌手であるホイットニー・ヒューストンが共演し、話題となった作品です。

凄腕のボディーガード、フランクと、人気歌手レイチェルの一筋縄ではいかない関係性とスリリングな展開が魅力の作品です。

ホイットニー・ヒューストンが歌唱した主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が収録されたサントラは全世界で4200万枚の大ヒット!!

2020年には、大谷亮平(フランク)、柚希礼音/新妻聖子(レイチェル(Wキャスト))という配役でミュージカル化が決定し、話題となってます。

それでは、映画「ボディガード」のネタバレあらすじや感想考察と評価など、総合的な情報をお届けします。

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映画「ボディガード」の作品情報

【公開日】
1993年3月6日(日本公開日)

【上映時間】
130分

【監督】
ミック・ジャクソン

【脚本】
ローレンス・カスダン

【出演者】
フランク・ファーマー:ケビン・コスナー
レイチェル・マロン:ホイットニー・ヒューストンビル・デヴァニー:ビル・コップス
サイ・スペクター:ゲイリー・ケンプトニー・シペリ:マイク・スター
グレッグ・ポートマン:トーマス・アラナ
ニッキー・マロン:ミシェル・ラマー・リチャーズ

「ボディガード」のネタバレとあらすじ

フランク・ファーマーは元シークレット・サービスのボディーガードだ。

特定の誰かの専属ボディーガードではなく、その都度依頼人の警護を行っている。

そんなフランクに目をつけたビル・デヴァニーという男から警護の依頼を持ちかけられた。

依頼内容は、ビルが付き人をしている大人気歌手の”レイチェル・マロン”の警護だ。

大人気歌手『レイチェル・マロン』

芸能人の警護などごめんだとフランクは断るが、ビルがどうしてもと食い下がるので、フランクはその依頼を3000ドル払うなら、と引き受けることにした。

フランクは車でレイチェルの邸宅を訪れる。

しかし、邸宅のインターフォンは寂れており、フランクは偽名を使うもいとも簡単に邸宅内に入れてしまった。

中に入ると、レイチェルは撮影リハーサルを行っていた。

スタッフに危機感がないのはもちろん、現在のボディーガードのトニーからも危機感はかけらも感じられなかった。

あまりの惨状にフランクが呆れていると、ビルがレイチェルにフランクを紹介した。

周りの人間は、レイチェルに彼女の周りで起きている事を伝えていなかった為、レイチェルは極めてぞんざいな態度でフランクの契約を決めた。

その態度にフランクは邸宅を出ていこうとするが、ビルはどうしても警護をしてもらわなくては困るとフランクを引き止めた。

場所をレイチェルの寝室へ移すと、レイチェルの宣伝担当のサイ、そしてビルがレイチェルの周りで起きていることを語り始めた。

近頃、レイチェル宛に怪文書が送られてくるようになった事を始め、この寝室にも侵入され、レイチェルを辱める様な”ある事”を行った痕跡があったと言う。

自宅の寝室でそんな事をされていると言うのは、あまりにも危険だという事で、フランクは自宅の改装を命じた。

翌日からすぐに邸宅の工事が始まり、レイチェルはそれを眺めていた。

フランクは、工事に指示を出す合間で、レイチェルの息子、フレッチャーに気がつく。

プールの前で船の模型を持っていたフレッチャーはフランクに話しかけるが、フランクはそれを適当にあしらっていた。

工事の合間、フランクは邸宅の1室で1人踊る女性に目をつけた。

レイチェルの姉のニッキーだ。

かつては自身もステージに立っていたが、今はレイチェルの付き人の1人。

復帰しないのかとフランクは聞いたが、今は趣味で十分とニッキーは語った。

フランクはレイチェルに様々な禁止事項を言いつけるが、そんなのはうんざりだとレイチェルは言い、フランクを買い物に連れ出す。

レイチェルはフランクに様々な質問を投げかけるが、どの質問の答えに対しても温度が全く感じられず、レイチェルはじれったい人ね、とフランクを揶揄した。

レイチェルが目の当たりにする『真実』

その日の夜、フランクは車に何かが仕掛けられている場合の対処法などを運転手のヘンリーに教えていると、サイとレイチェルが出かけるという。

そんなことは聞いていないとフランクが言うと、ステージに穴は開けられないとサイとレイチェルは車に乗り込む。

仕方なしに同行すると、そこはナイトクラブだった。

レイチェルが車から降りると、大勢のファンがレイチェルに詰め寄るが、フランクは頑としてレイチェルには触れさせなかった。

レイチェルが楽屋に入ると、そこに1通の手紙が置かれていた。

ファンレターかとレイチェルが封を開けると、それはまたしても怪文書だった。

サイがそれを見て、またか……と口走ると、またとは一体どういう事かとレイチェルが詰め寄る。

レイチェルの周りに起きている事を説明すると、レイチェルはいつか息子に危害があるんじゃないかと喚き始める。

やはり今夜は帰るべきだとフランクは伝え、ショーの中止を求める。

レイチェルを連れてナイトクラブの出口を目指すフランク。

ステージではビルがレイチェルが出演しない旨を話しているが、レイチェルは突如としてステージに上がった。

そして、レイチェルは何事もなかったかの様にパフォーマンスを始める。

フランクが辺りを警戒していると、突然ファンの男性がステージに飛び乗った。

フランクは男を止めようとするが、レイチェルがそれを制する。

やがて、大勢のファンがレイチェルを取り囲み始めてしまう。

フランクはファンをかき分けると、レイチェルを救出し、トニーが開けた出口から脱出をはかる。

レイチェルを無事に連れ帰ると、ナイトクラブに置き去りにしたトニーが戻ってきた。

怒りを露わにしたトニーはフランクに掴みかかるが、あっという間に倒されてしまう。

刃物を持って立ち向かうも、フランクには全く敵わなかった。

レイチェルのちょっとした『望み』

翌朝、フランクが改装工事の進み具合を見ていると、敷地内の茂みの中からレイチェルが出てきた。

昨日の事を踏まえ、少ししおらしくなったレイチェルは、男性とデートをする場合、それにフランクもついてくるのかと聞く。

フランクは何も言わなかったが、レイチェルは妥協策として、フランクとのデートを提案した。

2人は映画を見たり、フランクが良く行くという店で、色々な話をした。

依頼人との関係、フランクの過去の恋の話。

ダンスフロアで少し踊ったあと、フランクはレイチェルを自宅に招いた。

フランクの家には日本刀が飾ってあった。

レイチェルは刀を引き抜くと、先程見た日本映画の様に刀を振り回した。

そんなに振り回したら危ないと手を取ると、フランクはレイチェルにキスをした。

翌朝、レイチェルと同じベッドに寝ていたはずのフランクは既に身支度を整えていた。

どうしてそんなに急ぐのかとレイチェルが問うと、フランクは公私混同はしない主義だ。と部屋を出ていこうとする。

レイチェルはフランクの態度に怒り、引き止めるが、仕事に徹したいとフランクは部屋を出ていってしまった。

マイアミでのチャリティコンサート

数日後、レイチェルはマイアミのホテルで、チャリティコンサートを行った。

フランクは綿密に警備の確認をし、会場は大盛況。

会場を見回していると、そこへ思わぬ人物が現れた。

フランクがシークレット・サービスにいた頃の同僚、ポートマンだ。

ポートマンも現在はボディーガードをしている。

レイチェルは会場に登場すると、ひとしきり挨拶をし、フランクの元へ歩いてきた。

レイチェルはポートマンに目をつけると、そのまま控室にポートマンを連れ込んだ。

フランクは、しばらく控室の入り口を見つめていたが、やがてテラスに出ていった。

控室ではポートマンがレイチェルに迫るが、レイチェルはポートマンを受け入れられない。

やがて、怒りが頂点に達したレイチェルは、ポートマンを会場からつまみ出す様、トニーに命じた。

翌日、レイチェルに届いた手紙の鑑定を依頼していた元同僚の元へフランクが電話をかけると、もう少しで犯人に辿り着けると言う。

なるべく急ぐ様お願いするとフランクは電話を切った。

その後、レイチェルの部屋に戻ると、そこにはレイチェルがいなかった。

慌てふためくフランクだが、レイチェルはトニーを引き連れてショッピングに行っていたのだ。

勝手な事はするなとフランクは釘を差すが、レイチェルは全く聞く耳を持たない。

その日の夜、見知らぬ男から不審な電話がレイチェルにかかってきた。

ビルはその事をフランクに報告するが、フランクはもうあの女に振り回されるのはご免だと、このコンサートが終わったら辞める意思をビルに伝える。

フランクがテラスで頭を抱えていると、そこにはレイチェルがいた。

レイチェルは、これからはきちんと指示に従い、コンサートを中止にしてでも、フランクに自分と息子を守ってもらう道を選ぶと言った。

フランクは、レイチェルとニッキーとフレッチャーを連れて、自らの実家を訪ねた。

この件については、サイには話さず、トニーとビルには暇を出している。

フランクの父、ハーブは3人を快く迎えた。

誰もいない静かな森の中で、3人は穏やかな時間を過ごした。

夕食時にはフランクの昔話に華を咲かせる。

ハーブは、フランクが前に一度ここに戻ってきたことがあるとレイチェルに話した。

それはシークレット・サービスを辞めてすぐの事。

フランクがシークレット・サービスを辞めた理由は、レーガン大統領の事件が起きた時、彼が非番であったから。

非番にした理由は、フランクの母の葬式に参列する為だった。

ある日の朝、雪道についた足跡にフランクが気づく。

その足跡は森の外から、小型ボートの停泊所に続いている。

フランクはすぐにフレッチャーの居場所を確かめた。

すると、フレッチャーは小型ボートに乗り、今まさに岸を離れようとしていた。

フランクは岸を離れたボートに飛び込むと、そのままフレッチャーを抱きかかえ、湖に飛び込んだ。

レイチェルはフレッチャーを助け出すと、フレッチャーが溺れる所だったとフランクを非難した。

しかし、フランクはこうするしか手段がなかったと言う。

2人が口論をしていると、無人のボートが湖の中で突然停止した。

そして、あっという間に木っ端微塵に爆発してしまった。

手紙を送った『犯人』と一連の事件の『犯人』

爆発事件のあと、レイチェル達は急いで荷造りをした。

まさかこんな所まで、犯人が追ってくるとは思っていなかったフランクは、これがプロの犯行である事を確信した。

しかし、手紙の解析を依頼していた元同僚に電話をかけると、犯人はもう捕まえたと言う。

犯人はレイチェルの熱狂的なファンで、レイチェルにストーカー行為を働いていたのもその男だと言う。

つまり、今起きた爆発事件は全く別に犯人がいるという事になる。

夜明けを待って出発することを決めたフランクは、家の明かりを全て消すとじっと息をひそめていた。

そして、拳銃を手にすると、ある人の元へ向かった。

ニッキーは1人、部屋で酒をあおり泣いている。

フランクは部屋に入ると、ニッキーの手を止めた。

こんな事になるなんて思わなかった……とニッキーは涙を流す。

ボートの爆発事件は、レイチェルの才能に嫉妬したニッキーが”雇った男”が引き起こしたものだった。

街のバーで、適当な男に妹の殺害を依頼したニッキーだったが、依頼はあくまでもレイチェルの殺害で、フレッチャーにまで危害を加えるとは思ってもみなかったのだ。

フランクは問い詰めるが、依頼をした時ニッキーは酔っており、入ったバーも男の特徴も全く覚えていなかった。

ニッキーと話を続けていると、家の中で物音がした。

それに気づいたフランクは、物音を追いかけ、階段を駆け上がる。

しかし、そこには姿はなく、階下ではもうこんな事は止めてと部屋から顔を出したニッキーが、”物音の主”に射殺されていた。

フランクはハーブにレイチェルたちを見てもらう様頼むと、家を飛び出す。

犯人の姿は確認できるが、追いつかない。

銃撃戦に持ち込むも、男はそのまま車で逃げていってしまった。

もう一人の『犯人』

邸宅に戻ると、ニッキーの葬儀が執り行われた。

フランクは明かりもつけずに、邸宅に用意された部屋から窓の外を眺めている。

するとそこへ、眠れないとフレッチャーがやってきた。

様々な事を考えていると、怖くて眠れないのだと言う。

フランクが、不安な時は誰でもあると言うと、じゃあ、フランクは何が怖いの?とフレッチャーが聞いた。

フランクは、肝心な時に”その場所”にいられない事だと答え、フレッチャーに部屋に戻る様促した。

次の日の夜、フランクが敷地内のプールサイドに座り込んでいると、そこへレイチェルがやって来た。

時はまもなく、”アカデミー賞授賞式”。

レイチェルは主演女優賞にノミネートされている為、”犯人”はきっと授賞式に現れるはず。

だから、授賞式への出席を取りやめてほしいとフランクは言うが、レイチェルは貴方が私を守ってくれるなら大丈夫。

だから私は授賞式に出席する、と決意を固めていた。

授賞式当日、厳戒態勢でレイチェルたちは会場に入った。

そして、授賞式が始まると、フランクはトニーにレイチェルの警護を頼み、会場の見回りを始めた。

舞台袖まで行くと、そこにポートマンがいた。

誰の警護かとフランクが尋ねると、今舞台上でトークをしている男性の警護だと言う。

舞台上に歌手が登場し、男性が戻ってくると、ポートマンもその場を去った。

フランクが無線でトニーと話していると、会場のスタッフに音響に悪影響を及ぼすからやめてくれ、と無線機を取り上げられてしまう。

そろそろレイチェルの登壇の時間になり、フランクが戻ると、スタッフは警備は万全だから、ついて来ないで欲しいと苦言を呈す。

しかし、レイチェルはフランクを同行させた。

フランクは舞台袖からレイチェルを見守るが、どうもレイチェルの様子がおかしい。

やがて、レイチェルは舞台上から飛び出してしまう。

控室に戻ったレイチェルは、あんな事になったのはあなたのせいよ!とフランクを非難する。

サイもそれに加勢するが、トニーはフランクの思いを理解していた。

主演女優賞の発表が近づき、レイチェルは単独で控室を出ようとする。

それをトニーが止めると、レイチェルはフランクを呼びつけた。

部屋を出る直前、フランクは今回の”犯人”が、ポートマンである事をトニーに話した。

さきほど舞台でトークをしている男性を警護しているとポートマンは話したが、男性はそんな男は知らないと言っていたのだ。

主演女優賞の発表が始まると、フランクとトニーは両サイドに分かれ、発表を見守った。

いよいよ発表。

プレゼンターが読み上げた名前は、『レイチェル・マロン』。

すると、トニーのいる方で不審な動きをするカメラマンがいた。

ポートマンだと察したフランクは、トニーに伝えようとするが、無線は取り上げられてしまって持っていない。

ポートマンは、トニーを撃退すると、そのまま客席中央を陣取り、レイチェルの登壇を待った。

客席を通り、ステージに向かうレイチェル。

ポートマンのポインターがレイチェルを捉える。

そして、レイチェルが登壇したその時、銃弾が放たれた。

フランクは拳銃を手に飛び出すと、銃弾をその身体で防いだ。

拳銃を手にしているフランクにスタッフが飛びかかるが、レイチェルはこの人は私のボディーガードよ!!と必死でスタッフを説得した。

フランクは力を振り絞り、手にした拳銃でポートマンを狙撃すると、意識を失った。

授賞式からしばらくした頃、レイチェルはフレッチャーと共に、飛行場にいた。

当然ボディーガードもいるのだが、そこにフランクの姿はなかった。

窓から外を眺めていたフレッチャーは、飛行場に現れた見慣れた姿に、フランク!と飛行機を飛び出す。

飛行場に現れたフランクは、なんとか一命を取り留めていた。

また、トニーも左目を負傷したが相変わらず、レイチェルのボディーガードを勤めていた。

レイチェルは、フランクとハグを交わすと再度飛行機に乗り込む。

エンジンがかかる飛行機。……しかし、レイチェルはそれを止めた。

そして、飛行機を飛び出すとフランクの胸に飛び込み、キスをした。

これが、レイチェルとフランク、最後の時間。

そして、フランクは今日も”フリーのボディーガード”として、警護にあたるのだった。

映画「ボディガード」の感想と考察

敢えて”結ばれない”という関係性

ボディーガードとその依頼人のストーリーと聞いたら、色々あったけど最後は結ばれました!

となりそうなところを、本作は敢えて”結ばれない”という展開に仕上げています。

その為、ラブストーリー性よりも、”公私混同はしない”と、どこまでも仕事に実直なフランクの設定を忠実に守ったという感じが受け取れますし、最初は恋人になれない事に憤りを感じていたレイチェルが、フランクのポリシーを尊重したというある種”成長”の様なものも感じられました。

『女優』ホイットニー・ヒューストン

ホイットニー・ヒューストンが歌手である事は皆さん知っての通りですが、それを感じさせないほどの演技力にとにかく驚きました。

しかも本作が映画初出演だと言うのだから、大スターにはいくつもの魅力が備わっているんですね……。

彼女の歌手とは思えない抜群の演技力と、言わずと知れた歌唱力。

ボディーガードが名作と語り継がれる要因の1つになっているのではないでしょうか。

巧みなストーリー構成

ボディーガードと大スターの恋、というエンターテイメント性に溢れていながらも、事件の犯人が2転3転するなど、ストーリーにもしっかりとした厚みがあります。

大スターになった家族に対する嫉妬や、熱狂的なファンによる犯行などのサスペンスの王道路線を押さえつつも、それらを担うフランクやレイチェル、周りを固めるトニーやビルを魅力的に描くことにより、マンネリ化を防いでるのではないでしょうか。

特に、古くからレイチェルのボディーガードをしているトニーが、最初はボディーガードとは思えない体たらくなのに、フランクとの出会いで、ボディーガードとしての自覚に目覚め、最後にはフランクの才を認めて、協力するという展開は小さなスパイスになっています。

映画「ボディガード」の評価とまとめ

筆者はあまり洋画を見ないのですが、それでも名前を知っているほどの名作「ボディガード」。

今は亡きホイットニー・ヒューストンの歌手である事を忘れてしまうほど自然な演技と名俳優ケビン・コスナーのどこまでも仕事に実直な男の姿は必見です!!

2人が演じるロマンティック・サスペンスにさらに、ヒューストンが歌った主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が加われば、1回は見たいではなく、見なくてはいけない映画の一つだと思います。

映画は見たことないけれど、ミュージカル行ってみようかなという方も、是非1度”原作映画”を見てから、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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